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0793・深層二層目でのレベル上げ




 セナに対して多少の説教っぽい事をした後、妾達はさらにウロウロとしていく。

 カーススケルトンやカースゾンビはまだしも、やはりグレイフラワーが厄介じゃ。

 珠の師がいきなりブレスを吐いてくると言うのもよく分かる。


 魔力で把握できても、それがカーススケルトンかカースゾンビかグレイフラワーか分からぬ事がある。

 結局、視認性が悪いこの環境が厄介というべきなのだが、だからこそ先制で攻撃する事にした。


 つまり分かり難いヤツは先に攻撃してしまえという事じゃな。

 【セイントジャベリン】でも喰らわせてやればすぐに判別は可能であった。

 カーススケルトンならば攻撃を受けた後「カタカタ」音を鳴らして近づいてくる。

 次にカースゾンビならば攻撃を受けた後で「うーうー」言いながら歩いてくる。

 そしてグレイフラワーならばブレスを吐いてくるのだ。


 特にブレスを吐かれるのは厄介だが、あの突風系のブレスは盾で防ぐと相当に軽減する事が出来た。

 つまりブレスの勢いが落ちると、受けるダメージや瘴気も減少するらしいのだ。

 これはキャスティが実際に行ってくれた事で判明したのだがの。



 「それにしてもまさか、盾で防ぐだけで相当減少するとは思わなかったわよ。キャスティが盾で受けたら極端に減るなんてね。カイトシールドでコレなんだもの、シグマのタワーシールドならもっと減るでしょうよ」


 「ですね。吹き付けてくるのが厄介なだけで、盾で受けて拡散させれば【セイントエリア】で消える程度とは思いませんでした。そこまで瘴気の濃度が高くないと言うべきか、それとも勢いが無くなれば滞留するだけだからでしょうかね?」


 「どっちにしても、あの厄介なブレスの処理方法が分かっただけで十分だよ。それに一度ブレスを吐くと、すぐに次のブレスが吐ける訳じゃないみたいだしね。そこが分かったのも大きいと思う。それに瘴塊の使い道も判明したじゃないか」


 「偶然ではあったけどねー。いわゆる浄玉ってヤツと同じなんでしょ? それなら近いうちに判明してたと思うー。対アンデッド用の武器かなー?」


 「そうじゃの。対アンデッド用の武器の元として使えるじゃろう。とはいえクリムゾントータスの甲羅以上ではないじゃろうから、そこをどうするかが悩ましいところではあるのう。ここのアンデッドならば十分に効果のある武器が作れようが……」


 「ここの武器に特化しても仕方がない気がしますが、でも特化している武器の方が強力なんですよね。レベル上げに来るのであれば、対アンデッド用の武器を持っていても悪くは無いと思います。悪くは」


 「とはいえ特化しなくても十分に強いから、わざわざ特化する必要性を感じないのよね。先に良い物を手に入れたからこそ悩ましいんだけど……」



 それはのう、仕方あるまいよ。

 倒せる敵は倒すし、良い物が手に入るならそうするであろう。

 むしろ当たり前すぎるほどに当たり前の事ぞ。

 そして手に入れたからこそ悩むのじゃが……一度作ってからじゃな。

 それまで判断は保留するしかない。


 それはともかく、ウロウロしてアンデッドを倒し浄化していかねばの。

 ここに浄化する物はあるので、減らせば多少はマシになるであろう。

 それでも十分すぎるほどに瘴気は多いがの。


 …

 ……

 ………


 ―――――――――――――――


 種族レベルが上がりました

 種族レベルが上がりました

 種族レベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・中級のレベルが上がりました


 使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました

 使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました

 使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました

 メイン職業:暗殺者・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:暗殺者・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:暗殺者・中級のレベルが上がりました


 使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました

 使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました

 使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました

 メイン職業:盾士・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:盾士・中級のレベルが上がりました

 メイン職業:盾士・中級のレベルが上がりました


 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました

 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました

 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました


 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました

 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました

 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セスのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セスのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セスのレベルが上がりました


 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました

 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました

 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 午後だけだったというのに一気にレベルが上がったのう。

 流石に時間も時間なのでそろそろ帰るが、ここでのレベル上げは(はかど)りそうじゃ。

 何度も繰り返して、今はレベル上げをするべきかのう。実力も底上げせねばいかんし。


 流石にレベルが100を超えとる連中だけはあるが、それを考えると上がった量が少ないかの?

 3レベル上がれば十分という気はせんでもないが、たった3レベルと思わぬでもない。

 ちょっと難しいというか厄介なところか。


 珠の記憶にもあるが、こういうゲームは高レベルになればなるほどに上がらぬようになってくる。

 それだけ長くゲームをやらせる為であろうが、それは仕方ないのかのう。

 こういうゲームの宿命とも言えるし、儲からねば運営も続ける事は出来んしの。


 妾達は家へと戻ってきており、今はソファーの部屋で(くつろ)いでおる。

 既に仲間達はマイルームに戻したが、セナには仲間達と協力する戦い方を練習せいと言うておいた。

 己だけで戦える相手など限られておる。

 神の領域でも多勢に無勢という事は普通にあるからの。


 そこをどうするかも考えておかねばならん。

 本物の強者になりたければ、何が何でも勝つという姿勢は重要じゃ。

 しかし己一人だけで最強などあり得んのだ。

 そのような事は無理である。

 誰かがそれを教えてやらねばならん。



 「それにしてもレベルが上がったわねえ。一気に4つも上がるとは思わなかったけど、あそこは今の適正よりも上で間違いないわ。とはいえアンデッドだからこそ戦えてるんだけど」


 「そうですね。相手がアンデッドでなければ、もっと厳しいでしょう。それでも勝てるのだから、後は戦い続けるだけですけどね」


 「レベルを上げて強くなっておかないとね。レベルを上げればさえ強くなれるわけじゃないけど、レベルの強さって基礎みたいな感じだし」


 「それで正しい。レベルの強さは基礎だから、そのうえに戦術とかスキルが乗る。応用の為にも基礎は重要」


 「誰かさんは応用の一部のレベルが高すぎて、色々とおかしいけどね。それでも出来る事をやってるだけなのよ。その範囲が色々とおかしいんだけど」



 だから出来る事をやっておるだけだというのに。

 それの何が悪いんじゃ。まったく……。


文芸・歴史カテゴリの「式神と霊兵」が140話を超えました。宜しければご一読下さい。

https://ncode.syosetu.com/n5672me/

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