代表に
見守り隊
個人では優愛さんやコトリンに結華ちゃん、そして伊吹君が代表に選出されたのはホントに嬉しい。舞莉子自身も団体のメンバーとしてアイスダンスやペアの方々と共に金メダル獲得に向けて頑張ろうという気持ちでいる。
その反面、個人だったら成績のいい悪い全て自己責任となるが舞莉子が選出された団体戦は少し異なる。1人が悪くても誰かがカバーすればメダルを取れる可能性もあれば、メダル圏内にいたとしても1人のミスでメダル圏外にもなりうる。
団体戦は個人のたし算にもひき算にもなるのか。過去を遡っても団体戦というものを経験したことがないために自分の出来る演技する以外ないと考えていた舞莉子。
フィギュアスケート日本代表として優愛さんやコトリンに結華ちゃんと伊吹君、アイスダンスやペアの選手と共に開催国でもあるアメリカに行くために飛行機に搭乗する。
フィギュアスケートの予定としてはアイスダンスから始まってペア、男子ショートプログラムとフリープログラムで次が女子のショートプログラムとフリープログラムで最後に団体戦が最後という日程。
最初は先輩達の演技を1人のフィギュアスケーターとして、1人の観客として観客席から日本代表選手を応援しようと決めた。
アイスダンスやペアの演技を見て世界と対等に演技している姿、得点や順位という見える数字に感動をする。周りに見ているお客さんと同じ温度感で応援している舞莉子。これが初出場の感情なのか毎回こうなるのかは分からない。
男子のショートプログラムで初出場の伊吹君の姿を観客席で見る。過去に見ないくらいの演技をして首位スタートで涙が出てきた。フリーではどんな演技をするのか気になっていた。
数日後に行われたフリープログラムでも最高の演技をしてメダルには届かなかったが晴れやかな笑顔をしていた伊吹君。
男子から1週間が経ち、今度は女子のショートプログラムに移る。優愛さんやコトリン、結華ちゃんの着ている衣装も相まってかいつも以上に輝いて見える。そして首位にコトリン、2位の優愛さん、3位に結華ちゃんと続いた。
男子と同様に数日空けてフリープログラムが行われた。日本人3人の動向が気になりつつ、リンクを眺めていた舞莉子。最終結果で金メダルは優愛さん、銀メダルはコトリン、銅メダルは結華ちゃんで日本人として同じフィギュアスケーターとして誇りに感じていた。
残るはフィギュアスケート団体。個人で出場していた伊吹君や優愛さん、コトリンや結華ちゃんは出場せず観客で応援する側に回る。
自分だけのためではなく、仲間のため、現地に足を運んで来てくれた人やテレビやラジオで応援をしてくれている人のために滑ろうと決意をした舞莉子であった。




