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氷上のフェアリー  作者: 佐々蔵翔人


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地道

我慢

氷の上でも3回転半を着氷する事が出来た舞莉子まりこ。ホントたかが半回転と思いつつもされど半回転。やっと辿り着いた景色。


1回出来てよかったとは決して思わない。跳べる事が出来たら次は精度を上げなくてはならない。アクセル以外のトーループやルッツ、フリップ、サルコウ、ルッツはそれなりの精度。3回転アクセルだけはどうしても精度が落ちる。


高く遠くをアルミ缶や緩衝材で意識して普段から練習している。他にも何かあるのかなと覚える。3回転アクセルの精度を高めるには緩衝材とアルミ缶を置いて練習する以外にも何かしなくてはと思う。


もう自分だけで考えるには限界があるなと感じていた舞莉子まりこ。前に時間までハンドスキャナーで遊んでいる子達がまたハンドスキャナーで遊んでいた。練習着で眺めていた。


指をアゴに当てて逆方向に顔を傾けた。ハンドスキャナーを見て、どうにかコレをフィギュアスケートに活かせないものかと視線を送る。


ツンツン、ツンツン。舞莉子まりこの頬をツンツンしている人がいた。誰かと横を振り向くとコトリンがいて、最近ハンドスキャナーっていうの流行っているみたいだから見てたことを伝えた。


それと併せてコトリンにあのハンドスキャナーをどうにかフィギュアスケートに活かしたいと思うけどいい方法がないかと尋ねた。


「ハンドスキャナーをフィギュアスケートに活かしたいって言うけど普通に体感鍛えたり軸がブレない様にスピナーはあるよ。コトリンも持っているし、フィギュアスケートやっている人は多分全員持っていると思うけど……。え?マリリン持っていないの?意外だね」


そうか……。そう思いながらスピナーを持っていると聞いて落胆する。そのレベルなのかと思いつつ、氷の上に乗る舞莉子まりこ


頭では分かっていても実際に体現が出来ない。どうしてこんなに3回転アクセルの成功率が未だに上がらない。4回転トーループや4回転サルコウを決められても3回転アクセルの難易度の高さが分かる。


4回転跳べるのはトゥループとサルコウ、フリップの3種類になるがそれでも3回転アクセルが1番難しい気がする。4回転アクセルを跳ぶにはまだまだ時間がかかりそうだし、それには3回転アクセルを跳ぼうと思ったら全部決めるくらいじゃないとムリ。


まだまだアルミ缶と緩衝材、そしてスピナーを使って練習していこうかなと思う。他にも何かフィギュアスケートに活かせそうな物があれば何でも取り入れていきたいと考えていた。


練習が終わって自転車で家に帰った。

するとママがリビングでバランスボールに乗って、テレビを見ていた。理由を聞くとご飯が炊けるまで待っていると答えて後で乗せて欲しいと伝えた。


宿題を終わらせてリビングに行く舞莉子まりこはバランスボールに乗ってみると意外と難しい。まず、バランスを養うにはバランスボールに乗るとかバランスボールの上に立って転ばないくらいじゃないとダメだなと感じていた。

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