表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
821/842

0821・運営さん達48

すみません。この話より他の作品と同じ書式に致します




 2001年 2月4日 日曜日



 『昨日プレイヤー<ナミ>が行った事が判明いたしました。

 昨日も説明した【魔仙術】の3つ、【剛体強力】【致命破山】【天地融合】。

 それだけではなく【身体強化】に【魔仙練体】、更には【爆力】と【背水】も発動しています』


 「まさに全力全開の一撃だったわけか。

 本当にその一度しか使えない、完全無欠のロマン砲だな。

 その所為であんなムチャクチャな結果になったというのならば分かる。

 そもそも設定上可能なのであれば、これは想定していなかった我々の落ち度だ」


 「ですね。とはいえ今見直しても尋常じゃない一撃ですよ。

 っていうか、踏み込みだけで地面が陥没してるんですが………。

 仮に神様が<震脚>的な事が出来ても、こうはならないでしょうよ。

 そう思えるくらいに酷いです。ほんと、マジで」


 「私も見させてもらったけど、一プレイヤーが持つには過剰すぎる攻撃力なのよ。

 とはいえ完全無欠のロマン砲だと言われるとねえ………いちいちナーフするような事じゃないわ。

 そもそも【魔仙術】の3種がまず扱いにくいし」


 「【剛体強力】は仙力の消費が激しい。

 【致命破山】は次の一撃の威力が異常に上がるが死ぬ。

 【天地融合】に限ってはマニュアル操作のみでしか使用不能であり、しかも発動難易度が異常なまでに高い。

 そういう設定だからな。

 特に【天地融合】の難易度は極めて高い。

 むしろ流石は神様としか言えん」


 「アレはねえ………なぜ神様はあっさりと使うのかしら?

 どう考えても使い難さナンバーワンのスキルなのに、セントラルの計測では完璧に使っているんでしょ?」


 『はい理想的なほど完璧に使っています。

 極めて確率が低く、まず不可能であろうという事を、当たり前かつ自然にやっています』


 「………うん、これはナーフ無しで。

 やったところでピンポイント過ぎるし、ロマン砲なら別にどうでもいいだろう。

 それに文句を言うヤツが居たら【天地融合】を体験させてやればいい。

 一時的に使用できるようにしてな。

 可視化してやっても構わないさ、どうせ文句をいうバカどもには出来ない事だ」


 「ですね。

 あれはそもそも使えるスキルとして想定していないものです。

 あらゆるバフが付き、そのうえ死ななくなるというスキルですし、アレ発動したら全てを消費するんですよね、そのうえ半分以上ないと発動できません」


 「生命力、魔力、スタミナ、闘気、仙力、心力。

 【天地融合】の発動中は全てを消費するうえ、死を一度防ぐと効果が切れるしね。

 そのうえ最大値の半分以上がないと発動すら出来ない。

 連続で使えないスキルだから二度目は無いのよ」


 「しかも保険で使っておけるというスキルじゃない。

 死にかけたその時に発動していないと意味が無い。

 使用難易度が異常に高いうえに、その瞬間に使用していないと意味が無いからこその効果の高さでもある。

 むしろ神様が簡単に使ってる事がおかしいだけだ」


 「結局、結論としては「流石は神様」で終わる話なのよねえ。

 困った事に」


 「どれだけスキルの難易度を上げても神様なら使えるだろうし、そんな事をしても意味は無いからね。

 そのうえ神様しか影響を受けないとはいえ、ナーフする事に意味が全くないんだよ。

 仮に使えなくとも十二分以上に強いから」


 「そうなのだよなぁ、最大の問題は無くても十二分以上に強い事だ。

 つまりロマン砲をナーフしても全くもって意味が無いという事になる。

 むしろロマン砲をロマン砲で無くす方が痛い」


 「ですよねえ。

 せっかくのゲーム、ロマン砲の一つや二つはあってもいいですからね。

 それぞれにロマン砲っぽいスキルは用意してありますし」


 「未だ誰もそのレベルに達してないけど、ロマン砲スキルはちゃんと用意してあるからね。

 その前に最強のロマン砲を手に入れた方が出たんだけど……」


 「仕方ない。

 そもそも気づかなければ、そのままサービス終了まで気づかれなかったはずのスキル。

 それがこんなにも早くバレるなど、完全に想定外だ。

 あの3つのうち【致命破山】と【天地融合】は自らで習得するしかないスキルだからな」


 「そこなんですよね。

 とはいえ、あの2つに関するヒントはあるんですけども、それでも手に入ると確定している場所が無い。

 他の【魔仙術】や【仙術】に関してはあるんだけどね」


 「そうですけど、それより【闘仙】が出て来ない方が問題ですけどね?

 彼はあんなに早く【魔闘仙】になってしまいましたけど、その後に【闘仙】が出て来ないとは思いませんでしたよ」


 「そっちもなぁ……確かに想定外ではあった。

 むしろ【魔闘仙】より【闘仙】の方が先に出てくるだろうと思われていたのにな。

 まさか【闘仙】が未だに出て来んとは………プレイヤーのチャレンジ精神が足りないんじゃないか?」


 「それもあるでしょうけど、彼のように頭のおかしい事をしたりしないからでは?

 そもそも魔力や闘気が封じられる場所で修行するとか、いったいどこのド根性バトル漫画だ、と思いますからね」


 「バトル漫画の修行あるあるだな。

 自分を追い込んだり封じたりしての修行。

 それでより技を研ぎ澄ますんだよ。

 本当にそうなるのかどうかは知らんが」


 「まあ、漫画の設定に突っ込んでも仕方ないですけど、アレ系って読み続けてると展開が分かるようになりますからね。

 そろそろ修行タイムか? とか、そろそろ水着回とかね」


 「そうね。

 確かに前フリというか、こいつらそろそろ負けそうって感じが分かるようになるわ。

 修行前は必ずと言っていいほどに大敗するから、非常に分かりやすいのよね」


 「ま、それらの話は横に置いておくとして、ナーフしても意味は無いという結論だ。

 セントラル、ナーフはしなくていいし考えなくてもいい」


 『分かりました』



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 2001年 2月5日 月曜日



 『プレイヤー<ナミ>とその仲間達が、暗闇ダンジョンの70階に到達しました』


 「えっ? あの地獄を抜けたの?

 ………うわー、この時期に抜けるとか凄いな」


 「あらら、こりゃ本当に凄い。

 ざっと見たら、これ地獄だと誰でも思うでしょ。

 幾ら何でもザコが多すぎるし、デ〇アブロ風味があるわね。

 特に難易度ヘルの密集具合って感じ」


 「別にアレを想定して作ってるわけじゃないけど、確かにそんな感じはあるかな?

 とはいえ、これはまだ攻略できる難易度だからね。

 敵の数が多すぎて地獄だけど、それでもマシな地獄だよ。

 ただ連戦に次ぐ連戦で削られ続けるだけだし」


 「それが十分に厳しいんだけどね。

 とはいえ暗闇ダンジョンは良い物も手に入るから、ここからは突破の難易度が恐ろしいほどに上がっていくのか。

 仕方ないとはいえ、おまけダンジョンだけはあるかな?」


 「そうそう。

 そもそも暗闇ダンジョンって、半分以上おまけで作ってある所だからさ、正規の取得方法じゃないんだよ。

 いつでも行けるけど、そう簡単には通さないし手に入らないっていう場所だからね」



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 2001年 2月6日 火曜日



 『プレイヤー<ナミ>が清浄塊を作製して【鑑定】しました。

 【瘴気属性耐性】が解放されます』


 「おっと、瘴気属性が完全に見えるようになったか。

 これで小中大ではなかった事が証明されるな。

 とはいえ彼らだけなら信用されないどころか、面倒臭がって情報を出さない可能性があるが……」


 「モフモフの女王様や五條家のお嬢さんなら出すのでは?」


 「出しても信用されない可能性が高い。

 そもそも証明するには各アイテムを実際に持って【鑑定】させないといけないからな。

 そんな面倒はしないと思うぞ。

 彼らは情報を流してどうなるかまで考えている。

 そういう流し方をするからだ」


 「証明できないとバカが五月蠅そうですからね。

 そうなるぐらいならと放っておく可能性があるわけですか。

 気持ちは分かりますね、そもそも情報提供ってボランティアですし」


 「そこを分かっていないのが居るんだよな。

 善意で流してもらっているのを当たり前だと思い込む阿呆が居る。

 実際にどのゲームにも、そういうマヌケは居て揉め事を起こす。

 こちらからしたら、そういうマヌケの方が要らないからな」


 「当たり前ですけどね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ