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たとえ君がAndroidでも  作者: せいご
第一章 退屈な日々との別れ
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第19話 こわい...

「あそこかぁ...。」

私は、やはり微妙な反応をする。ミナも、少し苦笑い。

「さな、いきたくない...?ごめんなさい、じゃあ...」

ナナが落ち込んだような表情で言いかけた。

「あぁ待って待って!大丈夫!ナナが行きたいのなら、行ってみる?」

必死に宥めた。ナナの表情が、急激に明るくなる。

「いいの!?やったー!」

...あんな顔されたら、ダメなんて言えるわけ...。


そして、歩き出している時。昨日お客さんとして来ていたおじいさんと、その息子だろうか?2人が、店の中に入っていった。その瞬間。

「...!?」

ナナは、その場に蹲った。...すごい汗だ...。

「ナナ!?どうしたの!?ちょ...ミナ...!どうすれば...!」

ナナは、息を切らしている。

「サナ、大丈夫。こういう時は...」

ナナの股間に手を伸ばし、スリープ。そして、すぐに再起動。

「...あれ...?なな、なにしてたんだっけ...。」

「今はね、散歩してる最中だよ。じゃあ次は、あっちの道に行ってみようか。」

ミナは、さりげなくあの弁当屋からナナを遠ざけた。

...にしても、どうしたのだろう...。店に入っていくお客さんを見て、あんなに怯えたような反応をして...。

ミナの顔をそっと見る。ナナと話している時は笑顔で、まるでナナの姉かのように接している。だが、ナナがミナから目を逸らした瞬間だけ、悲しそうな表情を浮かべていた。


そして、しばらく歩いて。

「そろそろお昼じゃない?一旦戻る?」

私が提案する。

「そうだね...。じゃあ、もど...」

ミナの口が止まる。道の先を見ながら。

「いや、あっちで食べてみない?」

ミナが提案した。道の先にあったのは、最近新しく出来たファミレスだ。

「たまにはいいね〜行こ!」

「よし、決まり!」

ナナは、またきょとんとしていた。

「あそこは...?」

「ああ、ご飯を食べられる場所だよ。美味しいよ〜。」

「...ごはん!!」

ナナは、また目を輝かせた。


店に着いた。扉を開ける。

「...すごい...いいにおい...。」

「へぇ〜中綺麗〜!」

ナナとミナは、この建物に魅了されていた。

「いらっしゃいませ。空いているお席にどうぞ。」

機械のような声。だが、姿は人間だ。...なんだか、ユウみたいな...。

そして、適当な席に腰掛ける。

「ねぇミナ、この人たちもHAなの?」

私は質問してみた。

「そうだよ、多分ここにいる人達全員そうだね。」

ミナは、答えた。

「せっかくの機会だし、HAについて詳しく教えようか。」

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