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0851・聖浄塊の盾




 嫌がらせも含めた戦闘が終わり、妾は皆と共に家へと戻っていく。

 それなりに戦えたようではあるが、やはり童女達と共に戦うよりは得られたものは少ない。

 人数に差があるから仕方がないのじゃが、それでも妾達だけで戦えるという事実、その意味は大きい。


 あそこは敵のレベルが190を超えておる。

 その中にあって、妾達単独でもどうにかなるという事じゃからの。

 それは格上であろうとも十二分に戦える事を意味しておる。

 人数を掛けずとも妾達単独で、じゃからな。


 ―――――――――――――――


 種族レベルが上がりました

 種族レベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・中級のレベルが上がりました


 使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました

 使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました

 メイン職業:暗殺者・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:暗殺者・中級のレベルが上がりました


 使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました

 使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました

 メイン職業:盾士・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:盾士・中級のレベルが上がりました


 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました

 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました


 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました

 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セスのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セスのレベルが上がりました


 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました

 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました


 ―――――――――――――――


 やはり皆で行った時のように3レベル上がったりはせんのう。

 とはいえ2レベルでも十分じゃがな。


 おそらくこのゲームのプレイヤー全体で、一番レベルが高いのが妾達のはずじゃ。

 もしかしたら突出しとるかもしれんが、それはそれで構うまい。

 戦えるから戦っとるだけじゃしな。


 それはともかくとして、家へと戻ってきた妾はさっさとソファーの部屋からマイルームへと飛び、ラスティアとキャスティとファル以外を戻した。


 「フィーゴのレベルが低いままだけど……あれでいいの?」


 「確かにそうなのだが、夜は妾も物作りをせねばならんでな。

 夜中もレベル上げというのは、なかなか難しい。

 ………セナがする気か?」


 「私は問題ない。

 危険な所でなければレベル上げも出来るし、フィーゴが居れば【浄化魔法】があるから楽」


 「ふむ………良かろう、ただしファルと一緒じゃ。

 そなたは突出する可能性があるでな、盾のファルがおらねば微妙に安心できん。

 今までの事からじゃから、甘んじて受け入れよ」


 「ファルが居れば楽だから、その方がいい」


 どうやら本人的には気にならぬようじゃの。

 今までのやらかしを言えば「むっ」とするかと思うたが、そんな事も無い。

 順調に冷静になっとるのか、その程度は気にならんだけか。

 その辺りは分からんが、まあ良かろう。


 妾は錬金部屋に行き、強浄木と浄命石のトンファーとヌンチャクを作り、それをセナに渡して交換させた。

 これでおそらく問題は無いはずだ。

 懐に入られる事も無いであろうが、そろそろ作らねばならなかったのもあったので丁度よい。


 それ以外にも強浄木と浄命石のマニカを複数作り、それぞれに渡していく。

 これだけでも大分違うであろう。

 何といっても腕が【常時浄化】されるからのう。

 アンデッドが嫌がる可能性も高いし、変更しておいて損はあるまい。


 物作りも終わったのでソファーの部屋へと戻り、ラスティアとキャスティにもマニカを交換させる。

 これで装備は多少マシと言ったところか。


 「強浄木と浄命石を使うのは良いが、クリムゾントータスの皮では負けるので質が落ちるのがのう……」


 「その所為で防具が軒並み作れないっていうのも、なんだか……って言ったところかしら?

 まあ、レベル190もある連中の素材だから、負けるのも仕方ないんでしょうけどね」


 「ですね。流石にレベルが高いですし、四層目は更にでしょう?

 もうちょっと実力や装備が整ってから四層目に行くべきでしょうね。

 先走り過ぎだとも言えます」


 「そう言われたら返す言葉が無いんじゃよなぁ。

 確かに突っ走り過ぎだと言われればそれまでではある。

 皮の質が悪いという事は、それほど質の高い皮を持つモンスターを知らぬという事でもあるしの。

 それらを見つけて装備を整えてから、というのも分からんではない」


 妾がそう言うと、腕を絡めて胸を押し付けてきていた現代の巫女が、呆れたような声を出した。


 「ランキングではナミ達が突出してレベルが高い。

 私達がそれに続く感じだけど、今日ので完全にナミ達が一番上。

 そして他のプレイヤーとも大きな差が開いてる。

 その事で掲示板も結構騒がしい」


 「そういえば、確かに大きく騒いでるわねえ。

 とはいえ敵を倒さなきゃレベルは上がらないんだし、大多数は強い敵と戦ってるんだろうって解釈してるわ」


 「一部に「その情報を秘匿しているのはー」なんていうバカが湧いてますけど、軒並みスルーされてますね。

 そもそも情報を開示するかどうかは、それぞれの勝手だというのに……」


 「大半は分かってる。

 文句を言っているのは、単に気に入らないから騒いでるだけ。

 仮に教えてやっても、今度は勝てなくて文句を言う」


 「レベル190だって聞いた時点で、おそらく行かないと思いますけどね。

 トモエが書いてしまえばいいのでは?」


 「ごめん、もう書いた。

 読んでてイラッとしたから、つい……」


 「別によいのではないか?

 情報が出回ったとしても、大半の者は来んじゃろ。

 そもそもじゃが、ここの拠点を使えるのは妾達だけじゃしの」


 「最寄りの町であるゼット町からも微妙に距離がある。

 だからこの森はちょっと通い辛い」


 「愚か者が来んで、ちょうどいいとしか思わんの」


 「それはそうね」


 「カンカン」


 ファルが来たので食堂に行き、夕食をとったら再びソファーの部屋へ。

 そしてセナとフィーゴを召喚したら、ファルと共に送り出す。

 主な目的はフィーゴのレベル上げであって、セナが暴れる事ではない。

 その事をファルに託して、妾はマイルームへと戻った。


 ラスティアとキャスティを召喚したら、妾は個室に入ってログアウト。

 現実へと戻る。


 現実でも夕食を終え、雑事を塾して風呂に入り、後は寝るだけとなったのでログイン。

 ここからはマイルームでの物作りじゃ。

 しかし、そこまで作る物は多くない。


 狂死塊の品質を10にしたらアマロにメッセージを送って売り払い、アマロから完成した聖浄塊を買い取る。

 そしてそれを手に持ちながら、何を作ろうかと悩む。


 「防具は作りにくいというか、マニカぐらいにしか出来ん。

 となると武器なんじゃが………単一素材縛りがのう、キツイわ」


 どうしたものかと思いつつ、まずは盾を作る事にした。

 ファルがおらぬものの、まずはファルやセスが使うラウンドシールドからじゃ。

 これでも単一素材じゃと、使う量が多くて厳しいと言わざるを得んの。


 ―――――――――――――――


 <盾> 聖浄塊のラウンドシールド 品質:10 レア度:7 耐久1540


 聖浄塊のみで作られたラウンドシールド。

 それ故に性能は一切落ちておらず、正しい力を発揮する。

 同じレベル帯の物より防御力や耐久力は落ちるが、その分だけ瘴気に対する高い性能を持つ。

 これが無いと高位アンデッドの上位と戦う事は難しい

 破壊力減少13(闘気強化時18) 魔法攻撃減少13(闘気強化時18) 瘴気属性耐性25 瘴気攻撃耐性25 常時浄化26 清浄 聖浄


 ―――――――――――――――


 性能は落ちるものの、これでなければ【清浄】と【聖浄】が付いておらぬ。

 そして付いておらねば、穢れや呪いが防げん。

 ここからは性能よりも付いておる能力で考えねばなるまい。


文芸・歴史カテゴリの「式神と霊兵」が260話を超えました。宜しければご一読下さい。

https://ncode.syosetu.com/n5672me/


空想科学カテゴリの「悪魔が来たりて進歩する」が100話を超えました。宜しければご一読下さい。

https://ncode.syosetu.com/n2381mm/


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