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たとえ君がAndroidでも  作者: せいご
第一章 退屈な日々との別れ
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第20話 ひゅーまのいどあんどろいど...?

そう言えば、ナナと始めて出会った時。HAとかプライベート用とか、よく分からないことをミナが言ってたっけ。...後で説明するって言われたまま、忘れてたな...。

「そう、私も聞こうと思ってて忘れてた!HAってなんなの?」

「正式名称はヒューマノイド・アンドロイド。まあ、人間のような姿形をした機械ってことだね。」

「なるほど...ユウもそれに当たるわけか...。」

ユウは人型で、スーツを着ている。それに、声は機械的なものだ。

「でもちょっと待って。ナナとユウってなんかさ、全然違くない?ナナはこんな感じで小さな子供みたいだけど、ユウはザ・機械!みたいな」

「ななこどもじゃないもん!」

隣で、ナナが頬を膨らませていた。

「あ、ごめんごめん...。」

ナナの頭を撫でる。ミナは、その事についても話してくれた。

「実はHAにも3つ種類があるの。それが仕事用と、教育用と、プライベート用。ナナはプライベート用で、ユウは教育用に分類されるの。」

「へぇ〜...知らなかった...。」

「仕事用と教育用は、名前の通り。仕事を行うHAと、講義を行うHAのこと。それなら声とか個性にこだわる必要がないでしょ?だから、話し方も機械っぽいし、必要最低限しか話さないの。」

点と点が繋がった。

「なるほど!だからユウって、散歩とかに誘っても来てくれないのか...。」


いつも、講義終わり。

「疲れた〜敬語表現とか意味わかんない!」

「あはは、今日の講義は難しかったよね。今日も散歩する?」

「うん!疲れを飛ばすぞー!」

そして、玄関に走って。

「あ、たまにはユウも行こうよ〜!家の中だと退屈するでしょ?」

「...私に外出は不要なため、お構いなく。行ってらっしゃいませ。」

「え〜つまんないの〜。」


「それで、プライベート用というのは?」

「これはね、人間と生活を営んでいるHAのことね。これは人間との生活という観点から、ほとんど人間と見分けがつかないくらい精密に、人間の特徴が模倣されているの。あと、仕事用と教育用と比べて、比較的安い。」

「たしかにナナ、本当に小学生と見分けつかないもんね...。」

ナナはお子様ランチを食べながら、?を浮かべて会話を聞いている。


「あ、それとHAは、欠陥品が売られていることもあるんだよね。」

ミナは、平然と言った。

...いや待って待って?しれっととんでもないこと言ってない!?

「...え...?それ、大丈夫なの...!?」

「あぁ、流石に悪い影響を与えるくらい大きな欠陥だったら売り出されないよ?でも、軽い欠陥なら安い値段で売られる場合もあるの。」

...びっくりしたー...。...いやだとしても相当大丈夫なの?ってなるけど...。

「簡単に言うと、賞味期限が近い食料品を割引して売ってるようなもの。」

あー...。納得できたような、出来ないような...。

「あ、だからナナも欠陥品ってこと?」

「...これはどうなんだろう...。本来HAは講義を受ける必要は無いんだけど、講義が必要になるレベルか...。それも、小学生レベル...。元から欠陥品の可能性もあるけど、何らかの原因で損傷してこうなった可能性もあるね...。」

あー...。でもナナ、あと3ヶ月で自我が保てなくなって壊れるんだよね?...つまり、欠陥品だったとしたら寿命を過ぎると危害を及ぼす可能性があるのに販売したってことになる...?じゃあ、ナナはもしかして...何らかの原因で損傷したHA...?

そんなことを考える。そして。さっきから隣からすごい殺気を感じる...。

隣を見る。ナナが、頬を膨らませて私を見ていた。...てか、ケチャップついてるし...。

「...なな、けっかんひんじゃないもん...!」

ミナは、驚いた表情を浮かべた。

「ナナ、すごい...!欠陥品なんて言葉、どこで覚えたの...!?」

いや、そこ?

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