第16話 つかれるひび
次の日。
「おはようございまーす!」
今日も、朝からバイトだ。
「サナちゃん、おはよう!今日も頑張ろう!」
「はい!」
昨日と同じように、仕事を行う。お弁当を並べて、レジをして...。
そして、12時。丁度込み合い始める時間帯。
「サナちゃん、今日はもう休憩入っちゃって!」
「...え...?今から忙しくなるんじゃ...」
「まだ慣れないうちは気にしなくていいよ、行っておいで。...あ、昨日はごめんね」
「分かりました...!ありがとうございます!」
ー昼休憩。
お弁当を開ける。昨日の残りが、たくさん。
「ん...美味しい...!」
本当に美味しい...けど、何か違う...?あ、もしかしてナナがつくったのかな?優しい味がする...。
ナナが、一生懸命料理をする姿、容易に想像出来るなぁ...。私も、ナナと一緒に料理してみたいなぁ...。まあ、バイトで忙しすぎて出来ないだろうけど。
そして。
「サナちゃん、休憩終わったら来てくれる?」
店長に言われた。
ー数十分後。
「休憩終わりました!」
「よし、じゃあシフトのことなんだけど...」
...やはり、休み無しで毎日働くことになるのだろうか...。まあ、私は構わないのだが。
「水曜日と、土日と祝日は休みって感じでいいかな?」
「...え...?」
てっきり休みなしでずっと働くのかと思っていた...。ここで働いてる人、私と店長しかいないし。
「そんなに休んで大丈夫なんですか...?」
「逆に毎日入られると、違法なんだよ?」
...あ...そういえばユウがそんなこと言ってたっけ。労働基準法...?みたいなやつか。納得だ。
「だから明日から土日だから、この2日間の疲れをゆっくり癒すんだよ?」
「はい!」
...良かった...。これで、ナナとの時間も取れる...。
ー夕方。
つっっっかれたぁぁぁぁぁ。
「サナちゃん、お疲れ様!今日もいい働きっぷりだったよ!」
「あ...ありがとうございます...。」
...自分でも驚くくらい、ヘトヘトだ...。これを休みなしで、毎日やろうとしていた過去の自分って...。正気か?
あ、あと帰ったらユウの講義も受けないと...。思ったより大変だぁ...。




