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氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


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お出かけ

楽しみ

学校の行事は午前中で、実際に伊吹君いぶきくん結華ゆいかちゃんが全日本ノービス選手権の試合は午後からになる。


どの競技でもそうだが、練習をせずに試合を挑む事はない。フィギュアスケートも公開練習を行ってから試合が行われる。


伊吹君いぶきくん結華ゆいかちゃんの姿を見つける舞莉子まりこ。手を振って見送ると学校に向かう。その途中でコトリンを見つけてこの後どういう演技をするのか楽しみだねと話をする。


行事が終わり、何だかどうしても参加しなきゃいけないのかと思うくらいの行事で舞莉子まりことコトリン、それぞれ家に帰って財布を取ってきてそのまま会場に向かう。


するとコトリンが呟く。

「今から伊吹君いぶきくん結華ゆいかちゃんの応援で豊明桶狭間とよあけおけはざま支店まで時間がかかるね。、コトリンとマリリン2人とも出ないからなんか電車に乗っているだけでも旅行気分になっちゃうね」


その話を聞いた舞莉子まりこ。言われてみれば他の支店に行く時は基本的に自分が試合に出るから行くという感じで、試合に出なくて応援だけのために行くのは初めでで緊張感がないからなのか、コトリンの言う通り旅行気分になってしまう。


松阪駅まつさかえきから名古屋駅なごやえきに着いて、現地で軽食を食べるためにサンドウィッチを買って別の電車で電車を待つ。


電車に乗って数10分、「氷上のマドンナ豊明桶狭間とよあけおけはざま支店」の最寄駅に着いた。隣には車両工場もあって大きな駅だなと感じていた舞莉子まりことコトリン。改札を出るまでに駅員さんがいなかった。


駅から出てスグの所に「氷上のマドンナ豊明桶狭間とよあけおけはざま支店」があると聞いていた舞莉子まりことコトリン。歩いても歩いても辿り着く気配を感じない。タブレットの地図アプリで検索しているのにも関わらず。


近くのコンビニで店員さんに聞くと逆方向だと伝えられて全日本ノービス選手権の開始時間も迫っていて小走りで会場に向かう舞莉子まりことコトリン。方向音痴じゃなかったらと嘆く。


やっとの思いで「氷上のマドンナ豊明桶狭間とよあけおけはざま支店」に着いた舞莉子まりことコトリン。お茶を飲んでサンドウィッチを食べていると舞莉子まりこちゃん、琴凛ことりちゃん、2人とも元気そうでよかった。


そう声をする方を見るとそのには「氷上のマドンナ本店の代表取締役社長の氷室ひむろ華織かおりさんと代表取締役副社長の小山内おさない香凛かおりさんがいた」


呑気にお茶とサンドウィッチを頬張っていた舞莉子まりことコトリンが気づいたら席を立って背筋が伸びていた。持っていたお茶とサンドウィッチは手から離れて床に落ちてしまった。


思わずあっ、サンドウィッチまだ1口しか食べていないのにと悲しそうな表情をするコトリン。終わったら伊吹いぶき結華ゆいかも含めて全員で何か食べに行こうと誘ってくれたカオリン。


伊吹君いぶきくん結華ゆいかちゃん揃ってアベック優勝を果たして近くにあるファミレスに連れて行ってもらった舞莉子まりことコトリン。演技に着いて話し合っていた。


2人の姿を見て、来年こそこの舞台に戻って来ると全員の前で誓った舞莉子まりことコトリンであった。

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