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黒一の恩返し  作者: かずや


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15/17

憑いている

 声のする方を振り返れば神社の神職だろうか?

 年老いたお爺さんがニコニコと笑って宗馬を見つめている

 憑いてる?なんだ霊的な話か?

 訝しげに神職を見てると

「なぁに不安がる事はない、間違いなくお主は善人じゃよ…恩返しされる程にの」

 恩返し、そのワードに黒一が浮かぶ

 神職は何かわかるのか?

「あの、すいません何かわかるんですか?教えて下さい」

「ふむ…なるほどの…怖がる事では無い」

 神職は宗馬の足下に目線を向けたまま言った

「答えを焦るな、お主が知りたければ答えてくれるもんじゃよホッホッホ」

 そう言うと神職は身を翻し建物の中へと消えていった


「どういう事なんだ…」

 宗馬は混乱したまま来た道を引き返していった


憑いている、その言葉が離れないまま

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