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氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


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観戦

ジェネレーションギャップ

全員が大広間に集まって朝御飯が食べていた。

カオリンは今の小学生がどのような感じなのか気になって小学生に聞いてみた。


すると自分達との時代とは違いすぎて驚いた。まずはカオリンや華織かおりさんの時代では部活動に入るのが必須だったが今では部活動はなく、スポーツをしたい子はクラブ活動に参加する事になって吹奏楽であったり合唱であったりという文化部の位置付けされていた部活も課外活動にするしかない。


働き方改革としてうたわれている昨今、先生達のサービス残業によって成り立っている。部活動も給料にプラスアルファ位しか出ないのに激務とされているからその気持ちも分かるなとカオリンが呟いて、談笑をしていた。


会場に着いて2列に分かれて座っていた。

すると華織かおりさんとカオリンに挨拶あいさつしに来てくれた子がいた。何か見覚えのある顔だなとふと思い、自己紹介をしてくれてハッキリ思いだした。それは酒田さかた支店に通っていてお姉ちゃんが出るから見に来たと話していた。


だが、お姉ちゃんには出会った事はない。姉妹で違うとなると親御さんの送り迎えも大変だろうけどそこはコーチやインストラクターとの相性もあるだろうから何とも言えない気持ちでいたカオリン。


しばらくすると公開練習のアナウンスが鳴って始まった。すると舞莉子まりこがもっと華やかにすればかわいいのに呟いた。


これに華織かおりさんが答えた。

「そう思うよね。でもあまりにも華美だと減点にされちゃうの。後、見ても分かると思うけど羽が落ちないようにしてあるのにも理由があって羽が落ちても減点になるからガチガチにしてあるの。1点おろか0▪️01点を争うようフィギュアスケートではその点が命取りになる事もありうるよ。取られなくてもいい減点は取られないようにしないと」


公開練習が終えて、ショートプログラムが始まった。その時に前提としてとカオリンが話した。まずフィギュアスケートという競技は演技予定要素リストというものを送って、当日それに沿って演技をする形になっている。

酒田さかた支店の子でお姉ちゃんの応援に来たという子は、お姉ちゃんの姿に目を輝かせていた。自分もああいう風になりたいと。


華織かおりさんとカオリンは他の人と見方が違っていた。ジャンプの入りがあれだと転ぶ。何となく回転が足りない気がすると独自の目線で見ていた。とはいえジュニアのレベルが上がっている。


フィギュアスケートの得点は技術点と演技構成点からなり、回転不足や転倒すると減点される。後半に難しいワザを多く入れる選手がいるのは演技後半は1▪️1倍になるがリスクも伴う事も話していた。


ジャンプや何回転するのかにもよって基礎点が決まっていて今は割愛かつあいするけども詳しく知りたい子はそれぞれの支店にいるコーチやインストラクターに聞いてみてねと話していた。


ショートプログラムが終わって、フリープログラムも見て誰が優勝するのかを見届けたいと思っていたがカオリン、華織かおりさんだけでなく子供達含めた全員の予定が合わず断念した。


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