知らなかった
今の自分
通信制を再度受験をした舞莉子。無事に合格が決まってひと安心していた。フィギュアスケート強豪校の通信制があるとは受験前に知らずにきて、最初から全日制ではなくて通信制を受験しておけばよかったなと今更になって後悔する。とはいえ勉強した事は損にならない。
怪我をして、リハビリを行ってそのまま受験シーズンに入ってしまって何も考えずにフィギュアスケートが出来るのは何ヶ月ぶりだろう。合格が決まって学校に行って、終わったら「氷上のマドンナ松阪支店」に行くいつものルーティンに戻る。
久しぶりのこのリンクの感覚、周りに人がいないのを確認して3回転半を挑むとすんなり着氷出来た。トーループやサルコウ、ルッツ、フリップ、フリップと次々と着氷を決めてあれだけ苦労していた3回転アクセルも軽々と決まって苦戦していたのは何だったのかとすら思えてきた。
久しぶりなのに調子いいね。全日本ジュニア選手権予選のエントリー明日迄だけどどうするかと聞かれる程だった。気持ち的にはエントリーをしたいが、期間が短すぎるから今回は辞退すると伝えた。
高校生になる前に何かやっておきたい。そう考えてマンダラチャートで書いた中の1つにバッチテスト8級を合格すると記入した。練習が終わって家に帰ってからタブレットで検索をする。
バッチテスト8級は以下になる。
フィギュアスケートのバッジテスト8級は、日本スケート連盟(JSF)の技術検定における最高峰の級です。男子は3回転5種類、女子は3回転4種類などの高難度ジャンプに加え、高度なスピンやステップが求められるトップレベルの検定であり、取得者は日本でも数少ない最難関の資格です。
バッジテスト8級の詳細
難易度・位置づけ:
フィギュアスケートにおける技術検定の最高峰。
トップ選手の中でも、7級までで留まるケースが多く、8級所持者は非常に少ない。
全日本選手権やオリンピック、世界選手権などに出場するレベルの技術力(3回転ジャンプ、高度なスピン・ステップ)が必要。
技術検定内容(目安):
男子: 3回転ジャンプ5種類
女子: 3回転ジャンプ4種類
さらに、高品質なスピン、ステップ、スケーティング技術が検定対象。
持っている人は過去を見渡しても数人しかいない。
理由としては基本的にバッチテスト7級で世界選手権やオリンピックに出場可能のため、お金と時間を態々《わざわざ》使って取得する人が少ない。
他人は他人、自分は自分だと考えている舞莉子。基本的にバッチテスト7級が多いということはコーチやインストラクターも持っている人が少ないのではないのかなと感じた。
案の定、「氷上のマドンナ松阪支店」に通うコーチやインストラクターさんはバッチテスト7級ならあるけどと申し訳なさそうな顔をしていた。華織さんやカオリンはどうなのかなと聞いてみた。
華織さん、カオリン共にバッチテスト8級持っていると返ってきた。受験するならばスケジュールの空いている日であればと返信が来た。
バッチテスト8級に向けてもっと精度を上げていかなきゃいけないと感じた舞莉子である。




