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0742・物作りの続きと次の日




 属性があるのは悪い事ではないが、かえって扱いにくい事も多い。

 なので槍は潰しておいた。

 後でキャスティのウォーハンマーも潰しておくか。

 それとも倉庫に入れて消してしまえばよい。

 それよりも更に物作りをせねばならぬ。



 ―――――――――――――――


 <棍棒> 火炎龍樹と深紅亀の甲羅のメイス 品質:10 レア度:8 耐久1470


 火炎龍樹の幹を心材に用いて、クリムゾントータスの甲羅を被覆したメイス。火炎龍樹で作られており、先端部分を深紅亀の甲羅で被覆してある。フランジも重厚な物が4枚付いており、その破壊力を見せつけている

 攻撃力41 破壊力6


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 <格闘> 火炎龍樹と深紅亀の甲羅のヌンチャク 品質:10 レア度:8 耐久1410


 火炎龍樹の幹を心材に用いて、クリムゾントータスの甲羅を被覆したヌンチャク。属性が無く癖の無い武器に仕上がっており、どんな敵に対しても使える。ただし片手用の武器なので遠心力を上手く使おう

 攻撃力41 破壊力6


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 <格闘> 火炎龍樹と深紅亀の甲羅のトンファー 品質:10 レア度:8 耐久1420


 火炎龍樹の幹を心材に用いて、クリムゾントータスの甲羅を被覆したトンファー。攻防一体で扱える武器であり、威力も耐久力も高い。しかし盾ほどの防御は出来ないので過信は禁物だ

 攻撃力40 破壊力6


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 <投擲> 火炎龍樹と深紅亀の甲羅の棒手裏剣 品質:10 レア度:8 耐久1110


 火炎龍樹の幹を心材に用いて、クリムゾントータスの甲羅を被覆した棒手裏剣。この素材を棒手裏剣に使うのは贅沢だとは思うが、その代わりに耐久力は高く長く使える。十字手裏剣より威力が低い事を念頭において使おう

 攻撃力40 破壊力4


 ―――――――――――――――



 さて、そろそろ時間がマズいの。

 現実に戻ってやるべき事をやっておくか。

 訓練場に移動して武器を預けた妾は、さっさと個室からログアウト。

 現実へと戻った。


 そして童女の部屋へと行くと、まだ起きておったので揺すってこちら側へと戻す。

 部屋の鍵? そんなもの神力で如何様いかようにでもなるわ。

 ま、単に部屋の中から鍵に干渉して開けただけじゃからの、簡単な事じゃ。



 「現実からの反応があったから戻ってきたけど、いったい何の用よ? っていうか、どうやって部屋に入ったの? 鍵が掛かっていた筈でしょ」


 「あんな物は鍵のうちには入らんわ。それより言うておった通りの事をしにきたぞ」


 「えっ? 冗談でしょ。本気だったの?」


 「そなたも珠と同じで己の事を理解しておらんの。暴発する前に解放しておかねばならんに決まっておろうが。己の事すら把握できておらんとは無様な」


 「はっ? えっ? どういう事?」


 「情けないものじゃ。まあよい、妾に任せておけ」



 …

 ……

 ………


 まったく、愛されなかったと思い込むのは不憫ではあるが、それを鬱屈と溜めこんでおった事すら理解しておらんとは。

 少しは己の事を把握せんといかんぞ。

 それなりに解放は出来たであろうからマシにはなったであろうが、世話の焼ける奴め。


 さて、終わったのだからさっさと部屋に戻りて、まずは始末せねばならんものを殺すか。

 妾はその為に降りてきておるのだからの。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 2001年 1月29日 月曜日 AM7:17



 「現在、警察の鑑識班が慎重に調べておりますが、依然として何故就寝中に狂犬病に罹ったのかは不明です。繰り返しますが、野党第一党の党首である鳩谷遊奇男氏が自宅で亡くなっており、党は大混乱のようです。以上、鳩谷氏の自宅前からでした」


 「続きまして、別の中継先からです」


 「はい。私は今、野党第一党の幹事長である大澤一浪氏の自宅前に来ております。こちらも党首の鳩谷氏と同じく自宅での就寝中に狂犬病に罹っており、現在警察の鑑識が慎重に調べているようです。しかしながら昨日まで元気であった方が、何故夜の間に死亡にまで至ったかは不明です」


 「はい、中継でした。狂犬病に罹った方は最短でも2週間の潜伏期間があるのに対し、何故か就寝中に罹患から発病、そして死亡にまで至っている。これらの事をどのように考えるのか、司法解剖の結果が待たれます。続きまして……」



 テレビとやらで報道をするのは早いのう。

 昨夜の今日で死んだ事が伝わるようじゃ。

 ま、日の本に不必要な者など始末するに限る。


 しかし、あの邪悪な思想の者どもは根から断ち切らねばならんから、少々というか相当に情報が足りておらん。

 よってアレらは後回しじゃ。



 「………昨日の今日で早速やりましたか?」


 「当然じゃ。妾は昨夜に言うたであろうが、日の本を売り渡すゴミは始末するとな。そもそもそれが妾が降りる理由の一つなのだ、当然やるに決まっておる。何より悪人はこうでもせんと止まらんぞ? 人間がどれだけ醜いと思っておるのだ」


 「まあ、確かに言われればそうですね。悪人なんて自分に危害が及ばないとなれば何でもしますから」


 「その通りよ。だからこそ下らぬ事をすると、死ぬと教えてやらねばならん。不自然に死んでいけば自ずと気付こう。何故殺されたのかがな。分からなければ死ぬのみよ、神とは甘うないでな」


 「綺麗になるのなら仕方ありませんかね? そもそも腐った事をしているのが悪いんですし。おっと、こんな暢気のんきにしている場合じゃなかった。そろそろ用意をしなきゃな」


 「私も用意をしなきゃ」



 妾は適当に朝食のパンを食べながら見ておるが、警察とやらの鑑識では妾に辿り着くのは不可能じゃの。

 仮に妾の事を疑う者がおったとしても、証拠が無ければ逮捕は出来ぬでな。

 完全犯罪というヤツじゃから何の問題も無いの。


 適当にネットを徘徊して情報を集めておくか。


 この件でゴミが騒ぐじゃろうからの、それの見極めもせねばならん。

 意識だけを移動させれば簡単に調べられるが、日の本の外には移動できんからのう。

 鑑識ではないが、妾こそ慎重に調べねばならんな。


 …

 ……

 ………


 「おはよー………」


 「なんじゃ、今ごろ起きてきたのか。父御も母御も既に家を出ておるぞ。いつまで寝とるんじゃ、まったく」


 「昨日の誰かさんの所為で寝不足なんだけど?」


 「おのれは未通女おぼこらしく何もしておらなんだであろうが。全てしてやったのは妾だというのに、その物言いはおかしかろう」


 「いや、まあ、そうだけど……。本当に私の中で色んなものが鬱屈してたのは分かったわ。今日は何か色々と軽いし」


 「<山雷やまつち>に怯えておったのと、両親が珠ばかり構うからか。結果として己は愛されておらぬと思い込んだ。それが分かったか?」


 「まあね。誰かさんが私の夢を勝手に操作したから」


 「夢を操作したのは妾じゃが、過去の事を見ただけであろうし、その内容は妾の預かり知らぬ事よ。それを見てどう思うかも童女の勝手。しかしそれで軽くなったのなら、己が理解しておらなんだだけよ」


 「………うん、そうね。確かに両親からの愛はあったわ。私が目を曇らせていただけで」


 「その愛を失くす前に気付けて良かったではないか。このまま捻くれておったら失っておったところぞ」


 「まあ、その点ではありがとうと言っておくわ。その点ではね」


 「なんぞ含みのある言い方じゃのう」


 「それ「こちら現場です。御家族が悲痛な思いで取材に応えて下さいました!」………これ、なに?」


 「売国奴が死んで騒いどるだけじゃ」


 「………」



 急に黙ったが、それは妾が殺したという事でか?

 そんな事で戸惑うような女子おなごではあるまいに。



 「あっさりと殺ったのねえ。昨日言ってたけど、今日起きたら既に死んでるとは……。思っている以上に早くて驚くわ」


 「無駄に生かす価値も無い故にな。こやつらの所の者にも多くの売国奴が居るから、そやつらも次々に殺すぞ? まだ殺していないのは動かす為じゃ。日の本は妾の感知範囲じゃからの、悪巧みをしようが逃れる事は出来ぬよ」


 「まあ、神様が見てるんだもんね。お天道様じゃなくて、大地の底から見てるみたいだけど」



 どっちでも構うまいが、あの程度と一緒にするでない。

 妾は別天津神ぞ。


別作、「時空の旅人 ~イシスとヌン~」が220話を超えました。宜しければ、御一読ください。


https://ncode.syosetu.com/n1425lv/

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