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氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


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頑張ろう

共に目指そう

華織かおりさんかカオリンの予定が付けばバッチテスト8級を受けれると言ってくれて1つの目標でもあるバッチテスト8級合格が近づいている。


分かり次第、連絡してくれるみたいで待ちながら練習をする舞莉子まりこであった。いつ空いててやるよと言われてもいい様に備える。華織かおりさんは何ヶ月先も空いていないみたいで私でもよければとカオリンがバレンタインデーの日を提案してくれた。


舞莉子まりこ自身としては明日だろうが、来月だろうがその日に向けて体調を整えてバッチテスト8級に課される内容を行うだけだと考えていた。


バレンタインデー当日、カオリンが「氷上のマドンナ松阪まつさか支店」に入ってしばらくした後に舞莉子まりこも入った。ストレッチをして、床に緩衝材を敷いてアルミ缶を置いて練習する。


その後氷の上で軽く練習をしてバッチテスト8級に臨む。6種類全ての3回転を跳べる舞莉子まりこからしたら余裕だろうと周りは見るものの、本人としたら合格不合格を決めるのは自分ではないと気を引き締めていた。


ひと通り終えて礼をする。

カオリンからおめでとうと8級合格だよと伝えられて症状を渡された。あらかじめ用意していたのかというくらい早い。


それを言ったらやはりあらかじめ用意をしていて日付だけ記入する形にしていると話すカオリン。それでいいのかと複雑な気持ちでいるものの、受け取って写真を撮る。


じゃあこれからも頑張ってねと手を振ってリンクを後にした。ホントに舞莉子まりこのために時間を割いてくれたのかと思いつつカオリンの姿が見えなくなるまで頭を下げた。


3月の卒業式を迎え、「氷上のマドンナ松阪まつさか支店」でずっと練習していたのにフィギュアスケートが強い通信制に進学が決まっているがそこにもスケートリンク場があるため、ここで練習するのかと考えると少し寂しい気持ちがしていた。


4月になり、真新しい制服に袖を通す舞莉子まりこ松阪まつさかから出るわけでもないのに何だか寂しさと嬉しさの感情でいる。全日制の子とはそんなに顔を合わせる事はないが、全日制の子とも通信制の子とも仲良くなりたい。同じフィギュアスケートをしている子なら尚更だ。


入学式が終わって誰かと肩が当たる。ヤバい子に絡まれたかもと怯えていた舞莉子まりこ。そこにいたのはコトリンだった。


コトリンが話しかけてきた。

「あれ?マリリンもこの学校だったの?コトリンは通信制だけどマリリンは全日制?それとも通信制?受験の時にも制服の採寸の時も合わなかったのに、入学式で会うって奇遇だね」


そこにいたのはフィギュアスケートのポジティブモンスターのコトリン。話を聞くと受験の時も制服の採寸の時も時間がズレていたみたく合わなかったという感じだったみたい。


話を続けていると結華ゆいかちゃんも伊吹君いぶきくんも同じ学校で同じ通信制に通うと聞いて1人ぼっちにじゃなくてよかったと感じた。

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