0834・新素材と浄化待ち
深層三層目の素材が無くなった妾は、二層目の素材を浄化したりして作り出す。
品質は上げずに種類を作り出すという形じゃの。
それと手に入れておる様々な素材の精錬や品質上げを終わらせて売りに出した。
深層二層目の素材は瘴気属性を理解するための物じゃ。
それを信じるかどうかはどうでもよく、妾は必要とする者がおるなら買うじゃろうという考えで出した。
別に妾が信じてもらう必要など無いでな。
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サブ職業:錬金術師・中級のレベルが上がりました
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それが終わったらセナの下に行き、錫杖を渡して妾は部屋へと移動。
そしてログアウトしたら、寝る準備をしてベッドで目を瞑る。
後は不必要な者に死を与えるだけじゃ。
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2001年 2月10日 土曜日 AM8:22
今日も深層三層目に行くのじゃが、今日はアマロに狂死塊を売らねばならんの。
アレ、まだ売らずに持ったままなのじゃよなぁ。
アマロが買えるだけのお金を持っておるか不明なので、まだ売りに出してはおらんのだ。
妾は雑事を熟し洗濯を終わらせたら、干してから珠の部屋へ。
とはいえ今日は雨なので乾きは悪そうじゃ。
仕方がないがの。
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使い魔:ラスティアのサブ職業:踊り子・中級のレベルが上がりました
使い魔:キャスティのサブ職業:農家・中級のレベルが上がりました
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ログインした妾はファルに話す為に訓練場へと行くが、そこでシャラシャラ鳴らしておるセナがおった。
錫杖の使い勝手が良くないのかと思っておったら違っていて、鳴らしておる間だけ浄化の力が強まるらしい。
「ワザと鳴らさずに使ってみたら、普通の杖と変わらない感じだった。
それでも浄化の力はあるけど、鳴っている時と違って強くならない」
流暢に喋れるようになったからか、分かりやすくて助かるわ。
とはいえ片言のセナも悪くはなかったのだがな。
「そうか。
そういうのは鑑定結果に出なんだから分からんかったわ。
とはいえ普通に使っておったら鳴るであろうがな」
「それはそう。
とはいえこの輪っかを鳴らしながら当てると、かなりの浄化の力が生まれる。
置いてたらギンがじゃれついて遊んでたぐらい」
「遊ぶくらいは構わんが、妾のマイルームまで来て何をしとるんじゃろうの。
それとも鳴らして浄化の力が強まると心地よかったのであろうかな?」
「多分そう。
途中で体を輪っかにくっ付けながら鳴らしてた、こうゴロゴロする感じで。
そして飽きたら、どこかに行った」
「実に猫じゃの。猫過ぎて何とも言えんわ」
妾は呆れた後でファルに話し、それが終わったら二人の部屋へ。
既に起きてイチャついとったので呼ぶ事をを伝え、ソファーの部屋へと移動。
ファルと二人を呼び出す。
いつも通りファルに朝食の準備を頼んだらソファーに座り、早速アマロに狂死塊の事を話し始めた。
「アマロよ。
狂死塊の事なんじゃがな、売っても大丈夫か?
素材が素材じゃからな。
幾らになるか知らぬが、買い取れるだけの金銭を持っとるのか分からんので保留したままなのじゃ」
「ああ、その事ですね。
今はまだそのまま持っておいていただけると助かります。
お金はありますけど、そもそも浄化浸透薬がまだ作れていないんですよ。
そのうえ量が必要そうですので、尚の事まだ無理です」
「そうか、なら仕方ないの」
「深層三層目の素材で作った武器はどうだった?
結構な物が出来たと予想してるけど」
現代の巫女がいつも通りに腕を組んで胸を当てて来るのじゃが………妾も女だから意味は無いぞ?
いっつもやっておるが、ゲームの中では珠の容姿だからか?
ま、面倒なんで口には出さぬがな。
「これを見た方が手っ取り早いじゃろ」
妾はインベントリより、直刀を取り出してテーブルの上に置いた。
それを鑑定したのじゃろう、童女を含めた皆が驚いておる。
ラスティアとキャスティも驚いているところを見るに、セナの錫杖は見ておらんようじゃな。
「攻撃力もさる事ながら、特攻効果と浄化力が強いわね?
鑑定結果でも血脂を弾くとまで出てるから、ある意味で便利な武器だとは思うわ。
汚れで切れなくなる事は無さそうだし、そういった物を弾いてくれるのは助かるもの」
「そうですね。
これだと盾の方も相当に期待できそうです。
ただしあれらに勝つのが大変なので、それなりに早く新しいのが欲しいですね」
「それは分かるけど、ここ最近装備がインフレしてて困ってくるわね。
レベル190台の敵の素材だから仕方ないけどさ、それにしたってコレを使った装備は高そう」
童女が愚痴を言いたくなるのも分からんではない。
コレほぼ間違いなくクリムゾントータスや火炎龍樹の素材よりも高値になるじゃろう。
妾は自力で集めて作れば済むが、他の者は買うしかないからのう。
それだけ金銭的な負担が大きい。
特に童女は支配モンスターの分があるからの。
そこも考えると大変じゃ。
「とはいえ仕方あるまい。
ここまでの装備となると、手に入れておかねばならぬであろうし、少なくともアクセサリーは必要じゃろうと思う。
妾でさえ、今日手に入れた素材は仲間のアクセサリーの分に回すしかないと思うておるくらいじゃ」
「ああ、それがありましたね。
私もそうですが、ネクロマンサーは特に仲間の装備に気を付けないといけません。
………狂死塊の方が優秀でしょうし、尚の事、浄化浸透薬を早く作らねばなりませんね。
でないと、二度も買わなければいけなくなります」
「そうじゃの。
一度で済ませる為には狂死塊の方を買うべきじゃろう。
その方が負担も少なくて良いであろうしな」
「そうね。
私も狂死塊を浄化した素材まで買わない事にしようっと。
流石に負担が大きそうだし」
「間違いなく大きいと思うよ?
だってレベル190台って明らかに不自然なくらいにレベルが上だし、四層目はもっと上って事でしょ?
流石にそれは高くて当たり前だよ。
火炎龍樹やクリムゾントータスでもレベルが高いと思ってたのにさ、それを遥かに超えてるんだもん」
当たり前に勝てるから忘れておったが、そもそも火炎龍樹やクリムゾントータスのレベルが高いんじゃったな。
勝てるからレベルの高さがイマイチ理解までは出来ておらんかったかもしれん。
もちろん感覚的な意味で、じゃが。
なんというか、レベル的な強さは感じぬのだ。
おそらく【アンデッド特攻】効果の所為なのだとは思うが、それともアンデッドとはいえ人型だから戦いやすう感じておるのかもしれん。
火炎龍樹は龍の形の木じゃし、クリムゾントータスは大きな亀じゃ。
それと比べれば人型は戦いやすいからの、相手の強さは別にして対処のしやすさはどうしてもある。
そこら辺が影響しておるのかもの。
「それはあるかも。
そう考えるとドラゴンゾンビとかはヤバそう」
「巨大ドラゴン型とか、どう考えても強敵以外の何者でもないしね。
スケルトンドラゴンもそうだけど、噛みつき一回で死亡とか当たり前に起きそう。
それも盾ごと食べられるんじゃない?」
「映画とかであるけど、あんな大きさのに噛み付かれたら普通は死ぬよね。
噛み砕かれて終わりだし」
「何とか盾役の人達に頑張ってもらいましょう。
もしくは全員が回避に集中して、【浄化魔法】などの魔法で戦うかです」
「普通は魔法主体で戦うものよ?
ドラゴンゾンビかどうかは別にして、巨大な相手はそうする以外に無いわ」
「相手が巨体過ぎて、武器で攻撃しても大した痛痒を与えられないのですよね。
魔法で広範囲に攻撃しないと」
「そもそもだけどー、首を切って一撃とかー、絶対に無理ー」
「相手が大きすぎてどうにもならない形だね。
とはいえ巨大なモンスター類はどうしようもないさ。
あれらは諦めて持久戦を行うしかない。
慣れてないと大変だけどね」
「なんだろう。一狩り行こうぜ、的な感じかしら?」
「カンカン」
童女が何ぞ言うたが、珠の記憶の中にあるの。
なるほど、巨大なモンスターを倒せるまで追っかけ回しながら戦うゲームがあるんじゃな。
確かに想像すると、そんな感じなのかもしれん。




