0860・復帰の情報と自由行動になった午後
昼食が終わったら後片付けと雑事を熟し、それが終わったら珠の部屋へ。
窓を開けておったから臭いは篭もっておらぬが、けっこうな寒さになってしまっておる。
とはいえ気にせず窓を閉めてからゲームにログインした。
まずは訓練場に居る皆に挨拶し、次に呼び出す事を伝えにラスティアとキャスティの所へ行くと、ハートマークの札があったので回れ右。
ソファーの部屋へと移動した。
今日は皆に声も掛けておらなんだのでどうしようかと思ったのだが、妾がログインしたと分かったからか、早速メッセージが来た。
なので知り合い全員に送る設定でメッセージを返す。
『今日は朝から居なかったがどうしたんだ?
急にログインしてきたみたいだが……』
『今日は朝から現代の巫女がチョコレートを家に持って来たんじゃ。
で、珠のベッドで臭いを嗅いだりとかしとったら、その後に抱き着いてきてのう。
それは良かったのじゃが、その後に珠が一時的に復活した』
『タマちゃんがですか? それは良かったです』
『そうじゃの、良かったの。
と言える訳ではなく、その後に盛り上がった2人は昼前まで乳繰り合っておったというわけじゃ。
その後に珠は疲れて引っ込んでしもうた』
『………何やってんだよ、まったく』
『まあ、久しぶりですし、盛り上がったのなら仕方がないのでは?
私達もありますし……』
『あるのなら文句は言えないんじゃないの?
……それより午後からどうする?
イルも車に乗って帰ったし、流石にそろそろログインしてくるんじゃない?』
『今日は朝から居なかったので変だなと思ってましたけど、そんな事があったんですね。
まあ、盛り上がったのなら仕方ないと思います』
『そう、仕方ない。
それは仕方のない事だし、説教される事じゃ無い』
『いや、説教はされるだろ。
たぶん運転手の人とか待たせてただろうし、怒られるのは仕方ないと思うぞ?』
じゃろうの、それは妾でも思うわ。
とはいえ盛り上がった男女が他人の話なぞ聞くわけが無いがのう。
当たり前の事ではあるが……
『それよりもお昼からどうする?
今日はこのまま適当に過ごす?
それとも三層目?』
『このまま適当で良いのではないか?
迷惑を掛けたし、なにより今日はそんな気ではあるまい?
妾はアマロが売り出してくれれば買うでな。聖浄塊を宜しく頼む』
「完成した物はありますから売りますよ。
午前だけでも結構終わりましたから、それなりの量がありますし」
『左様か。
なら全て購入してキャスティとシグマの盾を作らんとな。
その後にユウヤのタワーシールドが作れれば作るという形じゃの』
『俺の方はそれで問題なし。
どのみちかなりの値段になってるのは間違いないだろうから、こういう時は一人の職業で良かったと思うわ。
召喚系とか調教系は地獄だろうし』
確かにのう。
妾はまだ自分で作るから助かっておるが、他の者達は地獄であろうよ。
サブ職業によっては、お金も稼げずに泥沼に陥っておるかもしれん。
まあ、そんなサブ職業でゲームをするのが悪いと言えば、それまでじゃがな。
妾はメッセージでの会話を終えると、アマロが売り出した聖浄塊を全て買い取った。
なかなかの量であったが気にせず盾へと加工し、完成したのがコレじゃ。
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<盾> 聖浄塊のカイトシールド 品質:10 レア度:7 耐久1580
聖浄塊のみで作られたカイトシールド。
それ故に性能は一切落ちておらず、正しい力を発揮する。
同じレベル帯の物より防御力や耐久力は落ちるが、その分だけ瘴気に対する高い性能を持つ。
これが無いと高位アンデッドの上位と戦う事は難しい
破壊力減少14(闘気強化時19) 魔法攻撃減少14(闘気強化時19) 瘴気属性耐性25 瘴気攻撃耐性25 常時浄化26 清浄 聖浄
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<盾> 聖浄塊のタワーシールド 品質:10 レア度:7 耐久1620
聖浄塊のみで作られたタワーシールド。
それ故に性能は一切落ちておらず、正しい力を発揮する。
同じレベル帯の物より防御力や耐久力は落ちるが、その分だけ瘴気に対する高い性能を持つ。
これが無いと高位アンデッドの上位と戦う事は難しい
破壊力減少15(闘気強化時20) 魔法攻撃減少15(闘気強化時20) 瘴気属性耐性25 瘴気攻撃耐性25 常時浄化26 清浄 聖浄
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ユウヤの分だけではなく、他にもラウンドシールドとカイトシールドが一つずつ作れるだけの量があった。
なのでユウヤとナツに売りに出し、残りの一つはアルゼルに売った。
棘棍棒も作って一緒に売ったが、早速訓練場に行ってしまったのう。
あそこなら壊れんで済むからよいが……。
「新しい得物を持てば振り回したくなるもの。それは悪魔も変わらない」
「まあ、そうじゃろうの。
それはともかく童女からも依頼が来たからさっさと作るかの。
それにしてもグレートソードは作るのが楽で助かるわ」
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<剣> 強浄木と浄命石のグレートソード 品質:10 レア度:7 耐久2000
強浄木で作りだし、浄命石を刃の部分に被覆したグレートソード。
金属製の物より軽く、振りやすいので切れ味をメインに扱うべき剣。
重量に任せた一撃では切れない事もあるので注意しよう。
攻撃力52 破壊力1 アンデッド特攻14 常時浄化11 生命浸透
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「剣は重量で圧し切る物と、刀のように切り裂く物の二種類がある。
もちろん刀にも<圧し切り長谷部>などもあるので、全てが斬り裂くという形の物ではない。
とはいえ刀は曲剣の分類じゃから、斬る方が優先じゃがな」
「押し切るというか圧し切る剣というのも珍しい。
西洋の剣もどちらかと言うと押しつぶすが正しいところ。
多くの死体の傷はそうなっていたっていう記録が残ってる。
だから切れ味の鋭いのは有名。ウルフバートとか」
「まあのう。
ただ、アレも日本刀の製法に近い物だったと言われておるがな。
どっちが早いかに関しては分からんところじゃ。
日本は平安の頃の鍛冶技術が一度途絶えておる所為で分からんからな。
戦国期以上に感覚頼りの鍛冶であり、多くは一子相伝であった故に」
「一子相伝は廃れたら全く分からないという欠点がある。
とはいえ当時の技術は今とは違ってて宝物のようなもの。
それを他の家の者に与えるなんて事はまずない。
家の中で裏切者扱いされかねないし、他の鍛冶仲間からもどういう目に遭うか」
「全くもってその通りよ。
それ故に一子相伝にせざるを得なかったという事情もあるのだ。
皆が皆、一子相伝にしたかった訳でもない。
だが、当時はそれが当たり前であったという事も合わせて考えねばならん。
っと、これでよし」
妾は童女に優先を付けてグレートソードを売り出すと、すぐに買われたのだが………
「童女からメッセージが来たが、新しいグレートソードを持ったエウリティアが早速ここの訓練場に来たらしいの。
アルゼルと手合わせでもするのか、それともファル達と手合わせでもするのかは知らぬがな。
自分の所の訓練場を使う気は無いんじゃの」
「一人で練習するのならいいけど、ここの方が人が多くて便利なのは間違いない。
それに手合わせの相手も多いし、アマロの所のアンデッドも来ている事が多い」
「アレはなんでじゃろうな?
別に構わんのだが、何かを仲間達から習っとる感じなんじゃよなぁ。
妙な事を教えねばよいが……」
特にセナはのう………独断専行を教えそうで、大丈夫かと言いたくなる。




