↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
69/140

自分も周りも

どうなるのか

全日本ノービス選手権予選を最下位で終わった舞莉子まりこ。全員が「氷上のマドンナ松阪まつさか支店」から出場した選手が居なくなってもまだ舞莉子まりこは残っていた。


コトリンや伊吹君いぶきくん結華ゆいかちゃんが声をかけてくれたが返事はなかったのでそのままにして帰ったとの事。


舞莉子まりこが氷を見つめてたたずんでいると誰かの手が肩に置かれたのが気がついた。話がある。そう声をかけたのはカオリンだった。


伊吹いぶき結華ゆいかから話は聞いたよ。地元松阪まつさか、それもこのスケートリンクで全日本ノービス選手権予選が行われているって聞いて誰よりも気合いが入っていたって。故郷に錦を飾ると高らかに語っていて実際は最下位。別に冷やかしに来たわけではないよ。舞莉子まりこちゃんは予選最下位というどん底を味わったけど、この悔しさを糧にするのか?それともまだ小学生。何にでもなれる可能性はあるからフィギュアスケートを諦めて別の道に進むのか。1回考えてみてもいいかもね。また戻ってくるならいつでもウェルカムだし、サポートするよ」


そのカオリンの言葉が身に染みた。公開練習でも調子がよかったのにどうして本番になったらいつものパフォーマンスを発揮出来ずにいたのか。フィギュアスケートを続けるのならばそこが分からないとまた同じ様になると考えた。


カオリンから遅いから送って行くよ。もう閉めるからと伝えられてやっとスケートリンク場から出て共に出たカオリンの車に乗り込んだ。


その時カオリンが舞莉子まりこに話しかけた。

「さっきはちょっと厳しく言い過ぎちゃってゴメンね。フィギュアスケートに携わっていて舞莉子まりこちゃんは伊吹いぶき結華ゆいか琴凛ことりちゃんとも実力は遜色ないよ。立場的に贔屓ひいきするのはよくないけれど4人の現段階の実力は舞莉子まりこちゃんが1番」


その言葉を聞いて涙を流す舞莉子まりこ。着いたよと車を停め、手を振るカオリン。その姿を見てこれからどうするか考えようと家に入る。


自分の部屋に行って考えていた。

「私、松阪まつさか舞莉子まりこからフィギュアスケートを取ったら何が残るだろうか?勉強も運動も郡を抜いている訳でもない。カオリンからはまだ小学生だから何にでもなれる可能性はあるとは言ってくれたもののじゃあこれといって何かになりたいというものはまだない」


パジャマに着替えてリビングに行く舞莉子まりこ。自分が悪いとはいえど、イライラしていた。いつもはご飯は人並みに食べるくらいだけどこの日はご飯をおかわりをしてパパとママのおかずをちょうだいとお強請ねだりしてもらった。


再び部屋に戻って何が原因だったのか考える。前日練習も公開練習も調子がよかった。なのに本番は急に足が自分が考えている様に動かなくなった。


明らかに違っていたのは本番で滑走する時には大きな声援が舞莉子まりこと聞こえた。もしかして舞莉子まりこってプレッシャーに弱いのかな?他に思い当たる節が見当たらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。