番外編⑪〜最終日編〜
番外編⑪〜最終日編〜
ピピピっとなるアラーム。
高松「おはようございます!
さぁ、サウナへ行きますよ!」
そう叫ぶ高松先輩の声で目が覚めた。
眠い目をシパシパさせつつ
ん〜と伸びをして乃木を起こす。
「乃木、おはよう。サウナ行こうぜ?」
乃木「んん〜。ふぁぁぁ。おはよ。
サウナ?行く。」
まだ眠たげな目を擦りあくびしながら
寝ぼけた様子で返事をする乃木は新鮮だ。
そして、桂先輩は今日はシャキッと起きている。
昨日はマッタリスケジュールだったからだろう。
高杉先輩は松本先生に掛け布団を取られ
それでも起きずに投げられてた。
高杉先輩は朝が弱いんだな。
投げられたことはもう何も言わないぞ!!
そして大浴場へ向かい
今日も乃木と背中を流しあって
濡れタオルを頭に巻くのを手伝って貰い
給水器でしっかり水を飲んでから
サウナへ入った。
高松「今日はサウナは8分、水風呂2分、外気浴5分を
2セット行います。
田中君はもう上段に座ってて大丈夫そうですね。」
高松先輩が満足そうに頷きながら
俺を見て言った。
乃木「だいぶ、慣れてきたのかも。」
「そうだな。俺も上段に座ってても
熱くて息しづらかったのが、だいぶ良い。」
そんな風に乃木と話しながら座ってると
ピピピっとアラームが鳴りかけ湯をしに
サウナを出た。
かけ湯して体を軽く拭いて水風呂に入るのも
慣れてきたなぁ。
最初はめっちゃ震えてたのに
今は静かに入ってジッとしてたら水の冷たさが
気にならなくなるのを感じるのが気持ちいい。
高杉先輩が泳ごうとするのを
止める桂先輩はそれどころじゃ
無さそうだけどな〜。
外気浴の前に体を拭くのも慣れてきた。
ちょっとヒンヤリする椅子も今では
心地いいと感じる。
何より自然の風がめっちゃ気持ちいい。
体も自然と温まっていくし。
これが"ととのい"かぁ〜。
サウナーができるのも無理はないと感じるな。
少し微睡んでいたら
ピピピっとアラームが鳴る。
そしてまたサウナへと戻る。
最後は露天風呂で少し体を
温めるのがまた気持ちいいんだよな〜。
部屋で少し休憩したら
朝ご飯だ。
今日もご飯と味噌汁は絶対食べよ。
朝ご飯を食べに部屋を出て
朝食の食堂へ向かう。
かまどで炊いてるご飯と
彦島みそ?が使われてる味噌汁は
めっちゃ美味しい。
卵焼きも美味しいんだよなぁ。
そうめんも地元の菊川そうめんっていうのらしい。
気になってんだよな。
色々悩みつつ温玉と納豆で丼にして
サラダと味噌汁と玉子焼きを取って
後でそうめん食べよと思いつつ
席へと戻ると高杉先輩が山盛りにして
桂先輩と高松先輩に怒られてた。
乃木はご飯と納豆と温玉だけのシンプルな物だ。
「乃木、俺と似てんな?」
乃木「あはは。田中の方が食べちょるじゃんか。」
「むしろ乃木それでお昼まで持つのか?」
乃木「うん、大丈夫。」
高松「おや、田中君は相変わらず朝から食べますね。
ですがバランスは良さそうで何よりです。」
松本「む、田中!肉が足りん!」
「はは。後でハムでも食べます。」
松本「そうしろ。肉は体を作る
大事なのものだからな!」
結局おかわりは菊川そうめん
(つゆは瓦そばのらしい)の上に
長州鶏を使ったそぼろをのせて
デザートはやまぐち県酪のヨーグルトを
食べて部屋へ戻り荷物をまとめた。
高松「では、部屋に忘れ物がないか
チェックしてきますので待っていて下さい。
桂先輩、行きますよ。」
桂「あぁ。高杉、大人しくしちょけよ。」
高杉「なんで、俺だけに言うんか
分からんのじゃけど?」
桂「お前だけじゃろーが。
暴れまくっちょったんわ。」
そう呆れつつ部屋へ最終チェックへ向かう
桂先輩と無視して既に部屋チェックをしてる
高松先輩。
そして、桂先輩は直ぐに戻ってきた。
顔が般若になってる!!こっわ!!
俺と乃木がひぇッ!ってなってると
高杉先輩の元へいき何かを顔面に突きつけた。
桂「おーまーえーは!パンツ忘れるとか小学生か!
しかもなんじゃ、このド派手なパンツ!」
パンツ!?いや、忘れ物としては
多いイメージあるけど!!
てか、なにあれ!?紫色のゴムに赤いパンツ!?
確かに派手!!ていうか、あんなの何処で
見つけてくんだよ。
高杉「かっこええじゃろ!!
見て一目惚れしたから買った!」
高松先輩が何かを手にして戻ってきた。
高松「後はこれだけでした。残りは何もありません。
それで……この吉田松陰チップスは誰のです?」
高杉「あ、それ!俺の!先生にあげようと
思って買っちょったやつ!
入れ忘れちょったか!すまん!」
高松先輩が高杉先輩へ手渡し
高松「言いたいことはありますが
電車の時間がありますし
先に出ましょう。」
そう言って俺達は川棚グランドホテルお多福を
後にした。




