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0831・進化ラッシュ




 ―――――――――――――――


 おめでとうございます。召喚モンスター:ファルは進化可能です


 おめでとうございます。召喚モンスター:セナは進化可能です


 おめでとうございます。召喚モンスター:ドースは進化可能です


 おめでとうございます。召喚モンスター:シグマは進化可能です


 おめでとうございます。召喚モンスター:セスは進化可能です


 おめでとうございます。召喚モンスター:エストは進化可能です


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 おっと仲間が進化可能になったらしいのう。

 珠が未だに復帰できぬのだが、妾が勝手に進化させてよいのであろうか?

 とはいえ選ばねばならんのじゃからして、やるしかないのだがな。


 ―――――――――――――――


 ・スケルトン・クラフター上級:クラフト能力や技術が更に向上した個体。戦闘はそこまでではあるものの、物作りには十二分に役に立つ


 ―――――――――――――――


 ファルは迷う事も無い故に助かるのう、進化先が一つしかない。

 これで妾が選んだものが気に入らんなどと後で思われる事も無いじゃろう。

 ではスケルトン・クラフター上級で。


 次はセナじゃが、何になれるのであろうかの?


 ―――――――――――――――


 グレーター・グーラ:グーラの更なる進化先。耐久力が更に上がり、大型のゾンビに比べて小回りが利き戦闘能力も高い。使い勝手の良い種族


 キョンシー:道士が扱う死体の一種。手を真っ直ぐに上げてピョンピョン飛ぶイメージがあるだろうが、必ずしもあのような形ではない。更なる進化先の為の土台となる種族


 ―――――――――――――――


 これはもう間違いなくキョンシー一択じゃろうよ。

 どうせその先が<尸解仙>なのであろうし、その為のキョンシーであろうからな。

 どうしてキョンシーから進むのかは知らぬが、ここはゲームなのでどうでもよいか。


 ―――――――――――――――


 グレーター・ゾンビホース:更に足の力が強く速くなったゾンビホース。一日で千里を駆ける事も可能だが、大抵の場合においてネクロマンサーの尻がもたない


 ゾンビ・ウォーホース:戦争用の馬へと変わったゾンビホース。足の速さはそこまでだが、大型となり体重が増える。その体と体重の突撃は、有無を言わせない攻撃力となる


 ―――――――――――――――


 これは、のう………正直に言って妾の好みはゾンビ・ウォーホースじゃ。

 ドースは突撃を繰り返すし、そちらのパワーが増えた方が良いじゃろう。

 ただしそちらにすると妾が乗れるかどうか分からん。

 それに乗れても鞍をまた作ってもらわねば………いや、見本を元に自分で作ればよいか。


 それに現実におる馬であれば乗れなくもないから大丈夫かの。

 ならば戦闘で役に立つ方が良かろうよ。

 ゾンビ・ウォーホースで決まりじゃ。


 ―――――――――――――――


 グレーターゾンビラクーン:更に進化したゾンビラクーン。なかなかに高い魔力を有しているが、物理攻撃は噛みつきと爪で引っ掻くぐらいしか出来ない。期待しないように


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 誰もそこに期待などしておらぬ。

 そもそもじゃが、狸の噛みつきはともかく引っ掻きなど知れておろう。

 人間ならば病気が怖かろうが、それでもその程度よ。

 獣で怖いのは噛みつきぐらいじゃ。


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 リビングアーマー・ウッド上級:平均的なウッド系リビングアーマーの進化先。可も無く不可も無くの能力は、どんな場面でも安心して使える。が、平均的だという事は個性が無いという事でもある。上手く使おう


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 個性が無くても強いならば十分よ。

 個性が無ければ強くないなどという事は無い。

 戦とは数多の<名も残らぬ兵>で成り立っておるのだ。

 そこを勘違いしてはならぬ。


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 スケルトン・マジシャン上級:魔法使いとして更に強くなるものの、その反面物理的な能力は落ちる。この辺りからそれが明確になっていくので注意して扱おう


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 まあ、魔法使いに前に出て戦えと言うヤツはおらんじゃろうよ。

 とはいえ後ろに居るだけでは味方が射線に入って魔法が撃てん。

 位置取りを上手くさせねばならんという事じゃろうが……セスは割と盾で安定しとるんじゃよなぁ。


 シグマの横で敵の攻撃を防いで流しながら魔法を使っとる。

 なのでこれからもそれで良かろう。


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 グレーターゾンビ・クロウ:知能が高くなり、更なる知恵を身につけた烏のゾンビ。攻撃よりも回復よりも支援よりも、嫌がらせが得意


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 ………ま、烏じゃから分からんでもないの。

 あいつら嫌がらせをしてきた者の顔を覚えて、復讐なんぞを当たり前にしてきよるからな。

 確かに嫌がらせなどは得意じゃろうて。

 それは分からんではない。


 しかしようやく進化が終わったが、ファルに頼んでフィーゴのレベル上げも夜中にさせねばならんな。

 でなければ進化が一人だけ遅れる事になる。

 流石にそれはどうかと思うし、早く進化させてやらねばな。


 「また凄い勢いで進化したなぁ。

 いきなり始まったんで最後まで見てたけど、ドースがデカくなりすぎてないか?」


 「ゾンビ・ウォーホースと出てますから、いわゆる大型の馬なのでしょうね。

 その巨体に見合うだけの餌を食べるので、維持はなかなか大変だと聞きますが……」


 「ここでは、そんな事を考える必要はない。

 それより大型馬の突進は危険」


 「まあ、あんな大きいのが突撃してくるんだから、それはとんでもない威力になるでしょうね。

 考えただけでも恐ろしいわよ」


 「今までの比じゃないだろうね。

 それにしても大型馬かー……使いどころが限られるかも?」


 「体が大きいからな。

 狭い戦場とかには出せないだろうけど、そこまで狭い場所もあんまり無いと思うぜ?

 それでも無い訳じゃないだろうけど」


 「他はそこまで変わった感じじゃないわね。

 一人だけアレなのがいるけど」


 「セナですか? 体を振り回して感覚の確認をしているようですね。

 何やら今までと違うようですが、聞いた事の無い種族です」


 「あれはキョンシーじゃが………おそらく妾が魔闘仙だからであろうの。

 本来なら道士が操るのだが………」


 「そういえば古い映画に<霊〇道士>っていうのがあったのを覚えてる。

 ゲームでもあったんで、後で映画の方も見たんだけど、セナは腕を前に出してピョンピョンしないんだな?」


 「そういうものなのではないか?

 ここのキョンシーが、あのキョンシーと同じとは限っておらんしな」


 「まあ、ピョンピョンするキョンシーであろうがなかろうが別にいいんだけど、それより思っている以上に体が柔らかい?

 あのキョンシーとは違って柔軟とか普通に出来てるし、なんか色んな意味で同じじゃないわね」


 「それ以前に身長が伸びてる。

 手足が伸びてるからすぐに分かった。

 むしろそっちの方がセナの戦い方については大きい変化かも。

 ヌンチャクやトンファーを使うなら、腕は長い方が有利」


 「その手足が伸びたのは杖を振り回してるけどね。

 ヌンチャクやトンファーも使ってるけど、最近は杖にハマってるみたいじゃない。

 まあ、リーチの事も大きいんでしょうけど」


 「でも自分の手で殴り倒したくなったら武器を変えてる。

 そこは今までと変わらない」


 「そうなんだけど、杖でも自分で殴り倒してる気がするわよ?

 何が違うのか知らないけど」


 そう言っておると、突然セナがこっちを見て口を開いた。


 「殴った時の感触が違う。

 ヌンチャクとトンファーだと、殴った肉や骨の感触がハッキリと来る。

 つまり敵を倒しているという感覚が強い」


 「…………普通に喋れるようになってる。

 物凄く綺麗に話せるようになってるけど、元々話せたから、とあるネタが言えない」


 「ああ、キャァァァァ、シャベッタァァァァっていうネタな。

 そもそも喋ってたから、確かにそのネタは使えないか」


 下らぬ事を言うておらんで、そろそろ解散するぞ。

 時間も時間じゃしな。


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