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憑いている
声のする方を振り返れば神社の神職だろうか?
年老いたお爺さんがニコニコと笑って宗馬を見つめている
憑いてる?なんだ霊的な話か?
訝しげに神職を見てると
「なぁに不安がる事はない、間違いなくお主は善人じゃよ…恩返しされる程にの」
恩返し、そのワードに黒一が浮かぶ
神職は何かわかるのか?
「あの、すいません何かわかるんですか?教えて下さい」
「ふむ…なるほどの…怖がる事では無い」
神職は宗馬の足下に目線を向けたまま言った
「答えを焦るな、お主が知りたければ答えてくれるもんじゃよホッホッホ」
そう言うと神職は身を翻し建物の中へと消えていった
「どういう事なんだ…」
宗馬は混乱したまま来た道を引き返していった
憑いている、その言葉が離れないまま




