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地元松阪で全日本ノービス選手権が行われて1人の観客としてコトリンと結華ちゃんの演技を見て、改めて自分にはプレッシャーを感じた舞莉子。何か打開策が無いものかと考えていた。
そういえば、コトリンが転校してくる前に「氷上のマドンナ薩摩川内支店」に居たって言っていたし、電車でコトリンと「氷上のマドンナ豊明桶狭間支店」に行ったし、全体で今、何拠点あるのか気になっていた舞莉子。
そう考えていた翌日、いつもの様に「氷上のマドンナ松阪支店」に向かう舞莉子だった。そこでコーチやインストラクターさんに聞いてみた。
「すみません、舞莉子ですがプレッシャーに弱くてどうしたらプレッシャーに強くなるのかなと思って、非公式の大会に出場したり全国にある氷上のマドンナの支店を集めて合宿や身内だけの大会とか出来たりしないですか?」
突然の舞莉子からの提案に驚きと面白そうと言ってくれたものの私たちだけで決められないから、副社長や社長には上げておくねと伝えられて着替えて練習が始まる。
練習が終わって、コーチとインストラクターさん達が練習の途中からやって来たカオリンに耳打ちをして、メールしてくれればと言っているのが聞こえたものの送りましたと和気藹々《わきあいあい》と和やかな雰囲気で話していた。
しばらくして、提案した舞莉子が呼ばれた。怒られるのかなとビクビクする。
「舞莉子ちゃん、プレッシャーに打ち勝つために非公式の大会や全国にある支店を集めて合宿や身内だけの大会をやりたいって話を聞いたよ。舞莉子ちゃんと同じ様に悩みを抱えている子もいれば、違う悩みを抱えている子もいるからいいキッカケになるね。年下の子は上の子の演技を見て、参考になる事もあるし上の子は下の子の演技を見て当時の自分と重ね合わせたりするかも。日程は調整するね」
まさか舞莉子のひと言で日程までしてくれるとカオリンからの返事。同じ様に前日練習や公開練習では上手く演技出来るけど、いざ滑走するとなると観客の声援に押し潰されて自分の演技が出来ないっていう子もいるかも知れない。言われてみれそういう子もいてもおかしくない。
数日後、カオリンから呼ばれた舞莉子。
「現在、氷上のマドンナの支店は50拠点を超えているからじゃあ週末に来てくださいって言うのは中々難しいから夏休みに集まってもらう予定だよ。普段合わない子達と交流してお互いに学び合う事もあると思うからみんなで旅館とか泊まって親睦を深めよう。そのキッカケをありがとう。舞莉子ちゃん」
舞莉子に取っても他の支店の子と会うってなったら全国大会で顔を合わせるくらい。それも共にライバルで終わってから少し喋るくらいと思うと寂しいと感じていて、提案をしてよかったと感じていた。




