0783・暗闇ダンジョン70階到達
69階への魔法陣に乗り進む。
それはよいのだが、着いて即座に戦闘を開始せねばならなんだ。
いきなり10数体の暗闇の造魔に襲われたからじゃ。
それでも勝つのは難しくない、疲れきってはおるがな。
倒した妾達は進んで行くも、曲がり角を曲がった瞬間に次の戦闘が始まった。
今度は奥にも見えるので20体以上が群れておるのが分かる。
鬱陶しい【闇魔法】を何とかしつつ倒す。
妾も戦闘に参加し、長巻で首を刈って始末し続けていく。
というか、そうせんと戦闘がいつまで経っても終わらん。
そして、ここに来て遂にセナが達成した。
動きが良くなったのもあり、一撃で頭を叩き潰したのだ。
こうなれば後はその動きを繰り返すだけよ。
成功体験はさらなる成功体験を生む。
そしてそれを繰り返せば、いつしか当たり前になる。
武術においてはとても大事な事、それが成功体験よ。
ま、武術だけではないがな。
それはともかく戦闘が終わったので態勢を整える為に回復などをし、それから出発。
奥に見えている曲がり角を曲がると、またもや20数体の暗闇の造魔が襲ってきた。
流石は69階としか思えんの。
さらなる混沌と化した戦場じゃが、それでも上手く敵を捌き、可能な限り素早く数を減らしていく。
それが一番の近道じゃし、こういうのは疲れていても淡々と処理するのが一番良い。
発狂したら負けじゃ。
皆もそれが分かっておるのであろう。ひたすら大変ながらも黙って黙々と始末する。
そして終わったら回復していくのだが、MPがそろそろマズいの。
多少は休憩して回復した方が良いであろうか?
しかしここの暗闇の造魔は徘徊しておる。
見つかったら戦闘は確実じゃし、回復になるかどうかが分からん。
このゲームでは上位の回復アイテムの取得が難しい。
普通のゲームと違い、回復アイテムの素材がなかなか手に入らんのだ。
ダンジョンに行けば手に入るのだが、ダンジョン以外は現実的なので簡単には手に入らん。
なので回復アイテムの素材は高値で取り引きされておる。
最初の頃の回復アイテムなら素材は沢山あるのだが、妾達が回復するには足りんのだ。
そして薬を飲むと、それなりに渇水度が回復してしまう。たとえ最下級の回復薬でもじゃ。
正直に行って【昏睡眠】で回復した方が早いくらいではある。
このゲームで<薬師>をやっておる者は多くないので、そこまで問題にはされてないらしいがの。
いや、そもそも回復アイテムが少ないという問題はあるのじゃ。
とはいえ運営はそれに対し、回復アイテムが溢れているのは現実的ではないとして却下したという。
まあ、飲めばさえ回復する薬が巷に溢れておるのは確かにおかしいのだ。
おかしいのだが……妾が言うのも変じゃが、ゲームとはそのようなものではないのか?
とはいえ、妾とて回復アイテムが欲しいと思う状況じゃからこそ、そう思うておるだけなのだがな。
それはともかくとして進むか。
再び前へと進み、曲がり角を曲がると暗闇の造魔が大量におった。
嫌になってくるが戦わざるを得ん。なので最短で殺していく。
最早こやつらに何かを考えるという事は無い。
淡々と首を刎ねて始末し、数を最短最速で減らしていく。
戦闘が終われば回復……したいのだが流石に無理になった。
困った妾達は相談し、仕方なく妾が【昏睡眠】で回復する事に。
暗闇の造魔が出てこないように祈りつつ、妾は【昏睡眠】を使って回復。
その結果、何事もなく回復した。
その後は満タンになったMPを使って味方を回復。再び進んで行く。
妾が回復している間は休憩していたらしく、童女達も多少は精神的に回復したようじゃ。
流石に戦闘ばかりで厳しいからの。
さらに先へと進んで戦闘。
それらをひたすらに繰り返し、MPが無くなれば【昏睡眠】で回復。
その先に、妾達はようやく70階への魔法陣を発見した。
あまりにあまりで嫌になるところであったわ。
「やっと見つかった。さっさと次の階に行って登録、そして脱出しよう。もうイヤ」
「分かってる。分かってるから声に出すな。出すと耐えられなくなる。もうちょっとだ、もうちょっとで終わる。だから全員死ぬな。死んだら連帯責任でまた地獄だ」
「「「「「「「「「「………」」」」」」」」」」
誰もが口を閉じ、あと少しの辛抱をする。
そして70階、やっと暗闇の造魔の群れが終わった。
その安堵と共に妾達は進んで行く。
どちらに行ったらいいか分からぬので適当に進むかの。
すると早速のようにモンスターが現れた。
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<暗闇の獅子> 特殊 Lv158
暗闇ダンジョン70階から出てくる強敵。この辺りからモンスターの強さは加速する。出来る限り慎重に進んで行こう。でなければすぐに死ぬ
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出てきたのは一体だけだったが、即座にユウヤに噛みつきにきた。
しかしユウヤも分かっていたのか即座に盾でブロック。
しかし重さと勢いで押し込まれる。が、そこにおるのは妾じゃ。
即座に獅子の首を刎ねて始末してやったわ。
「あっぶねぇ!! 何て素早いヤツだ、シャレにもなってないぜ。反応出来たから助かったものの、反応出来てなかったら噛み千切られてるわ!」
「レベル158。ここからはレベルが跳ね上がっていくみたい。特に獣型は厄介だから危険な事はするべきじゃない。ユウヤが盾で受けて、ナミが首を刎ねる。このコンボで進もう。ちょっと私達じゃ無理」
「文句を言いたいところだが、現状を考えたらそれしかないな。仕方ない、気合い入れて止めるか。2頭出て来ない事を祈るのみだ」
ユウヤの祈りは通じず、その先の曲がり角で2頭出てきた。
とはいえ1頭はユウヤ、もう1頭はシグマが止めた。
妾はユウヤの方を処分。そしてシグマの方はアルゼルがカチ割っておった。
あれにはお腹が空いたら食わせておる故、それなりには元気を維持しておる。
それでも暗闇の造魔で結構なストレスを溜めたようじゃがな。
しかしこれで分かった。
「ラスティア、キャスティ、エウリティアを加えれば、少なくとも3、4頭同時でもいけそうじゃの。なんとか突破の目処は立ったか。やれやれじゃわ」
「私達が出なきゃいけないの? って言いたいところなんだけど、帰りたいから出るわ。っていうか、もう2度とアレを越えたくないのよ、面倒くさすぎて」
「本当に勘弁してほしいです。幾らなんでも数が多すぎでしょう。あんな事になっていたなんて知りませんでしたよ。多くの者が突破できない筈です。犠牲になった者はどれほど居たのやら」
「事前情報無しで突破した<破滅>殿は流石としか言えないけどね。幾らなんでも、アレをよく越えようと思ったものだよ。信じられない」
「とりあえず進もう。口から出始めると止まらなくなっちゃう。せめて帰ってからにしたいから登録と脱出だけは確実にしてから愚痴る」
「そうね。それだけは確実に終わらせないと。誰かが死んだらやり直しなんだからシャレにもならないわ。ウチの子達も死なせる訳にはいかないんだけどさ」
童女の支配モンスターは死んだらそこで終わりじゃからの、復活したりはせん。
だからこそ、こういうギリギリでは大変だと思うわ。本当によくやっておる。
とりあえずは一撃で倒しながら先に進むしかあるまい。
そう思っておったら碌でもないのが現れたわ。
何を考えとるのやら……
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<暗闇の触手> 特殊 Lv164
暗闇ダンジョン70階から出てくる強敵。触手を伸ばして攻撃をしてくる為、近付くのが難しい。弱点属性の光属性で攻めよう。なお、捕まっても18禁展開にはならない
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まあ、アレじゃ。いわゆるローパーとかいうヤツじゃな。
それはいいんじゃが、なんでコヤツを登場させた?
18禁展開が無いのであれば、そもそも需要があるまい。




