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【第1部完結】しるすにあたわず ー家帰ったら紫式部おったんやがー  作者: 木枯翔陽


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第12話「偽る彼女の不器用な涙 その2」

 最終プレゼン、開幕。

 なんやかんや2か月ほど、『新規資材の流通ルートの開拓業務』を死ぬほどやっていた。正直、清水なこは何もしていない。この感情はよ、処理しきれねぇよ。

 しかし、世というものはどういうわけか、こういう時、頑張って労働していた方をしばき倒すもの。いや、絶対、おかしい。こんなのおかしいですよ! 運命さん!

 ある意味カリスマっていうのかな。何故か清水なこの言うことをみんなホイホイ聞く。それも会社のルールとかをひっくり返してしまうほどに。言葉の力ってヤバすぎ。

 カリスマとプレゼン、この二つの悪魔合体に私はどう向き合えばいいのか……

 営業とは、社会の潤滑油。


 刑部葵。平安商事・第二営業課。29歳。

 夢を失い、それでもなぜ彼女は、理不尽な目に会っても、仕事を完遂しようとするのか。


「正直、仕事は嫌いです。でも才能があると思って夢がかなうと信じ、専門学校に入った。でもできなかった。そんな私に残ったのは、親にお金を出してもらったという事実です。信じてくれた親に、けじめをつけないとって思ったら、もうなんでもいいから、働かなきゃって思いました」


 今日はこの人に密着する。普段は人とほとんど関わらず、交友関係も知らない者が多い刑部葵に初めて密着取材が許された。

 ―――そして明かされる彼女が働く悲しい理由。


「働いて気づきました。お金を稼ぐのってきっついなって。アホみたいなミドルオフィス業務しないとだし、ほぼアテンドみたいな接待もしないといけない。君みたいな無愛想な人は信じられないとか、すごく理不尽な理由で断られたりとか。でもしないと、このままじゃ親が大変な思いをして稼いだお金を無駄遣いした情けない娘で終わっちゃう。それって、めちゃくちゃ親不孝なことだって思いました」


 最後に問うた。プロフェッショナルとは。


「えっと、ただ生きるために働くことですかね。こんなはずじゃなかったとか、こんなことをしたかったわけじゃないとか。思う時たくさんあるけど、お腹は減るし、眠くなるし、ノルマはあるし、業務は私を待たない。我慢出来るうちはまだ大丈夫かなって。だって生きるってお金がかかりますし、嫌な気持ちを理屈で抑え込む。それがプロというか大人ってやつですかね」


 ……何を言ってるんだ、私は。過度のストレスが私の脳内に密着取材を入れやがった。

 一条電機(いちじょうでんき)の会議室で、私はノートパソコンを見ながら、思った。清水なこは、私が千の夜を超えて作ったプレゼンテーションを背にして話していく。


「この通り、一条電機の各工場へと流通ルートは従来よりも30%ほど短縮することとなりまして、資材倉庫とコイルセンターが全て、全ての工場と同じ市内に収まることで安定した資源供給と工場の変則的な増産にも対応可能になります!」


 清水なこは持前の小悪魔的な笑顔で、一条電機の生産本部長専務である木島(きじま)さんに笑いかける。


「いいねぇ! この工場は一条電機の今後の海外への輸出拠点になる場所なんだよ! このエリアであるなら、トラックでも20分から30分ほどの距離だしねぇ、なこちゃんよく見つけたねぇ!」


 もう木島さんは、目がとろりと解けて、完全にキャバクラのお姉ちゃんを見る目だ。なこの色気に完全に堕ちてしまっている。なんだこれは……。

 あと、見つけたのは私です。資材倉庫の人も、『刑部さんの頼みなら』と言って無理してくれたんですよ……?

 木島さんの右側に座る佐藤さんは、驚きの表情で答えた。彼女は理解してくれるはず……。


「すごいですね……ここならば、今後の竣工・稼働予定の新工場もエリアに入ります。刑部さん、この場所の確保って結構大変だったのでは?」


「あ! それはその……苦労しまし……」


「いやー! 本当に大変だったんですよ! 佐藤さん!」


 えっ……?

 私は思わず口を開いて唖然とした。佐藤さんも思わぬ清水なこの介入に言葉を失った。

 清水なこは胸を張り、堂々と語っていく。


「私もこの市内で見つけられればと思って、根性で見つけて来たんですよ! 資材倉庫の方が、『君の頼みなら』って言ってくれて、なんとか開けていただけることになりました! この場所の確保はとても大変でしたね♡ 工場の付近に資材倉庫があれば、いかなる状況でも対応できるんです。まるでコンビニのように」


 思わず唖然として、肩を下げる私。コンビニってなんすか……。こんなの計画にないはず。

 佐藤さんは顔を歪ませて、質問をした。


「待ってください。この資材倉庫は刑部さんのつながりでは……。それに、コンビニという言い方には少し語弊が……」


「佐藤君! 今回はなこちゃんの頑張りで枠を広げてもらえたんだから! 頑張っている子にそうやって言うのは良くないんじゃないかなぁ? そういう態度が、後輩が育たない原因になると考えたまえ」


「す、すみません」


 俯いてしまう佐藤さん。さすがにこれはちょっと佐藤さんが可哀想だ。

 不味い。空気が全部清水なこに支配されている。それにこの資材倉庫は夜間の稼働には否定的だ。24時間稼働というのは歪曲した事実だ。だからミーティングに出て、細かい情報を確認しないから……。佐藤さんの方が白だ。

 これの責任は完全に私に回ってくる。

 しばらくの沈黙ののち、木島さんは続けた。


「ごめんね。なこちゃん! この近くに24時間対応の資材倉庫あるのは大きなメリットだねぇ。これならば多少の増産も対応できる。すごいなぁ! 僕としてはいいけども、資材担当の大平君からは何かあるかな?」


 ニヤニヤと満足げに笑う木島さんは、左側で座る大平さんに話を振った。


「えー、そうですね……場所や資材の確保という面では、良い条件であるかなと認識は持っております。やはり確認しておきたいのは資材費の部分でしょうかね。やはり鉄鋼というのは為替の影響を受けるものでありますので、そこの懸念は取り除きたいと思いますかな」


「さすがは大平君だね。どうなのかね。その辺は」


 鉄鋼というのは為替の影響をもろに受ける。原材料が基本ドルでしか購入できないため、円安の影響がダイレクトアタックしてくる。1ドル130円から150円に変動するだけも、輸入コストとしては15パーセントほど上がってしまうというクソゲーです。

 だが、総合商社である平安商事には、それを防ぐ術があるんですよ。あまり知られてはいないのですが。ヘッジ機能と呼ばれるスーパーシステムがあります。


「事前にですが、平安商事と墨染銀行(くろぞめぎんこう)様で、契約の内諾していただいております。今後3年間で『鉄鋼を1ドル140円で購入する』という契約を予約しました。期限の方は3年となりますが、その間は為替の影響を受けずに御社に提供する値段は変動しません」


「140円ですか……!? 我々の新工場によるさらなる増益をみての金額でしょうか……これはすごいですね」


 私の説明に大平さんはご満悦だ。黒染銀行に三顧ならぬ十顧の礼をした価値があります……。


「えぇ、今後の契約更改に関しましては増益を鑑みて……」


 説明を続けていく私。すると再び清水なこ。軍事介入をしてくる。

 存在意義を世界に示さないで……頼むから。


「売上とか、増収したら、要はもっと契約期間を長めに設定してくれるということですよ! 平安商事が間に入ることで一条電機は安心して、材料を購入できます! 円安リスクへ対策はうちの刑部がコミットしますのでお任せください!」


 清水なこは満面の笑みで、切れたジャックナイフのようなことを口走っている。

 最後の6文字いらなくねぇか……息を吸うように、嘘をついて仕事を押し付けてくるな。

 ぽかんとする私を見て、不憫に思ったのか佐藤さん。


「正直この契約はかなりの信用と努力が必要だったはずですよ……それに契約更改も続く保証は……」


「佐藤君! 君はもっと信用するってことを学んだほうがいいんじゃないかなぁ? なこちゃんがこれだけ言うんだから、大丈夫だよ! それに工場の稼働開始も1年後なんだから、増益は間違いないと思うけどなぁ? 考えて発言しなさいよ」


「えっ……す、すみません。気を付けます」


 再び佐藤さんは木島さんに叱咤されて、息をひそめる。

 きっと佐藤さんは私の努力だから、清水なこがいかにも『やった』感じを演出していることに違和感を覚えているのだろう。嬉しいんだけど、胸が痛いよ……。

 いぶかる様に佐藤さんを見た後に、木島さんは確認した。


「しかし何よりも驚きなのはこの三井商船さんを利用した海運だね。これはどういうことかね?」


「えっと……三井商船の船は今まで、日本から海外への輸出のみで運航を行っておりまして、片道は空の状態で運航しており、利益率が悪くなっておりました。しかし今回の案件で、この利益率が悪かった運航ルートに今回の鉄鋼を復路として据えることで、商船には安定利益を生み出し、また一条電機様には、かなりの低価格を実現することができました」


 正直、今回の切り札はこれに尽きる。これを実現するために佐藤さんにも三井商船の説得のお手伝いをしていただいた。今度、飲みに誘おう。佐藤さん。

 オマケに三井商船の拠点はこの愛知県。まさにミラクルコンタクト。あのイルカ人間にも正義の闇の力を見せてあげられたと思う。

 佐藤さんも恍惚の表情で、木島さんに話した。


「この話は刑部さん無しでは実現しなかったものです。営業としての集大成と言っても過言ではないかと思います」


「ふーん? そうなの。刑部君もやる時はやるんだねぇ」


 何か納得しなさそうに声をかける木島さん。私、この人になんかしたっけ……?

 やる時はやるって、なんかすごい、嫌な言い方だな。普段全力だしてない感じ。

 私と佐藤さんがもやもやとしていると、清水なこは一歩踏み出して、トンデモ発言をしやがった。


「刑部に頑張っていただきましたが、このアイデアは私の意見です。ですが、私は御覧の通りの若輩者。実現には刑部さんの信用が必要不可欠でした。だから刑部さんにはとても感謝していますよ~」


 なんだよっ! こいつ! ほんとによ!

 私は思わず、右手でパソコンを叩いた。

 大きな音と共に、訪れる長い間の静寂。一瞬で血の気が冷める。やっちまった。

 すると佐藤さんがすかさずフォローに入った。「ごめんなさい」と流し目で謝って。


「これは清水さんのアイデアなんですね……確かに実現できれば大きな利益になりますし、実現できるのも刑部さんだけです。頼るのは正解ですね……そうではありませんか? 木島専務」


「あぁ、そういうことかぁ。なんだね、刑部君。君もいいところがあるなぁ」


 こいつは別に清水なこを持ち上げたいわけじゃない。ただ清水なこと関係を持ちたいがために、周りにそれを強要させている。正直、商談じゃなきゃ相手にもしたくない。

 でも佐藤さんがすごかった。彼女の機転に救われた。この台パンは下手したら契約が流れてしまうほどの非礼だ。最後の最後で台無しにしてしまうところだった。

 私がうなだれていると、清水なこが近づいて、右手を口に添えて告げた。


「せんぱーい♡ 悔しいからってそれは良くないですよ……愛嬌ないんですから、こういうのは私に任せて、大人しく後ろで歯車しててください」


「……」


 私は俯いた。何も言い返せない。

 しばらくして、清水なこはくるりと体を翻して、満面の笑みを浮かべて答えた。


「以上でプレゼンは終わりになります。いかがでしょうか? 木島さん?」


「うーん、是非前向きに契約の方を進めたいね! 刑部君だけだったら、悩んでたけど、なこちゃんの可愛さに負けちゃった! そうだ。なこちゃんはゴルフとか好き?」


「ゴルフですか………? ………えへへ、実はずっと興味があるなーって思ってました!」


「そうか! なら……」


 楽しそうに木島さんと話す清水なこ。

 その2人の様子を、後ろから茫然と眺める私。動けなかった。

 自分の心の中から溢れる黒く、そしてドロドロとした醜い『何か』に意識が飲まれそうで、それを抑え込むのに必死だった。


 ●


 最終プレゼンを終え、平安商事に帰社した後、私は家に帰らなかった。何をしていたかというと、1人でカラオケボックスに入り、だらしなくハイヒールと服を脱ぎ散らかして、ソファーで寝ころんでいた。


 最終報告も清水なこが行った。もうなんというか、意味がないかなと思って彼女にやらせた。大郷課長もなぜか清水なこの報告を聞いた時、すごくうれしそうだった。

 そして、営業課で褒められたのは、清水なこ。彼女だけだった。祭り上げるように、何かに扇動されるかのように。

 最終的な報告書の作成は私がやることに。


 自分達は自分が有利に立ち回れる場面だけで活躍して、面倒ごとは周りに押し付ける。


 仕事なんてどうでもいい。そう思ってたはずなんだけどなぁ。

 いや、この状況になって分かったのだろうな。私にもそれなりにプライドがあったのか。

 今回の商談、それなりに苦労した。2か月の間、いろんなところ回って、いろんな人に頭下げて、なぜかよくわからないプレゼン修正を夜遅くまでした。

 だけど、ことあるごとに定時で帰って、ミーティングには一度も来なくて、先輩を舐め腐っている後輩に全部持っていかれる。


「……んぐ」


 努力は必ず報われる。ただ報われるはずだった努力は横取りされた。

 正しく報われるはずの努力は、謎のカリスマで清水なこに全部持っていかれた。

 努力をしても、その結果は接収される。努力を搾取されること、これが理不尽だ。


 さすがに帰りたいとは思えない……。というか、やる気でねぇ。


 仕事で嫌なことがあると、私はいつも1人でカラオケボックスに逃げ込む。満足するまで横たわるためだ。落ち込んだ精神状態で帰ると、あのワンルームの無音が余計に孤独を強く感じさせてしまうから。

 消えたくなっちゃうんだよ。案外、夕子の言ってたこと間違ってない。

 だからモニターから微かに音楽が流れているカラオケボックスに来る。この耳にうっすら流れる音楽が、消えてしまいそうな心をぎりぎり留めてくれるから。


「はぁ……」


 ため息を吐いて、テーブルの上にあるメニューを見る。なんか食うか。

 その時だった。

 床に落ちていた鞄から爆音で携帯の音楽が流れる。それを聞いて、その存在を思い出した。


「あっ、やべ」


 足早に鞄からスマホを出して、電話に出る。


「はい、刑部です」


『葵! 今どこにいるのよ!』


「あー……式部さん、すんません」


 そうだった。彼女がいた。何故か平安の世から舞い降りた彼女が。


『随分と帰りが遅い上に、何も連絡がないから電話してみたけど……というか、初めて電話というものを使ったわ……』


「そうだっけ……文明に追いついたね、式部さん」


『うふふ、私を誰だと思って……じゃないわ。今、どこにいるの? ……ちゃんと帰ってくるのよと言ったじゃない。私、麻婆茄子作って待ってるのよ!?』


 なんというか、すげぇお母さんだな。独身OLにはありがたいんですけども。

 ふと言われて、腕時計を確認する。すると23時過ぎ。かなり長い間いたな。


「ごめんね。今から帰ります」


『まぁ、いろいろあったんでしょうね。……当ててあげる。どっかで一人になって引きこもってた?』


「エスパーかよ」


 式部さんの謎の会話に、錆びついた心が少し温まる。せめて家に帰ってうなだれよう。

 カラオケボックスを出た私は、帰途についていく。


 漫画を捨ててからは、我慢の日々だった。

 親に出してもらった学費を返す。

 自立した大人になるため、独り暮らしをする。

 家計を一人で切り盛りする。

 ちゃんとした会社に勤めて、労働をする。

 やらなければならないことが多かった。でもそのどれひとつして、私のやりたかったことじゃない。


 失ってしまった自分の人生の指針の代わりが出来るのは、他人が口を揃えて告げる価値観だけだったから。それがたとえ間違っていると分かっていても。

 社会の歯車を演じていれば、私自身が人生に迷わないで済んだんだ。

 けど、それは自ら搾取されることを選んだことでもあったんだ。


 冷えた風が吹きすさぶ夜の街。気が付けば我が城・ワンルームマンションの前に帰ってきてた。

 ただいま、私の城。今だけは私をラプンツェルにしてくれよ。

 入り口はオートロック。唯一無二の私の聖域を守ってくれる私の守護者だ。

 私の部屋は1階の隅っこ。なんでって隅っこだったら人に会わなくて済むもんね。家の中でくらいさ、周りの目忘れたいやん。

 扉の前もダブルロックだ。スペシャルな構造で、私の心の弱さを守ってくれる。


 ―――でも今、私の心の中には、私の弱さに寄り添うやつがいた。


 扉のドアノブに手をかけた。その時だった。勢いよく扉が開く。

 そこには、アルファベットで意味の分からない言葉が書かれたダボシャツを着た奇々怪々な平安女。


「……遅かったじゃない」


「あっ……」


 私は思わず声を漏らす。あれ、今、ほっとした?

 言葉を失う私。すると『オープンユアマインド』というシャツを纏う式部さんは、驚いたように目を見開いて問いかけた。


「あなた、どうしたの?」


「えっ? どうって……何が?」


 どういうこと?

 すると式部さんは、とても哀れなものをを見るように、寂しい目をした。


「なんてこと……あなた、今、自分がどんな感情なのかも分かってないのね」


 式部さんは私の手を思いっきり掴む。すると勢いよく部屋の中へ。


「ちょっ、ちょっと!」


 ハイヒールを履き捨て、式部さんに導かれるまま、洗面台へ。

 そして、式部さんはとある場所を指差す。私はその方向を見た。

 ―――そこには鏡。そこに映るのは私の顔。そして。


「これって……」


「えぇ」


 そこに映るのは、目のアイライナーが滲んで生まれた、黒い涙を流す私。

 ―――心の中の黒い、何かが理性の檻を破壊して、零れだした哀れな人間だった。

 隠すのが役割のはずの化粧が、皮肉にも式部さんに感情が見つかってしまうきっかけになるなんて、とんだ笑い話だよ。


式部さん豆知識


紫式部はどうやって執筆などをしていたか。それは何よりも藤原道長の功績が大きい。章子サロンの看板作家として紫式部を向かい入れた条件として、当時高級品であった紙を無条件で提供していた。いわば現代で言う担当編集のようなことをしていた。また現代でいうオフ会の始まりも平安だそうで、女房達が集まり源氏物語について熱く語り合う事あったそうな。なお、厄介なファンも平安時代には生まれており、執筆中の原稿を早く読みたいがために盗まれるという前代未聞の事件が多発した。ちなみに厄介なファンに苛まれる作家としても紫式部は先をいっており、日記では「未完成で持ってかれるのヤバすぎ」とか「内容ネタバレしてんじゃねーぞ」とかブチギレてたそうな。この内容が書かれた日記も道長からのお願いで書いているのも面白過ぎる。平安も今の世も大差ないのかもしれない。


ーーー

お読みいただいてありがとうございました!

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