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0805・清浄塊の効果




 妾は錬金部屋で物作りをしておるが、それにしても色々と厄介な素材じゃ。

 盾の時には無かった効果が鎧の時にはある。

 などというのは初めてであり、それを考えると色々と作ってみるしかない。

 しかし品質を10にする時点で素材の数は減っておる。


 その事を考えると、実験として作るだけでも結構な数が要るのじゃ。

 童女達からも買わねばならぬし、思っておる以上に大変じゃわ。

 それでも瘴気属性耐性という物を調べるには必要なこと。

 で、あるからして、やるしかない。



 ―――――――――――――――


 <腕防具> 火炎龍樹と清浄塊のマニカ 品質:10 レア度:6 耐久1280


 清浄塊で出来た、腕に嵌める簡易的な防具。しかし簡易的と侮るなかれ、十分に腕を守れる防具であり、腕を千切られる事を防いでくれる。清浄塊を使っている為、装備していると常時浄化されるのが特徴

 防御力45(闘気強化時50) 魔法防御力45(闘気強化時50) 火属性耐性(中) 瘴気属性耐性7 常時浄化3


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 サブ職業:錬金術師・中級のレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 やはりこうなるか。

 こうなるからこそセナには必要じゃ。

 ただし防御力が落ちるのがどうにものう……。

 とはいえ仕方ないか。

 セナの場合、防御よりも瘴気属性耐性を優先せざるを得ん。

 そもそもからして突っ込むタイプじゃからのう。


 他の仲間達は鎧程度で十分じゃろう。

 鎧が着けられぬ者は指環じゃの。

 まだ着けられるので問題ない。

 アクセサリーの枠は4つじゃ。



 ―――――――――――――――


 <装飾品> 清浄塊の指環 品質:10 レア度:6 耐久560


 指に嵌める装飾品。大した防御力は無いし、防御力を期待するものではない。ただし清浄塊を用いている為、瘴気属性耐性と常時浄化効果を持つ

 瘴気属性耐性7 常時浄化3


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 <装飾品> 清浄塊の足環 品質:10 レア度:6 耐久690


 足に嵌める装飾品。大した防御力は無いし、防御力を期待するものではない。ただし清浄塊を用いている為、瘴気属性耐性と常時浄化効果を持つ

 瘴気属性耐性7 常時浄化3


 ―――――――――――――――



 よしよし。

 これを量産して仲間達に渡せばよいの。

 セナには無しじゃが、代わりに他の防具が多い。

 それで問題なかろう。

 では作っていくかの。


 …

 ……

 ………


 出来たのはよいのだが、これだけで素材がほぼ無くなったぞ。

 鎧を幾つも作ったりしたから仕方ないんじゃがの。

 それにしても素材の消費が激しいわ。

 やはり明日もレベル上げと素材の入手の為に行くしかないのう。


 後は武器が一つ作れるかどうかというところか。

 仮に作れるとして何を作るかのう………困ったわ。

 作るとしても、今必要な武器など無いしの。

 それならあえて作りたい物を作るか。

 それなら趣味的に作れるからして、気が楽じゃ。



 ―――――――――――――――


 <刀> 火炎龍樹と清浄塊の打刀 品質:10 レア度:6 耐久1280


 火炎龍樹の幹を心材に用いて、清浄塊を被覆した打刀。太刀に比べて反りが薄く、その分だけ突きが行いやすい。代わりに切れ味としては落ちるものの汎用性は上がっている。持ち運びに関して太刀との違いはそこまで無い

 攻撃力40 破壊力1 アンデッド特攻5 常時浄化3


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 サブ職業:錬金術師・中級のレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 うん? 【アンデッド特攻】じゃと!?

 しかも数字という事は、これも同じように強さに幅があるという事かえ?

 ……これ厄介じゃのう。他にも様々な武器を作ってみねばならんぞ。

 まあ、よい。今日はこれで終わりじゃからして、後は訓練場に行って仲間達に渡すだけじゃの。


 妾は仲間達に装備を着けたあと、マイルームの部屋でログアウト。

 現実で邪悪な者を見つけては始末してから寝た。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 2001年 2月8日 木曜日 AM8:22



 昨日は武器に使って驚いたが、他の物を作るにおいても素材を稼がねばならん、なので今はこれ以上の実験が出来ぬ。

 とはいえアンデッド特攻の効果は大きいと思うので、どうするかは思案のしどころじゃの。

 <屍人の森>の間はアンデッド特攻の武器の方が良いはずじゃが……。


 持ち替えとかが面倒なのじゃよなぁ……。

 妾だけならば何の問題も無いのじゃが、仲間達の分ともなれば持ち替えさせるのがのう。

 どうするべきかな。武器によって分けるべきであろうか?

 セナならば杖の方を【アンデッド特攻】に変えるとかじゃが……。


 何故か攻撃力が落ちるというだけで嫌がりそうじゃの。

 逆にファルは弱点が突けるなら使いそうじゃ。

 そのような性格の違いを感じるしのう。



 ―――――――――――――――


 使い魔:ラスティアのサブ職業:踊り子・中級のレベルが上がりました


 使い魔:キャスティのサブ職業:農家・中級のレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 それはともかくログインした妾は倉庫の物をプレイヤーマーケットに流し、売り上げを回収。

 そして訓練場に行って挨拶し、ファルに呼び出す事を伝えた後は2人の部屋へ。


 起きてはおったが、相変わらずイチャイチャしておる2人に挨拶し、呼び出す事を伝えたらソファーの部屋へ。

 そして3人を呼び出したら、ファルに朝食を頼みソファーに座る。

 早速の早業で妾の横に来るのはどうなのじゃ?



 「昨夜は何の連絡も無かったけど、物作りはしなかった?」


 「したぞ? 仲間達の鎧と指環と足環を作って装備させておいた。アクセサリーの枠は4枠じゃから、ギリギリであったが装備出来たわ。これで瘴気属性に対しては多少の抵抗が出来たはずじゃ」


 「瘴気属性に対しての抵抗力は、ことアンデッドにとっては最重要ですからね。それがこの時点になって、やっと登場するというのはアレですけど」


 「でも、ここまでは無事にやってこれたんだし、そんなものなんじゃないの? 慎重にやってくれば問題ないって感じでさ」


 「まあ、そうなんですけどね」


 「そんな事よりも、まずはコレを見てもらおうかのう」



 妾はそう言って、昨日から持ちっぱなしの清浄塊をテーブルの上に出した。

 これは【鑑定】して調べる為の物なので少量じゃが、瘴気属性耐性が分かるかどうかの実験だから十分であろう。



 「ふむ……。確かに瘴気属性耐性がどうこうと出ているけど、何か他の物を見せてほしいのだが?」


 「ならコレじゃの」



 エウリティアが言うので、妾は昨日作った打刀をテーブルの上に置く。

 それを見た皆は、やはり【アンデッド特攻】で驚いたようじゃ。

 初めて特攻効果が付いた武器じゃからのう、当然ではあるかな。



 「【アンデッド特攻(小)】か。これはなかなかに良い武器だと言えるんじゃないかな?」


 「なるほど、となると駄目なようじゃな。妾には【アンデッド特攻5】と見えておる。つまり清浄塊を【鑑定】しただけでは詳細は分からんという事じゃの」



 妾は瘴塊、カーススケルトンの骨、瘴骨、浄塊、清浄骨をテーブルの上に出す。

 全てを皆が【鑑定】した結果、それでようやく瘴気属性に関しての数字が見えるようになったようじゃ。

 やはり全てを【鑑定】せねばならんかったか。


 なかなかに厄介な仕様にしてあるものの、それでも分かるようになっただけ良かったわ。

 これで瘴気属性はクリアじゃな。

 他の属性は皆目分からんが。


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