潜入調査
どんな感じなのか
焼肉屋でサプライズを受けた華織さんとカオリン。お互いにメディア出演もあって多忙だが時間がある時には「氷上のマドンナ松阪支店」で教えている子達の様子を見たり、困ったりしたらサポートをしている。
もう自分達がいなくてもシフトを組んでLINEで送れば後は任せても大丈夫だと思うくらい成長を遂げていて、そのおかげでメディア出演も出来ると踏んでいた。羽ばたいて行った「氷上のマドンナ、江津支店や駒ヶ根支店に薩摩川内支店」にいる子達もどんな感じで指導しているのか気になる。
カオリンが華織さんに話しかける。
「旅行がてら支店を見に行くのはどうかな?2人で共に行こうよ。急にメディア出演とかもあるかも知れないから1人で行くことになっちゃうかもだけど」
カオリンの唐突な提案だったが、快く承諾した。
2泊3日の女子旅として松阪駅から名古屋駅に行き、そこを起点にまずは長野県駒ヶ根市に向かう。
駅に着いて、名物のソースカツ丼を食べて支店に向かう。するとスケートリンク場には多くの人が滑っていて教えている様子を遠目から見ていた華織さんとカオリン。
しばらくするとどこかで聞き覚えのある声が聞こえてきた。気のせいだろうか華織さんが話していないのに声が聞こえる。イリュージョンなのか何なのか分からずにいて、思わず支店にいる子にコレは何かを聞いてみた。
「華織さんのラジオを聞いて感動したので、録音してそれを定期的に流すようにしています。師と仰ぐ華織さんのありがたいお言葉を体験会でも来てくれた子達に聞いて欲しいと思って。よっ、代表取締役社長」
尊敬してくれて懐いてくれるのは嬉しいが、仮にも代表取締役社長に向かってイジるとはその度胸が人を寄せつけるのかなと感じていた。華織さん自身もガチガチの上下関係のある代表取締役社長というよりかはフランクに接してくれればいいと思っているがそれはあくまでもコチラの意見なのになと心の中で思っていた。
元気そうでよかったと駒ヶ根支店を後にして、次は鹿児島県の薩摩川内支店に向かう。
特急と新幹線を乗り継いで約9時間半、やっと辿り着いた。もう華織さんもカオリンも疲れて何も出来なくてホテルで寝るだけかと思いきや、黒豚を食べるぞ温泉に入るぞと体力オバケの様な感じで焼肉を食べて眠りにつく。
翌日、薩摩川内支店に行くと何の連絡もしていないのに教え子達が待ち構えていてお互いに驚いていた。入口にはカオリンが載ったスポーツ雑誌が置いてあった。理由を聞くと、ここでもまた師と仰ぐと同じ様な台詞を言っていた。
軽く練習を教えている様子を見て、最後に島根県江津支店に張り切って行ったものの、この日はメンテナンスで行くことが出来ずにホントに旅行だけしに行くことになった。
後は山形県の酒田支店にも足を伸ばして様子を見たいなと感じていた。




