表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
3/6

テンプレート

 その後、教官にもらったスキルと杖を馴染ませるために訓練場に戻った。とはいえ、魔法とかの訓練は別のところにある訓練場を使うので彼女はいないのだが。


 ちなみに鍛え上げた俺のステータスはこんな感じ。


ステータス


name ヒイラギ シュウヤ


job 魔法使い


level 3


hp 15/18


mp 26/26


atk 8


def 7


Matk 19


Mdef 14


スキル 体術lv.1 杖術lv.1 雷魔法lv.1


だいぶ強くなったんじゃないかこれは。どこぞのワニくらいなら覇気で1発だろう。

 教官からもゴブリンくらいなら倒せるとお墨付きをもらった訳だし、試運転したらさっさと街の外に向かいたいところだ。


 とりあえず的用のカカシに向かって、雷魔法を撃ってみるか。…どうすればいいんだろう。うーんうーんと悩んでいると、また文字が出てきた。結構久しぶりだ。


"魔法は魔法の名前を唱えれば発動できます。雷魔法lv.1で使用可能な魔法はボルトのみです"


なるほど。


「ボルト!!」


 そう唱えると同時に、目の前で電気がパチリと弾け、そのままカカシに向かっていった。

 速度はなかなかだし、このカカシは壊れないから威力があんまわからんが、弱くはなさそうだ。

 MPが2減っているが、燃費はどうなんだろうか。とりあえず実際に行ってみるか。MPも勿体無いからな。

 と、街の外に出るその前に、受付に行くか。


 受付に向かうと、一番最初に来た時の受付さんが立っていた。彼女も俺のことを覚えていたようで、話が早くて良かった。


「それで、今日は満を持して登録でしょうか」


「ええ、もうそろそろさすがに動き出さなきゃまずいんで」


「そうですよね。異世界人の方は私の知る限りだと200人くらい登録されてますよ」


 200人と言うのはほとんどうちの高校の一年生の人数と同じだ。高校ごとに場所が決められるみたいな話もあるし、うちの学校はみんなこの辺がスポーン位置なのかもな。

 学校でも周りが組んで冒険してるような話聞くしな。


「ちなみにどれくらい進んでるかとかわかりますか?」


「そうですねえ。あんまり詳しいこと言うと怒られちゃうんで個人を特定できない程度に抑えさせて貰いますけど、一番早い人がレベル7とかですね。あと、もう既に40人の方が亡くなられたようです」


 この世界で死んだからと言って、俺たちは死ぬ訳ではない。彼女達もそれをわかっているようでなんてことなさそうに話している。初心者が多く死ぬのは恒例行事なのかもしれないな。


「なるほど、ありがとうございます。でも、なんで異世界人は講習に来ないんですかね」


「それは多分、元から前衛職の人は訓練で鍛えても効果が薄いからですね。やっぱり強くなるならモンスターと戦うのが一番早いですから。後衛職の方も、国から出る支度金でスキルオーブを買えば魔法は使えますからね。私たち現地人は当然みっちり修行して挑むんですけど、異世界人の方は特別ですから」


 なるほどな。まあスキルもレベルもモンスターと戦った方が伸びやすいから当然だよな。スクールカーストもレベルで決まるみたいなとこあるみたいだし。

 俺?俺はもはやピラミッドの横にいるスフィンクスみたいなエクストラゾーンにいる。会話にも入れないからな、アハハ…。


「そういえば支度金って貰えるんですか?」


「はい、冒険者になる異世界人の方に向けて、国から銀貨一枚が支給されますよ」


 ちなみに、この世界の硬貨は高い順に、金貨、銀貨、銅貨、鉄貨、石貨でそれぞれ下のランクのもの10枚で上一枚と等しくなる。銅貨10枚で銀貨だな。

 銀貨一枚で1ヶ月は暮らせるので正直破格である。異世界人様々だな。


「なります!」


「それではこの紙に名前と職業とレベルを書いてください。名前以外は空欄でもいいですよ」


 ほーん。まあ隠すことでもないので正直に全部記入する。


「このアピールポイントって言うのは?」


「その欄は、誰かと組む時ようですね。普通の人はスキルだったり、技能だったりを書いておきます。それでスカウトがくるかもしれませんから」


 ほーん。なるほど。真面目で熱意があるとか書いとくか。


「出来ました」


「ありがとうございます。…はい、ではこれでヒイラギさんは今から冒険者です、おめでとうございます」


 喜ぶべきなのか?これは。一応喜んどくか。いえー。


「それではこちらが冒険者カードです。なくしたら再発行に銅貨一枚が必要となり、発行したギルドに行く必要が出るので無くさないでくださいね」


 と、青緑色のカードを渡された。身分証にもなるらしいので、結構大事そうだ。


「ヒイラギさんは一番下のランクからスタートなので、青緑色になっています。ランクが上がるごとに色が変わっていくので、頑張ってランクを上げてくださいね?」


 そんなねるねるねるねみたいな。


「了解です」


「ランクは依頼達成やギルドへの貢献で上がります。早速依頼を受けて行かれますか?」


「どんなのがあるんですか?」


「今受けられるものはゴブリン討伐と、薬草採取なんですが、取ってきたものを持ってきていただければ依頼達成扱いできるので、受けてから行かれる必要はありませんね。気の向くままにやっていただければ」


 依頼バイキング方式かよ。


「わかりました」


「ゴブリンの討伐証明部位は左耳です。倒された際には取り忘れないようにして下さい。あと、こちら支度金の銅貨一枚になります」


「ありがとうございます」


「それでは、お気をつけていってらっしゃいませ」


 受付の彼女に送り出されてギルドを出た。そういや名前も知らないな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ