表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
54/140

ウワサがウワサを呼ぶ

この人達は誰か

学校が終わって帰ろうとしていた舞莉子まりこ。下駄箱で別のクラスになってしまったコトリンと会って共に帰ることにした。


コトリンからは今日、クラスの子から松阪まつさか舞莉子まりこちゃんって知っているか聞かれて同じスケートリンク場で練習しているよとって話をしていて話題が持ち切りだったよと伝えられた。


もう教室内だけでなく、他のクラスにも広まっていて全校生徒に知られるのも時間の問題だなと感じていた舞莉子まりこ。動画サイトで知ってくれるのは嬉しいが、近くでやっていたら現地に足を運んで実際に見て欲しいと考えていた。


コトリンに舞莉子まりこの事をどんな風に話をしたのか気になって聞いてみた。

「同じスケートリンクで戦っている者としてあれはレベルが違う。例えるならば美と華麗なステップを兼ね備えた氷上のマリリン・モンローだねって話をしたら家に帰ったらもう1回動画を見直すって言ってくれた子が多くいたよ」


これを聞いて、他人を陥れようとしているのかけなしているのかどうなのか分からない。これを素でやるのがコトリンであってそれがコトリンワールドである。本人が自覚してないのがまた怖い。


いつもの様に練習着とスケート靴を取りに戻る舞莉子まりこ。靴を履いて「氷上マドンナ松阪まつさか支店」に向かおうとしていた。


コトリンが誰かと話していて、小走りで舞莉子まりこの方に向かってくる。その向こう側には知らない人達が大勢いた。


そこにいたのはスポーツ記者や新聞記者でこちらにいるのが皆さんお探しの松阪まつさか舞莉子まりこさんになりますとコトリンが紹介をし始めた。どういう状況なのか全く分からない。


なぜ自分なのかと聞く舞莉子まりこ。スポーツ記者も新聞記者もこぞって新聞を差し出した。そこには驚く文字が書いてある。


「全日本ノービス選手権3位の天才小学生、松阪まつさか舞莉子まりこ。まるで白鳥みたいな華麗なステップで会場を魅了する」


これを見てたまに天才中学生と称される事はよくあるが、それはジュニアで注目されてテレビや新聞で報道される事があってもノービスである小学生が載る事はまず聞いた事もないし、舞莉子まりこ自身も驚いている。


色々話を聞かせてくれだの、ここでその「舞莉子まりこスワンステップ」を見せて欲しいだのと大人から注文されるが至って冷静だった舞莉子まりこは今からスケートリンク場に行くので好きなだけ見ていってくださいと答えた。


ちなみに隣にいる小鳥遊たかなし琴凛ことりシャーロットちゃんも中々の強者つわものですよと話をコトリンに向けようとした。だが、そう上手くは行かなかった。


なぜならばコトリンのことについてはもう既に話をしたよ。シングルオイラーを代名詞にしようとしているスケーターには興味ないって。


自分の代名詞をシングルオイラーって仲間内だけで話すだけならまだしもスポーツ記者や新聞記者に話す辺りはコトリンのほうが1枚上手の様な気がした。ホントの代名詞はなんなのか逆に気になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ