この病院は
我流
救急車で運ばれた病院は何度も入院をしている馴染みの病院。お医者さんや看護師さん顔馴染みになってしまって今度はフィギュアスケートの練習で怪我をしたのか?それとも体育の授業?それとも別で怪我をしたのか聞かれる。
素直に答える舞莉子。自転車に乗っていたら田んぼの泥濘にいて通りすがりの人に救急車を呼んでもらったと伝えた。
電話を聞きつけて急いでやって来たパパとママ。舞莉子を抱きしめて診断結果を聞くと古傷の捻挫でそのまま入院が決まった。幸い手は怪我しておらず、パパとママに夏休みの宿題とタブレットにシャーペン、シャーペンの芯を複数持ってきてとお願いをした。
パパとママが出て入れ替わる様に警察の人が舞莉子の本を訪れて当時の様子を聞かれた。家に出た時間、家から文房具屋迄の基本的にかかる時間といつものよりゆっくり自転車で行っていたから時間が分かる物を持っていなかったからこのくらいの時間に田んぼの近くを通っていたら泥濘に浸かっていたと事情聴取を受けた。
まだ事情聴取が続くのかと思っていたら婦警さんと大型トラックを運転していた人が病室にやって来て細心の注意を祓いながら運転をしていたものの、自転車の後輪とトラックの前輪が当たってしまった。降りて探したが誰もいなかったと証言をしていた。
舞莉子としてはそんな深い泥濘ではなかった気がした。でも舞莉子自身もトラックに当たった瞬間も走り去る様子も見ておらず話が平行線のままになる。
実況見分をしようにも舞莉子はベッドの上にいて動けず、加害者側の言い分を確かめるために戻って、被害者側の言い分を確かめるのは舞莉子が退院してからそれぞれ行う。
事情聴取が終わったのと同時にパパとママが再び病室に戻ってきて紙袋に入った大量の宿題をする。あの時自分で行かずにママが買い物行く序にシャーペンの芯を買ってきてもらえばよかったと嘆いても仕方ない。する事がないからとりあえず、たまりにたまった夏休みの宿題に手を付ける。
テキストやワークに関しては直接書き込めばいいから無心になって只管書き込む。勉強が得意でもなければ苦手ではなかったから問題をすらすら解くことが出来たのが救い。
さて、問題なのは自由研究と生活作文。これが中々夏休みの宿題において時間がかかる厄介な物になる。他の子達がどうやってやるかは聞いた事がないから知らないがいきなりルーズリーフや原稿用紙に書き込まないのが舞莉子のスタイル。
なぜかって?答えは簡単。ルーズリーフも原稿用紙も紙類になる。書いては消してを繰り返していると字が滲むし、最悪の場合紙が破れてしまう。序盤ならまだしも終盤でそうなると悲惨でまたうろ覚えの状態で書くのはかなり難しい。
そのため、小学生時代から自由研究と生活作文ではまずパソコンやタブレットで仕上げてから紙に書く様にしている。パソコンやタブレットならばどれだけ間違えても字が滲む事もなれけば紙が破れる心配もない。書き終わったらそれを写すだけ。
ルーズリーフや原稿用紙ではなくて、パソコンやタブレットで自由研究と生活作文を提出出来れば1番楽なのになと感じていた舞莉子であった。




