練習
何をするの?
小学校2年生になって自分だけでなく伊吹君と結華ちゃんもバッチテストを受けることを知った舞莉子。
そのバッチテストと言われても何をするのかを知らず、まずは自分で調べるようにした舞莉子だった。調べてみると主に3つあり、ステップとエレメンツにフリーとなる。
ステップとは、ジャンプしたりスピンしたりはしません。一つのエッジに乗る、クロスをかく、ターンするなど基本的な動きをテストする。
エレメンツとは、ジャンプ、スピンをする。
フリーとは、プログラムを滑ります。級毎に入れなければならないエレメンツが決まっているので、それを本番で決める必要があります。
そして、バッチテストは初級から8級まであってそれぞれの級によって行う内容も時間もそれぞれ違うとも書いてあった。バッチテストの受けたことのない舞莉子や伊吹君や結華ちゃんが受けるとしたらまず初級からとなる。
その初級の内容はクロス(フォア、バック)とコンパルソリー(フォアイン、フォアアウト、バックアウト、バックイン)とされている。
クロスとは、フォアクロスとバッククロスをします。フォアとバックで少しだけやることが違うので注意が必要となる。
フォアクロス:2周順方向でクロスをした後に円を変えて逆方向で再び2周。その後円から出てストップで3秒止まる。
バッククロスとは、2周クロスしたら円を変えて逆方向で再び2周。フォアと違ってここで終わらず、また円を変えて順方向で2周クロス。
そしてもう1つのコンパルフォアアウト、フォアイン、バックアウト、バックインの4方向のエッジで半円を片足で描く事になる。バックは特に出だしが難しい。
調べて見て分かった事は舞莉子に果たして出来るのか不安で心配だった。
次の練習日、いつもの様に「氷上のマドンナ松阪支店」に行く舞莉子。行くとそこには伊吹君と結華ちゃんも不安でいた。
すると、コーチやインストラクターから初めてのバッチテストだと緊張するよねと舞莉子や伊吹君、結華ちゃんに練習すれば出来る様になるからと優しく声をかけていた。
フィギュアスケートの練習をしているとどうしても 気をつけていても選手同士がぶつかってしまう。そのため、華織さんもカオリンそして他のコーチやインストラクター全員が気の抜けた姿を見たら小学生に上がる前だろうが大人だろうが容赦ない。
気の抜けた姿で本人が怪我をするのも大変だが、何よりもそのせいでぶつかった子が怪我をするのは違う。だから練習前には必ず自分の事だけでなく周りを見て行う様に徹底をしている。
出来た時やいい事には褒めて、ダメな時はダメと叱るのが華織さんの考えであった。
舞莉子と伊吹君と結華ちゃんはまずバッチテストの初級を受けるべく練習に臨んでいた。




