第19話
第19話
キーンコーンカーンコーン
吉沢「今日の授業はここまで。」
校長のせいで実質1限しかできなかった
3限・4限目の音楽は終わった。
そろそろ、くるぞ。
お昼休み恒例のあの魔の時間!
『チキバンバン!チキチキバンバン!』
なんっでだよ!
これイギリスとアメリカの
ミュージカル映画の曲だろ!?
子供向けファンタジーの!
『チキバンバン!チキチキバンバン!』
これ歌詞ほとんどチキチキバンバンなんだよなぁ。
取り敢えず、
「五代、乃木。先に石鹸な。高松先輩達が怖いし。」
五代「Off course!約束だしな。」
乃木「そうやね、手伝うよ。この曲いいね。
体が思わず動きそうになるっちゃね。」
「動いてる、動いてる。足がステップ踏んでる。
ていうか、上半身ブレねぇのがすげぇな。
ブレイクダンスとか向いてそうだな。」
音楽室から戻ってきてまず
オートディスペンサーの中身を確認して。
残り少ないヤツが2つあったから弁当を持って
俺達は保健室へ移動することにした。
ついでだから新撰組の連中にもチクチクできたら
良いなとか企んでねぇよ?
コンコン
五代/乃木/俺「失礼します。」
高松「田中君……と一応はじめましてですね?
2人とは。」
乃木「はい。はじめまして。」
五代「Nice to meet you. 」
高松「まだ知り合って3日目ですが珍しいですね?」
「あ〜。この後、生徒会室に行く予定ができまして。」
高松「生徒会室?何かあったんですか?」
「えっと。俺じゃなくて五代が。
没収されてる物を先生達に消費されちゃいまして。」
緒方「おや、それは大変でしたね。
福沢先生には相談しましたか?」
「……あ〜っと。福沢先生も共犯……でして。」
緒方「……はい?福沢先生が?」
「五代が没収されたのがイギリスから取り寄せた
高級なアールグレイティーだったそうで。
栗本鋤雲先生と小栗上野介先生と一緒に。
勝海舟校長も知ってたけど見逃したらしく。」
緒方「……ほぅ?そうでしたか。
五代君、紅茶を持ってきたのは悪いことですが
だからといって飲んでいい理由にはなりません。
桂君達に伝えておいてください。
……私も参戦します。と。」
おっとぉ?昨日も見たな?この緒方先生の深い笑み。
キレてる。福沢先生に対して物凄く。
五代「FriendsとAfternoon Teaを
してみたかったんです。」
緒方先生が五代の頭をヨシヨシしてるー!
良いなー!ってなんで思うのか。
圧倒的父性のせいか?
緒方「そうでしたか。友達と。
リベンジできるといいですね。」
五代「はい!後日、おいん家ですっ!」
いつの間にか五代の家でアフタヌーンティー
することになってる!
高松「それは、それとして。
田中君、書けましたか?」
「はい。書けました。」
高松「では、これ。石鹸2つです。」
「ありがとうございます。失礼します。」
そう言って俺達は保健室を後にした。




