何をするか
ありがたい
日曜日、パパとママが舞莉子の病室にやって来てタブレットと有線イヤホンを持ってきてくれた。理由を聞くと明日から学校だからとの事。ママが事前に担任の先生に連絡をしてくれて説明をするとタブレットでも同時に授業を行うからそれに出席すれば出席扱いにすると伝えられたらしい。
この手とこの足では学校に行ってもまたクラスメイトに助けてもらわないと不自由で仕方ないと思っていたから。少し話してパパとママが帰ろうとするとコトリンを見つけてどこかで見覚えがあると声をかけていた。
「舞莉子さんと同じ氷上のマドンナ松阪支店に通っている小鳥遊琴凛シャーロットと申します。前までは薩摩川内支店にいました。ぜひコトリンと呼んでください。遅くなりましたがこれで初めてのご挨拶にします」
そうパパとママに説明をするコトリン。
パパとママは思わずコトリンちゃんは礼儀正しくて律儀な子だねと褒めていて面白い子だね。
そう舞莉子の事を舞莉子ちゃんと呼んでくれたのは転校してきた数日くらいで後は勝手に「氷上のマリリン・モンローだからマリリン」と呼んでいた。パパとママにコトリンはフシギちゃんだよと併せて伝えた。
用事が済んだからまた来るねと舞莉子に告げて帰ろうとした。するとコトリンのパパとママが病室に入ろうとしていてまた戻ってきた。
するとコトリンママが話し始める。
「琴凛から話を聞いているよ。君が舞莉子ちゃん。いや、氷上のマリリン・モンローだって。いつも琴凛と仲良くしてくれてありがとう。喋るのが好きで喧しいかも知れないけどこれからも仲良くしてね」
舞莉子も会釈をして答えた。
「こちらこそいつも琴凛ちゃんとは仲良くさせてもらっています。いつも明るくて楽しいですし、元気をもらっています。今までに出会った事のない子だったので驚きが多いですが」
コトリンパパとママに説明するにはこう説明した方がいいだろう。明るく楽しくて元気を貰っている事には変わりない。そして共にいて飽きないし。
「舞莉子ちゃん、昨日入院して大変だと思うけど隣りにいる琴凛を燥ぎ過ぎていたら注意してあげて。明るくて元気なのはいいけど、時と場所を考えて欲しい時があるからと初対面の人に任せていいのかと感じていた」
この時、まだ入院して2日しか経っていないのか。1日が長すぎてもう何ヶ月もここにいるような感じがしていて人と時間軸が違うって怖いと感じていた。コトリンもそうなのかなと聞いてみる事にした。
「コトリンも長く感じるよ。まるで今日が入院2日目の感じがする。時間が進むのか早いのか遅いのかよく分からない感じになっている」
コトリン以外全員でさっき舞莉子が入院2日目って言ったよと総ツッコミをした。これで改めて分かった。コトリンはキャラでやっているのではなくて素でやっている事に気づく。




