第7話
第7話
昨日の委員会はプリント渡されて
後は備品が片付けてある場所
教えて貰って解散だったな。
今日から健康カードの回収かぁ。
換気と石鹸の補充忘れねぇようにしねぇと。
プリントは両方ラミネート(手張り)貼って
カバンに入れてきたし。
そんな事考えつつ下駄箱に靴入れて
教室へ入った。
乃木「あ、田中君。おはよう。」
五代「田中!グッドモーニング!」
「乃木、五代、おはよう〜。
昨日の委員会どうだったよ?
あ、健康カードくれ。」
乃木「……健康カードやね、はい。
委員会は……
聞かん方がええんじゃないかな。はは。」
「お、サンキュー。」
五代「おいの健康カードじゃ。
委員会は大久保にしてやられたんや!」
「預かるわ。おっと、急な関西弁。どーした?」
五代「どーしたもこーしたも!
おいが!会計やなくて庶務やったんやぞ!?」
「お、おぅ。言葉が乱れるくらい
ムカついたんだな。」
正確には喋り方が。
大阪で事業始めたから
訛りがつい出る時があるのか。
コイツ、キャラ盛りすぎじゃね?
薩摩弁に英語に関西弁まで話すとか
言葉だけでキャラが渋滞してるって!
キーンコーンカーンコーン
福沢「ホームルームを始める。
今日から通常の学園生活が始まる。
授業中に気を抜いたりしないように。以上だ。」
福沢先生が出て行くのを
確認してから俺は教壇へ立った。
「えー、保健委員からお知らせです。
健康カードを提出して下さい。
提出しなかったり忘れた場合は
保健室へ俺と共に行くのが
ルールだと高松凌雲先輩から言われてますので
ご協力の程お願いしまーす。」
一瞬シーンとなり次の瞬間だった。
ワッとクラス中が集まり我先にと
健康カードを置いていった。
これ、名簿見て揃えなきゃ分かんねーな。
名簿を福沢先生に貰いに行こ。
「乃木〜、職員室に名簿貰いに行くんだけどさ。
ついでに健康カード全員出てるか
保健室に向かいがてら確認するから
手伝ってくんね?」
乃木「ええよ〜。じゃないと時間足りんじゃろ?」
五代「おいも手伝う。」
「五代は庶務が嫌だとか言うから
こーゆうのも嫌なのかと。」
五代「そんたちごっ!これとは話が別じゃ。」
「そか。サンキューな。」
五代「気にすっな。」
職員室入るのって何でこんな緊張するんだろーな。
コンコン
「失礼しまーす。福沢先生いらっしゃいますか?」
福沢「どうした。」
「健康カード皆が一斉に持ってきたんで
ごちゃごちゃ何で名簿見て揃えようかと思いまして。」
福沢「……そうか。少し待っていろ。」
そう言って福沢先生は出席簿を持ち
コピー機へ向かった。
え!コピーしてくれんの!?
戻ってきた先生は名簿のコピーを
俺に渡して一言。
福沢「無くさないように。」
とだけ言って前を向いた。
「ありがとうございます。失礼します。」
と頭を下げてから職員室を出た。
乃木「あ、名簿貰えたんじゃね!
手分けして揃えよう。」
五代「おいに半分渡せ。」
2人が健康カードを持ち俺が
名前を読み上げてあったら貰っていく
という作業をしながら保健室へ向かった。
コンコン
「失礼します。健康カード持ってきました。」
高松「おや、少し遅かったですね?」
「クラスの皆が適当に置いていったんで
名簿を貰いに職員室へ寄ってから
揃えつつ来ましたので。
すみません。
今日は全員分揃ってます。」
高松凌雲はやっぱり厳しいな。
それを聞いた先輩達がバッと
俺の方を振り向いた。
高松「へぇ。今年の1年は分かってますね。
初日で揃っているとは。」
大村「忘れてくる奴が毎年1人はいる。
適当なまま持ってくる奴もいる。」
大村益次郎が話に入ってくる方が驚きだっての。
高松「まぁ、非効率ではありますが。
後ろの席の人に持ってきてもらうのが1番です。」
それは、そう。最初にそれ言えば
良かったんだよな。
まぁ聞いてくれるかは別の話。
松本「我の強い奴らの集まりだ。
田中のような奴の言う事を聞くかは分からんぞ?」
悲しい話、それも、そうなんだよなぁ!
てか、松本先生いたんだな。
高松「まぁ、そんな中でキチンと
並べて持ってくるだけ及第点といった所ですかね。」
ん〜一応褒められてる?
「あ、健康カードは放課後には配りますよね?
いつ頃取りに来れば良いですか?」
高松「……健康カードは緒方先生から
担任へ渡りますので取りに来なくても大丈夫ですよ。
すみません、説明不足でしたね。」
高松凌雲から謝られた!
なんかすげぇ体験してる気がする!
「そうですか、俺も昨日確認しとくの
忘れてたんですみません。」
高松「では、今回はお互い様ということに
しときましょう。」
「はい。それじゃ俺、教室戻ります。失礼します。」
そう言って保健室を後にしたはいいが。
1時間目まで時間がねぇ!
走ったら風紀委員に見つかったら切腹だ!
つまり、早歩き一択!
うぉぉ!間に合え!
ガラガラ
先生まだ来てねぇラッキー!
乃木「あ、田中君。お疲れ様。
間に合って良かったね。」
「乃木、五代、サンキューな。
先輩達に褒められたよ。」
五代/乃木「「え。」」
五代と乃木が固まってるが教科書の準備して
キーンコーンカーンコーン
ピッタリだったわ、あぶね!




