それぞれの役割
その手があったか
食事会を終えて、遠方組は戻って行った。
それぞれの支店で出来ることは何なのかと考えつついた。
すると「氷上のマドンナ江津支店」では、そもそもの人口がそこまで多くなくてその中で高校生の割合はぐっと減ってくる。ならばと小学校を訪問して体育の1つにスケートを取り入れてはどうかと提案をする。
当然、運動能力の差があるものの週に数回で年間でやれば滑れるようになるしジャンプは危険が伴うから禁止するとプレゼンをした。スケートリンク場で滑るのが楽しくてそれでもっとやりたいと言う子には習い事としてフィギュアスケートを勧めればいいかなと考えていた。
スケートリンク場を空けているだけでも維持費がかかる。それならば1人でも多くの子達にリンクでの滑る楽しさを知ってもらえたらいいなと思う。シューズやヘルメットの貸出の品物は今習ってくれている子達の入会金や月謝から捻出しようと考えていた。
別の「氷上のマドンナ駒ヶ根支店」では地元テレビ局にお願いをしてフィギュアスケートをやっている時期には選手の演技解説やどういう所がフィギュアスケートの魅力なのかと伝えよう。堅苦しい、自分達には縁遠いと思われがちだからテレビ局の子会社にキャラクターを作ってもらってその子と出演すれば身近になるのではと考えた。
そして羽ばたいた中で1番多い人数の「氷上のマドンナ薩摩川内支店」では既に地元の幼稚園や保育園に話をしてスケートをしているとそれぞれの支店からLINEが送られてきた華織さんやカオリン。
実際に動いている所もあれば、まだ計画段階でこれからという支店もあるもののそれぞれ支店に習わせようという考えよりもどうすればフィギュアスケートがもっと普及するのかを考えてくれている事が嬉しかった。
キャラクターを作るっていくらかかるのか見当もつかない華織さん。試算を出そうにもベースがない事にはそれも難しい。そのキャラクターと共に共演という形なのかそこも気になる。
しばらくするとキャラクターの写真が送られてきてこの子ですと羊が氷を纏ってスケート靴を履いている様な感じで思っていた以上にかわいくて詳しく聞いた。
すると地元の人達の有志によって作り上げられたらしく、地元の帰ってきたとはいえどこののめり込みといい周りを巻き込む影響力に驚かされていた。そして、どうやらハンドタオルや下敷きにシャーペンとグッズも販売していて売上の何パーセントかは「氷上のマドンナ本店」に入るとの事。知らない所でそこまで動いていとは。
それを華織さんはカオリンと話をしていて、マーケティング力がスゴい。もう自分達がいなくてもいいのではと笑いながらもこの子に戦略担当を任せてもいいかもと話していた。




