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氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


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まずは

段階的に

スポンサーや自治体のおかけで「氷上のマドンナ本店」を設立する事が出来た。そして、先行的に元々あったスケートリンク場を「氷上のマドンナの支店」として開校していけたらいいなと考えている。


その自治体から華織かおりさんとカオリンの元にスケートリンク場の受付やスケートリンク場の整備をする人はこちらで募集をかけるから最終面接をして欲しいと頼まれる。


そして他にやらなくてはならない事がある。それはフィギュアスケートのインストラクターやコーチを

探さなくてはならない。潜在的な人がどれくらいの人から応募があるのか未知数だった。来なかったらどうしようかと不安になる華織かおりさんとカオリンさんであった。


心配は杞憂きゆうで終わった。蓋を開けてみたら華織かおりさんやカオリンがこれくらい集まればいいなと想定していた以上に資格をとったばかりで不安だけどやってみたい。持っているけど、今いるスケートリンク場が閉鎖して次の場所を探している人でもいいのかと問い合わせが来た。


資格を取ったばかりのひともついこの間までやっていた人も大歓迎だった。どちらの人も慣れるまでには時間がかかる。履歴書を持ってきてもらう様にする。


北は北海道ほっかいどうから南は沖縄県おきなわけんまでどこでも現地に赴いて面接という堅苦しい感じではなく、面談の延長で今後のフィギュアスケートについてどう思っているのかを聞いてみたかった華織かおりさんとカオリン。


募集してきてくれた人の中には、この様な機会をいただけたのでどこでも行きますと言ってくれる人もいたが、地元の駅や家から近いところならと指定してされる人もいる。華織かおりさんとカオリンと基本的な方針を決めてそれぞれ話を聞きに行くことにした。


相手に緊張させないようにする為にも始めて行った所ではご当地グルメやご当地ルールみたいなのは何かあるのかとアイスブレイクをしてから本題に入る様にしている。それでもあの氷上のプリンセスと呼ばれた氷室華織ひむろかおりさん、小山内香凛おさないかおりに会えて嬉しい。是非師として仰ぎたいと言ってくれる人もいる。


それを聞いて悪い気はしない華織かおりさんとカオリン。私と共に働きたいと言ってくださるのは嬉しいが、その名前だけで応募されて来られたのかと聞いてしまう。そういう人には必ずこう聞く。


「もし今回の話が氷室華織ひむろかおり小山内香凛おさないかおりじゃなかったらどうなのか?」


どうしてもそこが引っかかってしまう。帰り際に写真を撮りたい人には快く写真を撮るが、個人情報を扱うために必ず持って帰ってきて保管する様にしている。


面談をひと通り終えて技量が気になり、全員を松阪まつさかに呼んでどれくらい出来るのか見てみたいと応募者全員を近くのホテルに泊まってもらい採用前研修と銘を打って行う事にした。全員採用かもしれないしはたまた全員不採用かもしれないし、それはまだ分からない。

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