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6話『子供の駆け回る音』
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「――相変わらず、クッソ暇だな」
電話番もして1件受けたけれど、それは大抵親父が受け持つから本当にやることがない。仕方がないので、『暇なときはゲームでもしてていいぞ』とは言われているので、手元の携帯ゲーム機に目をやる。
「『ラグナロクディーヴァ』……」
昨日は、その夢を見た。二次創作だったら『原作破壊』と言う奴らが出そうな展開で、正直意味が分かっていなかった。でも、夢でセレナが言っていたとおり、神様が来た。
そして思ったより、人間に近い悩みを持っていたのは、本当にやりやすかった。初孫のような人間を迎えた龍神のおじいさん、良い人だったな。……人じゃないけども。
すると、――バタン、と物が落ちる音がした。
「……?」
――どたどたどたっ
子供が駆け回る音。店の中を見渡せるレジカウンターから、そんな人影は見えない。えっ、気持ち悪っ。と、様子をうかがうも、訳が分からないうちになぜか眠気がやってきた。
――おねんね!
――おねーさんのお話聞いて!
「何なん、だよ……」
閉じていくまぶたの向こうで、2人の子供がカウンターによじ登って覗き込んでいた。




