表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たとえ君がAndroidでも  作者: せいご
第一章 退屈な日々との別れ
PR
18/26

第18話 どこにいこう

「おでかけ、いきたい!」

ナナは元気よく言った。

私は正直、今日は家でのんびり過ごす気でいたけど...。まあいっか!

「私も賛成!それで、どこに行く?」

「決めてない!」

即答。ミナぁ...。

「決めてないんかーい。」


数十分後。

「よし、それじゃあ行こー!」

ミナが、玄関を開きながら。

「おー!」

ナナも、続く。

...にしてもなんか今日のミナ、テンション高くない...?まあ、ナナがいるとこうなるのも無理はないか...!


いつもの散歩道を、歩く。この風景に似合わない、アスファルトの地面を、道沿いに。

「みな、むこうまできょうそうしよ!」

「お、望むところだ〜!」

2人は、同時にこの道を走り出す。

この道。走っているあの2人。それを見ると、あの時を思い出すなぁ...。

ーーーーー

「ちょっとー!走ったら危ないよー!」

私が、注意する。

「大丈夫だって、サナも早く来いよー!」

タケルが、ノロマな私を見て言う。

「待ってよー!タケルー!」

必死で追いかける。

「やーい!こっちこっちー!」

それでも、煽られる。

ーーーーー

...懐かしいな...。

タケル。幼稚園児の頃から中学生の時まで、ずっと一緒だった親友だ。...でも彼はあそこに残って、私だけこの田舎に戻ってきた。

「おーいさなー!はやくー!」

ナナの、元気な声。まるで、あの頃のタケルのような...。

「待ってよ〜ナナ〜。」

ヘロヘロの足で、小走り。息が少し切れる。

...当時の私、なんであんなに体力があったのか不思議だ...。

「鬼が来たぞ〜逃げろ〜!」

...ミナ...!?ちょ、鬼って...。

「誰が鬼じゃミナー!待てーい!!」

私は、全力疾走でミナを追いかける。

...いや、私今でも全然走れるじゃん...!

「あはは、逃げるよ、ナナ!」

あの日のように、この道で追いかけっこ。...にしてもミナ...足速くない...!?


「あー疲れたぁぁぁぁ!!!」

ミナとナナの目の前で、激しく息を切らす。

「私も疲れた〜。久々に全力で走っちゃった〜。」

「おつかれさま...!」

両手で、私とミナの頭を撫でるナナ。...あぁ...癒しだ...!

私達は、お互い笑いあった。そして。

「ってここまで走ってきたの!?」

家から大体、3キロくらい離れていた。

「あはは、よく走ったね。」

「んもーミナのせいで疲れたじゃーん。」

そして、またのんびりと歩き出す。


「それで、結局どこ行く?」

私が聞く。

「んー、もう適当にブラブラ散歩でいいんじゃない?」

ミナが、そう答えた直後。ナナは、目を光らせた。

「あっち!あっちいってみたい!」

ナナが指をさす先にあったのは、私のバイト先の弁当屋だった。

...いやいやいや...気まずいってぇ...。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ