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0794・新素材の加工と瘴気属性耐性




 ソファーの部屋で適当な雑談をした後で夕食を食し、それが終わったらマイルームへと戻ってログアウト。現実へと戻る。


 現実でも夕食を食べたら、雑事を熟してから部屋へと戻った。

 まだまだ暇はある為、再びゲームへとログイン。

 そして妾は錬金部屋へと行く。

 ここ最近のアイテムやらを全て精錬したら、今度は<屍人の森>の深層二層目で手に入れた物に取り掛かる。



 ―――――――――――――――


 <特殊> 瘴塊 品質:10 レア度:6


 瘴気の塊そのもの。浄化の力を使って戦っても浄化しきれなかった瘴気の塊であり、ここからどうするかこそが浄化の腕の見せ所。浄化石や浄玉と違い、浄化された物として入手する事は無い。内包する瘴気に気を付けながら浄化しよう


 ―――――――――――――――



 そうなんじゃよな。

 深層二層目のアンデッドは戦闘中にどれだけ浄化しようと、浄化されたアイテムを落とさんのじゃ。

 じゃからして、瘴気の塊をストレージに入れるしかない。

 まあ、手に入る度に浄化してもいいのじゃが、そうすると戦闘に使えるMPが減るからのう。


 そうなると長く戦闘を続けるのが難しくなる故に仕方なしというところ。

 普通はそうなのだが、妾の場合は【昏睡眠】があるからな。

 それで回復してもいいんじゃが………童女達の迷惑にしかならんの。

 なればこそ戻ってきてから加工しておる訳じゃがな。


 そしてこれは【セイントエリア】を使いながらの【セイントクリア】で変えられる。

 多めにMPを使わねばならんといっても【昏睡眠】を使えばいいだけじゃからな。

 マイルームなら気楽にMPを使えるので助かるわ。



 ―――――――――――――――


 <特殊> 浄塊 品質:10 レア度:6


 完全に浄化されきった瘴塊。瘴気が反転した形であり、強い浄化の能力を秘めている。石のように扱えるものの、厳密には石ではない不思議な素材。対アンデッド用の素材の一つ。上手く組み合わせよう


 ―――――――――――――――



 うむ。成功した。

 後はこれを量産すればよいのじゃが、童女達も手に入れておるからのう。

 それの実験結果も気になっておったようじゃし、まずはそれを何とかせねばならぬか。

 色々と考えられるが、まずは何を作るべきじゃろうかな。


 っと、それよりもやらねばならぬ事を忘れておったわ、対瘴気用の素材の方が大事ではないか。

 そんな大事な物を忘れるとは、いかんのう……。

 ボケておるわけが無いのだが、ついつい目先の物で色々としてしまいそうになるわ。



 ―――――――――――――――


 <骨> カーススケルトンの骨 品質:10 レア度:5


 カーススケルトンのどこかの骨。太さから大腿骨と思われるが、正確には不明である。瘴気を吸い込み定着させていた故に硬度などが上がっており、さらに瘴気に対する耐性も持つ。しかしこの骨の真価は加工しないと生まれない


 ―――――――――――――――



 ………厄介な事を言い出したぞ? 珠の師はあえて加工の話はせんかったのであろう。

 己でなんとかしろという事であろうが、これをどうすれば対瘴気用の素材に変える事が出来るのだ?

 唯の骨じゃぞ…………まずは無難に浄化してみるか。


 駄目じゃ、まったく反応が無い。となると………おい、ちょっと嫌な予感がするぞ?

 妾は仕方なく現代の巫女にメッセージを送り、瘴塊を売ってもらう。

 すると現代の巫女が錬金部屋に来たが、これは仕方あるまい。



 「なぜ瘴塊が欲しいのか分からないけど、売る事は問題ない。でもなぜ売る事になったか見ておく」



 そういいながらも妾の腕をとり胸を当ててくる現代の巫女。

 それをすると運営から注意されるというのに懲りんヤツじゃの。

 とりあえず妾は思っていた加工をする為に、カーススケルトンの骨に瘴塊をくっ付けて【合成】してしまう。

 すると……



 ―――――――――――――――


 <骨> 瘴骨 品質:6 レア度:6


 カーススケルトンの骨に瘴気の塊である瘴塊を合成した物。強い瘴気を持ちながらも、同時にそれを定着させる事に成功している。しかしまだ対瘴気用の素材としては足りない。だが、あと二歩だ。頑張ろう


 ―――――――――――――――



 「あと二歩………。つまり瘴塊だけじゃ足りない? それとも、ここからさらに加工をする必要がある?」


 「しかしのう………ここからさらに二度も何かをせねばならんとはな。なかなかどうして、簡単に対瘴気用の素材が得られるわけではないようじゃ。通りで悪魔や天使が知らぬはずじゃわ」



 妾は瘴骨を全力で浄化してみた。

 すると、またもや変化をしたので、これで合っておるのであろう。

 おそらくとしか言えぬが……。



 ―――――――――――――――


 <骨> 清浄骨 品質:6 レア度:6


 瘴骨が内包していた瘴気が反転し、浄化の力が定着した骨。ここまで加工できれば、あと一歩だ。浄化の力が定着しているのだから……


 ―――――――――――――――



 「ヒントは出てるけど、そのヒントが不明。既に浄化したから今の状態になってる。浄化の力が定着しているのに、さらにする事がある?」


 「それはコレじゃろうの。というより、コレを先に作ってしまった所為で、そなたから瘴塊を買わねばならん羽目になったのよ」



 妾はストレージより浄塊を出して清浄骨に【融合】して【合成】する。

 案の定、妾が思っていた通りの答えが目の前に出来た。



 ―――――――――――――――


 <特殊> 清浄塊 品質:6 レア度:6


 何度かの加工を経なければ作れない、特殊な物質の塊。浄化の力が強く定着しており、強い対瘴気性能を備えている。ここまでの物を持つ事で、初めて対瘴気性能を知識として得る事が可能となる。おめでとう


 ―――――――――――――――



 「ここまで作って、初めて対瘴気性能を見られるってこと? 随分と大変だけど、このゲームでは<死王>と戦わなきゃいけないから、秘匿されてた?」


 「その可能性は高そうじゃの。瘴気に対する耐性は今後重要になってくるであろうしな。そうなると防御や耐久よりも、対瘴気性能を重視せざるを得んようになるかもしれん。それにしても、これを作るには単純に倍の瘴塊が要るぞ。厄介な仕様にしてあるわ」


 「そういうのは、あるあるでしかない。それでもカースゾンビが目的なだけマシ。グレイフラワーだったら厄介だった」


 「それはそうじゃの。とはいえレベル上げの為に倒しまくればいいだけじゃが……」



 妾は童女と話しつつも、用意してあった火炎龍樹の木材と清浄塊を使って盾を作る。

 まずはこれで対瘴気性能がどうなるかを確認せねばならん。

 これで駄目ならば違う物を考えねばならんのだが……


 ―――――――――――――――


 <盾> 火炎龍樹と清浄塊のカイトシールド 品質:5 レア度:6 耐久1340


 火炎龍樹と清浄塊を用いて作られた、真っ白なのが美しい盾。火炎龍樹は良いのだが、清浄塊の素材性能が低い為に盾としての性能は落ちた。ただし対瘴気性能は高い一品

 破壊力減少9(闘気強化時14) 魔法攻撃減少9(闘気強化時14) 瘴気属性耐性7


 ―――――――――――――――



 「ぬっ? 瘴気属性耐性は数字で出ておるな? 他の属性耐性は小、中、大などで表示されるというのに……」


 「もしかしたらだけど、こっちが正しい表記なのかも。小、中、大は知識が無いから見えているだけの可能性がある」


 「どこまで厄介なんじゃ、このゲームは。それに瘴気属性耐性と防御を両立する為には、ここにクリムゾントータスの甲羅を被覆する感じかのう? じゃがそうすると重くなりすぎやせんか?」


 「………うん。多分それをすると使えないか、厄介な重量になると思う。止めておいた方が無難」



 現代の巫女も出来上がった盾を持ちながら渋い顔をしておる。

 妾も思ったが、清浄塊が予想よりも重いんじゃ。

 致し方ないのであろうがな。


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