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Q7 魔王と勇者の婚約?

これからは大体一話1000字か2000字程度をめどにしていきます。

 




 王女の爆弾発言により場は騒然となり、王女は国王に連れられて奥に引っ込んでしまった。


 そんなこんなで魔力測定後の晩餐会はお開きになった。





 帰りの馬車の中で俺は両親から質問攻めにあっていた。


「お前いつの間に王女とそんな関係になったんだ!?」


「いや僕も正直何が何だか分かりませんよ……」


「ライアスどうするの?王女様からの直々の婚約の打診なんて、受けないと王家に対する不敬になるわよ?」


「えぇ……」


「いや、受ける受けない以前に、王族との婚約だ。その是非はすべて王家にゆだねられている。結果が決まったら必ずその結果に従わなければならない」


「そうですか……」


「しかし、だ。王女との婚約というのは我が家にとって、間違いなく最高の利となる。私としてはこの婚約はうれしい」


「だが、もしライアスがどうしても嫌だというのならば、私は出来る限りの努力をしよう」


「どうする、ライアス」



 …………家のことを無視してでも、俺のことを考えてくれているのか。この人たちは。


 なら、俺も少しでも恩返しをしなければならない。



「僕は…………嫌ではありません」


「……それがお前の答えなんだな。ライアス」


「はい」


「分かった、国王にはそう伝えておこう」




 それに、あの勇者にどんな目的があるのかも聞かなければならないからな。















 その数日後、俺と王女ルインとの婚約が正式に決定した。







 俺と父上は婚約のあいさつのために、馬車で再び王城へと向かっていた。



「馬鹿に早いですね、父上」


「あぁ、どうやら王女が王家や大臣たちを説得したらしいんだ」


「それにアダマスク家は家柄も良いし実績もあるということで、もともと王女の婚約者候補に挙げられていたんだ。そのせいもあって通常ならもう少し時間をかけて決めるところをたった数日で決定したらしい」



 なんて迷惑な話だ。 しかも王女自身が説得していたなんて、ますます怪しくなってきた。何か裏があるかもしれない。


 気を引き締めていかねば。




 ――そして、俺と父上を乗せた馬車が王城に到着した。











 俺と父上は、使用人に国王がいる部屋まで案内された。そこには国王だけでなく、王妃や皇太子、そして二人の王女……パンゲア王国の王族全員が勢ぞろいしていた。



「下がってよい」


 国王はそう言って使用人たちを下がらせ、俺たちを向かい合うように座らせた。


「さて……早速だが本題に入らせてもらおう」


「ライアス・レオ・アダマスク。お前は正式に私の娘、パンゲア王国第二王女ルイン・ノア・パンゲアとの婚約者となった。……何か異論はあるか?」


「いえ、ありません。光栄に思います」


「ふむ……父親に言わされているようではないようだな。「おい、ロナウド」……冗談だ、そう怒るな。しかし、なかなか賢そうな子だなリオスから生まれたとは思えん。「おちょくってるのか!?」……はっはっは」



 ―――――ずいぶんと仲良さげだな……。



「もう! 二人ともいい加減にしなさい! はぁ、全くこの人たちはほんっと昔から変わらないんだから。…………ごめんなさいね、せっかくの場なのに騒がしくなっちゃって」


「かまいませんよ王妃様。父上も楽しそうですし」


「本当に賢い子ね、あの二人にも見習ってほしいわ。……もう知っているかもしれないけど、まずは自己紹介ね」



「私は、パンゲア王国の国王の妃 ミザリー・ノア・パンゲア よ。よろしくね、ライアス君。そしてこの子たちが――」



「初めまして、わたしはパンゲア王国第一王女の メアリ・ノア・パンゲア よ。妹のことをよろしくね」



「………………パンゲア王国皇太子 アレックス・ノア・パンゲア だ」




「初めまして、私はアダマスク伯爵家の息子のライアス・レオ・アダマスクです。……この度はそこにおられるルイン王女の婚約者となりました」



 ギロッ……



 俺がそう挨拶すると、さっきから機嫌の悪そうだった皇太子のアレックスがこちらをすごい目でにらんできた。


 なんでガンつけられてるんだ…………俺なにか変なこと言ったか?



「ふふふ、お久しぶりですね、ライアス様。ずっと会いたかったのですよ?」


「…………ええ、私もですよ。ルイン王女」



 ギリギリギリッ…………



「王女だなんて、私たちはもう婚約者なのですから、気軽にルインとお呼びになってください」


「……分かりました」



 ブチッ


 ――――なんか切れた音がしたな……。



「もう我慢できないっ!!俺は婚約なんてみとめないぞ!!!」



 皇太子は急に立ち上がり、そう叫んだ。










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