↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/140

体力勝負

大変

フィギュアスケートを習うことになった舞莉子まりこ松阪市まつさかしに新しいスケートリンク場が出来るまでは名古屋市なごやしを往復する日々だった。


琢郎たくろうさんが華織かおりさんを紹介をしてくれてさらに連絡先まで教えてくれた。基本的には土日だが、多忙の華織かおりさんの予定をもとに練習が作成される事になる。


まるでアルバイトのシフト表みたいな形で華織かおりさんの予定と練習に来て欲しい日が書かれたPDFデータが送られてきた。思わずママは練習日以外は何をしたらいいのかと尋ねた。


柔軟とストレッチは欠かさずに行うように言われ、舞莉子まりこに伝えていた。


学校が終わった日は宿題を終わらせてレゴランドで買ったレゴブロックで遊びつつも時間を決めて途中でも崩れないようにしておいて置く。そして縄跳びを晩御飯が出来るまで行う。晩御飯を食べ終わったらお風呂に入ってからストレッチをしてから部屋で眠る。これが舞莉子まりこのルーティーンとなっていた。


練習日はパパとママ、そして舞莉子まりこ家族総出で家にある松阪市まつさかしから名古屋市なごやしに向かう。


行くと毎回の様に練習着とシューズを借りて華織かおりさんに練習を見てもらっていた。褒め上手だなと思いつつパパとママは舞莉子まりこを見守っていた。


練習が終わった後に華織かおりさんから自分用の練習着とスケート靴を買った方がいいですよ。レンタルするのにも毎回払わなきゃいけないし、舞莉子まりこちゃんが来る時に毎回あるとは限らないので。消耗品でお金がかかるのは承知の上ですが……。お願いしますと頭を下げられた。


さすがにそうだよなと今の舞莉子まりこの寸法を測ってスケート靴のサイズを合わせて注文をしてもらって、自宅に郵送してもらう事になった。お金は振込で、消耗品だからまた必要な時はここから注文すればいいとURLを添付して送ってくれた華織かおりさん。何から何までという気持ちだった。


いつになったら地元の松阪市まつさかしになったらスケートリンク場が出来るのかとパパは憤りを感じていたが言うばかりであの時の場所に行くことは特になかった。


忙しい合間を縫って華織かおりさんは定期的に名古屋市なごやしに来て舞莉子まりこ1人の為に来てくれる。疲れた顔を1つせず教えている姿も楽しそうで嬉しい気持ちになるパパとママ。


それからスケートリンク場が出来るまでの期間、松阪市まつさかし名古屋市なごやしの往復で舞莉子まりこ本人だけでなく、見守っているパパとママも疲弊していた。


そういえば華織かおりさんはいつもどこから来ているのか。そういったことを聞いたことはなく、聞いていいものだろうかとすら感じている。


たとえ小学生の舞莉子まりこが習い事として始めるとは言ったものの、態々《わざわざ》時間を割いて来てくれてるから続けなくてはダメ。そんな親バカで今で言う親ガチャに外れたと言われかねないことは消して口にすることはなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。