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番外編⑧〜強制お弁当&東行庵〜

番外編⑧〜強制お弁当&東行庵〜


朝のビュッフェを堪能した俺達は

東行庵を目指すべく最低限の荷物を

持ってお多福を後にした。

高松「お昼ご飯はあの辺はトンカツ屋しかないので

買っていきたいと思います。

ゆめマートが朝8時から

開いてますので寄りましょう。」

そう言われファミマを通り過ぎて信号を渡り

ゆめマートへ着くとお弁当コーナー

ではなくキッチンかわたなという

フードコートの小さいバージョンみたいな

所で食べられたりテイクアウトできたりする

らしい。昨日は入ってすぐのヴァイセンという

パン屋に寄って帰ったからなぁ。

高杉「たこ焼きとかお好み焼きとかある!

俺こっちがええ!」

高松「はぁ。相変わらず消化に

時間かかるもの選びますね、高杉先輩は。」

俺は和風ちゃんぽん美味そうとか思いつつ

ふと目に入った弁当を持って高松先輩の所へ

行った。

3種のもちもちのおこわに、ど真ん中に鎮座する大きな鮭。エビフライに煮豆、レンコンの煮物……

お、よく見たら焼き鮭の影に

ゆで卵まで隠れてるじゃねぇか!

さらに上の黄色いカップのそばにエビと

練り物まで入ってる!

「あの、高松先輩この"おこわ弁当"どうですか?」

高松先輩が俺が持っていた弁当を受け取り

ジッと見つめたかと思うと

高松「田中君、よく見つけましたね。

全員これに決定です。

……素晴らしい。鮭、エビ、卵、豆、練り物。

サウナ前の栄養学・消化効率において

完璧な100点満点の布陣です。

よし、効率を重視し

全員お昼はこれ(おこわ弁当×6)で決定です!」

高松先輩はカゴに人数分のお弁当を入れて

入っていた物は全て返却して

颯爽とレジへ行ってしまった。

高杉「はぁ!?俺のお好み焼きとたこ焼き!!」

桂「高杉、諦めろ。高松がああなったら

誰にも止められんっちゃ。」

……なんか、すんませんでした。

と思って縮こまってたら乃木が来て

乃木「凄い!高松先輩に認められる

お弁当よく見つけたね!!」

「いや、和風のお弁当だし品数も多くて良いかな

って思っただけなんだよ。」

高松先輩が会計を終わらせたので

川棚温泉駅まで歩くことに。

9時57分の電車に乗り幡生で乗り換えて

小月駅へと向かった。

小月駅に着いてバス乗り場へ移動し

11時03分発のバスに乗り

東行庵へ着いた。

高松先輩が腕時計を見て

高松「これからご飯食べれば

良い時間になりそうですね。

あちらのベンチで食べましょう。」

そう言って東行庵の梅の所にあるベンチに座り

お弁当を食べることに。

高松「食べ終わったら腹ごなしに

東行庵を巡ることにしましょう。」

そうして自然の風を感じつつ

お弁当を食べ終わった。

高松先輩がゴミを集め持ってくれる事になり

東行庵を巡ることにした。

入口に案内図の看板があって高杉先輩が

高杉「おうのも、ここに眠っちょるんか。」

と指でそっとなぞってるのを見た桂先輩が

桂「寄っていくか?」

と聞くと静かに頷いたので皆でおうのさんの

お墓参りへ。

階段をのぼり先ずは手前にある

おうのさんのお墓へ。

高杉「俺のじらを最後まで

聞いてくれてありがとな。」

桂「本当に迷惑かけてばっかじゃったな。」

高杉「桂、うるせぇっちゃ。」

てか、これ隣の女学院にいるはずの

雅子さんにバレたら修羅場なのでは。

……冷や汗でてきた。

高杉「お、俺の墓はこれか!!」

と後ろの墓を見た高杉先輩が楽しそうに

寄っていった。

桂先輩がお墓の前で手を合わせ

桂「バカは死んでも治っちょらんかったわ。」

と大真面目に言うので笑いそうになるのを

必死にこらえる羽目になったんだけど!?

高杉先輩はその一言にキレて

桂先輩を追いかけ回している。

乃木「もうちょっと、しんみりするかと

思っちょったけど高杉先輩やもんね。

ありえんかった。」

乃木がボソッと言うので俺も頷いておいた。

高杉「桂ぁー!どう意味じゃ!

俺はバカじゃないっちゃ!」

桂「事実を言うただけじゃろが!

境内走り回っちょる所が既に

バカっぽいじゃろーが!」

ドタバタと走り回りつつ奥の方へ行くと

高杉「お!あれ俺じゃない!?」

全身像の前へ行き同じポーズをする高杉先輩。

そーゆう所がバカっぽいと思います。

桂先輩も呆れつつ

桂「はぁ。高杉、そうゆう所がバカっぽいそ。」

高杉「なに!?」

わぁ。流石、桂先輩。ストレートにぶつけた。

高松先輩が時計を見て

高松「そろそろ移動しましょう。

サウナの予約時間に遅れてしまいますので。」

「はい!」っと俺と乃木は返事をして

高松先輩達と共に歩き出した。

高杉先輩と桂先輩は晋作の湯へ行く前に

通り道の奇兵隊の墓にダッシュで寄り

何か言葉を投げかけて合流した。

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