第13話 おいしいしょくじ
着替えが終わり、店長の元へ。
「店長、着替え終わりました!」
「よし、じゃあ早速やって行こうか!じゃあ今日は接客を覚えてもらおうかな。」
...え...?もう接客?ちょっと待って早くない!?...できるかなぁ...。
「お客さんが来たらいらっしゃいませと言えば良いだけだから。そしてお弁当をお客さんが持ってきたら、この機械に携帯をかざしてもらって...。」
私はメモを取りながら、仕事内容を覚えようとする。
「まあ色々言ったけど、基本的に常連のお客さんしか来ないし、みんな優しいから大丈夫だよ〜。困ったらバックに居るから、いつでも聞きに来てね。」
「はい!」
今は、午前10時。中途半端な時間だから、お客さんはほとんど来ない。
...正直...かなり暇だなぁ...。
そして、昼頃。扉が開いた。
「岡田さーんいつものー!」
おじいさんが、入ってきた。
「い、いらっしゃいませー!」
「...あれ...?新人の子か?」
おじいさんは一瞬驚いた顔をして、すぐに笑う。
「この時代に自ら働く若者っているんじゃな!」
私は、苦笑い。
そして。このお客さんを初めとし、たくさんのお客さんが中に。
ちょっ...多い多い...た、助けてぇ...。
「あれ、新人の子か?」
「可愛いねぇ〜」
「お嬢さん、岡田さんはお休みなのかね?」
...あわわわわわわわわわ
数時間後。やっと落ち着いた。...地獄だった...。
そして、時計を見る。あと1時間で、上がり...。
そして、店長が出てきた。
「サナちゃん、お疲れ様。昼ごはん食べてないよね?」
「あ...はい...。」
今は、15時。...まだ昼ごはんを食べられていない...。
「遅くなっちゃってごめんね、これ食べてき。」
唐揚げ弁当を渡された。
「にしても、12時から14時くらにかけては忙しかったでしょ?」
「...ほんとですよー...。バイト初日にやらせる量じゃないですってぇ...。」
私は頬を膨らませた。
「あはは、ごめんね。じゃあ休憩行ってきな。」
「はい、ありがとうございます!」
休憩室。店長の手作りの、唐揚げ弁当を開ける。
「...美味しい...!」
一生懸命働いた後の、食事。本当に美味しい。
ミナの唐揚げとは、また違うベクトルの美味しさだ。...そういえば、今頃家で、ミナとナナはどうしてるかな...。仲良くやっているだろうか。今はユウの講義を終えて、一緒に遊んでいたりするのかな...。
そんなことを考えながら、お弁当を食べ終わる。
...よーし...!残りちょっとだけど、頑張るか...!




