出会ったはず
盆休みも終盤を迎え実家に居るのも最終日となった
どうしても先日の神社とそこに居た神職の言葉が気になり自然に足を向けていた
(憑いている)
確かに神職は言った
言い方的には霊や妖怪といったオカルトの類を連想するが正直に信じるには年齢も年齢である
馬鹿らしいという気持ちと、だかしかしといった気持ちで揺れていた
そうこう揺れる内に神社へと辿り着いた
まだ夏の午前中と言えど暑さで参拝客は見当たらない
境内を掃き掃除してる巫女さんが目に留まり宗馬は意を決して声を掛けた
「すいません、この神社にいらっしゃるお年を召した神職?の方今いらっしゃいますか」
「神職…年を召した…?」
「はい失礼ながら結構ご高齢だとは思ったので…この間少しお話ししまして去られる際にあちらの建物へ入って行かれたのですが…」
先日入っていた建物は今日も静かに佇んでいるが扉は閉まっている、この時間は閉めているのだろうか
視線を巫女さんに戻すと大きく目を見開き驚きの表情で止まっていた
「え?あそこに入ったお年寄りの方居たんですか?」
「はい?確かにあちらの…今閉まってますけど前開いてましたので」
「うーん…あちらの建物は地域の祭事に使う物の保管庫みたいなものでして人が頻繁に出入るような所でなく、そもそも祭事の時にしか開けないのでお盆中は閉めてたはずなんですが…」
宗馬の身体は固まりつつも頭はフル回転していた
(いよいよオカルト地味てきたな…)
これ以上は迷惑になりそうだと巫女さんにお礼を言い神社を後にした




