0713・色々な試作
夕食の後はソファーの部屋からマイルームに戻りログアウト。
リアルへと戻って雑事と夕食の用意をする。
両親が帰ってきたら料理を始め、終わったら夕食を食べて後片付けなどを終わらせた。
少しゆっくりした後にお風呂に入り、寝るだけになったら部屋に戻ってログイン。
生産を始める。
明日はラスティアとキャスティがついてこないからアレだけど、今の装備で【耐暑(大)】が作れたら大丈夫な筈。
まあ、流石に無理だとは思うけどね。
それはともかく、色々と作製してみよう。
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<装飾品> 熱スライムのネックレス 品質:10 レア度:5 耐久240
ヒートスライムの肉体部分であるヒートゼリーを固めて作られたネックレス。鎖部分そのものがヒートゼリーを固めたものなので脆いが、代わりに温まるので肩こりや首こりに良く効く
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「………肩こりに効くネックレスって、プロのスポーツ選手がしているヤツかな? どっちにしても装備する意味が無いね。いや、キャスティには役立つのか? ……それもセクハラになるからスルーしよう」
僕は思考を切り替えて、新たに別の物を作る。
次の素材は<ルビーバード>にするかな。
こいつも一応は鶏肉を出してるんだけど、あんまり美味しくないらしいので、後でプレイヤーマーケットに売り出しておく。
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<装飾品> 赤鋼玉鳥の羽環 品質:10 レア度:5 耐久160
ルビーバードの羽を輪の状態にした腕輪。形は整えてあるので簡単に壊れたりはしないが、この装備に然したる意味は無い。精々見た目だけである。
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「矢羽根ぐらいにしか使えないのかな、この鳥の羽。だったらイルに譲るのが一番良い気がするな。後で矢も作ってみるとして、それよりも次は<赤足蟹>かな?」
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<装飾品> 赤足蟹の殻のイヤリング 品質:10 レア度:5 耐久210
赤足蟹の甲殻を固めてイヤリングにしたもの。素材としては良いのだが、わざわざ使う価値があるのかと言えば、謎である。
火属性耐性(小)
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「微妙……。わざわざコレを使う価値も無いな。そもそも【火属性耐性(中)】は仲間達全員が装備してるしね、コレが必要な状態じゃない」
「それは確かにそう。今の時点でこれだと劣化装備にしかならない」
作っている最中にイルが来たんだけど、夕食の時の話の所為か、やたらに腕を組んで胸を当ててくる。
嫌じゃないんだけど、当たる度にセクハラ警告が出てるので止めてほしい。
流石にやり過ぎると運営が出てくるので止めたけど、最近は運営に怒られないところを見極めてる気がする。
いや、むしろ運営が諦めたのかな? 警告しても無駄っぽいし。
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<装飾品> 赤美味豚の爪のイヤーカフ 品質:10 レア度:10 耐久110
赤美味豚の爪で作られたイヤーカフ。何故この素材で装飾品を作ったのか分からないが、実験なら良い線を突いている。今度はきちんとした物を作ろう
【解体効果アップ(極小)】
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「「!?」」
「【解体効果アップ】!! これ初めて見た。凄い!」
「成る程。特殊な装備の素材として使用出来るって事か。豚足に関しては肉とかより遥かに少ないんだよねー。でも、おそらくギリギリで作れる筈」
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<短剣> 赤美味豚の爪の解体ナイフ 品質:10 レア度:10 耐久790
赤美味豚の爪を大量に集めて刀身にした解体ナイフ。赤美味豚の爪の特殊な効果が発揮されており、不思議な事に獲物の質が向上する。これを求める解体師は非常に多いものの、現在は赤美味豚が厳格に保護されている為に幻の装備とまで言われている
攻撃力22 破壊力1 【解体効果アップ(中)】
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「これ【解体効果アップ】って出てるけど、おそらく【解体】スキルの効果がアップするって事なんだと思う。<解体師>の【解体】の効果だけが上がるって事じゃないと思うんだよね」
「つまり<解体師>じゃなくても恩恵が受けられる?」
「そう。ただし受けられる恩恵に差はありそうだけどね。やっぱり本職の方が効果は大きいと思うんだ。………これで良し、と。買うんでしょ?」
「もちろん。……チュッ! お金を取りに行ってくる」
そう言ってキスした後で離れていった。
僕はそれを見送ると、他に何か作れないかと思いつつ、ヒートスライムの抜け殻で青魔鉄を作製。
そしてそれを腕輪にしてみる。
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<装飾品> 青魔鉄の腕輪 品質:10 レア度:5 耐久420
青魔鉄で出来た腕輪。大した意味は無いものの、特殊効果を受ける為ならば有りと言える装備。使った素材によって効果が変わるので注意
耐寒(中)
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「やはりヒートスライムの抜け殻を使っても変わらないか。赤足蟹の甲殻も使ってるんだけどね、それでも【耐寒(大)】にはならないみたいだ。やはり根本的に魔鉄では中が限度なんだろう」
これ以上は新しく使えそうな素材も無いし、既存の物を作って終わりにしようかな。
そう思っているとイルが戻ってきたが、既に解体ナイフは買って剣帯に装備していた。
「持っておかないと効果が無いのが面倒だけど、解体の効果が上がるなら便利。さっきのイヤリングも着けておいた方が良いかもしれない。たとえ極小でも上がるだけマシ」
「それは確かに。それじゃさっきのもプレイヤーマーケットに出しておくよ。爪を集めなきゃいけないけど、豚足ってなかなか出ないんだよね。イルが自分で行った方がいいかも」
「私も明日からは46階に行く。だから【耐暑】装備が欲しいけど作れる?」
「まだ大丈夫だよ。素材は残ってるから作れるけど、何を作る? ラスティアやキャスティが言うには、防具だと【耐暑】や【耐寒】の効果は下がるらしい。防寒具とかはその限りじゃないみたいだけどね」
「んー……無難にアンクレット? 腕に着けていると弓を引く時に邪魔になる」
「確かにそうだろうね。ラスティアとキャスティの分も作っておくか。いや、どのみち【耐暑(中)】じゃ要らないかな?」
「私の方は二つずつ欲しい。【耐暑】と【耐寒】を一つずつ。ついでにアルゼルも連れて行く」
「大丈夫かな? 結構嫌がってたけど……」
「心配ない。<赤美味豚>が出てくると知ってから随分とやる気に満ちている。だから文句は言わない筈」
「食欲に根ざした行動なら大丈夫そうだね。今の内に作ってしまうよ」
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<装飾品> 赤魔鉄の足輪 品質:10 レア度:5 耐久420
赤魔鉄で出来たアンクレット。大した意味は無いものの、特殊効果を受ける為ならば有りと言える装備。使った素材によって効果が変わるので注意
耐暑(中)
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<装飾品> 青魔鉄の足輪 品質:10 レア度:5 耐久420
青魔鉄で出来たアンクレット。大した意味は無いものの、特殊効果を受ける為ならば有りと言える装備。使った素材によって効果が変わるので注意
耐寒(中)
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「アクセサリーだから100%の効果が発揮されてる筈だよ。そこまで重い物として作ってないから大丈夫だろうけど、重量が増える事に気をつけてほしい。こういうのは意外に感覚を変えてしまうからね」
「大丈夫。そこまでじゃないし、足なら強引に動かしても構わない。私はそこまで繊細な動きを必要としないから」
「まあ弓矢を使う場合は、そこまでかな? 短剣だと違うけど、それ以前に近付いて来たのはアルゼルが何とかするか」
「それで思い出した。魔鋼のメイスを作って欲しい」
「ああ、魔鋼ね。とりあえず作ってみるよ」
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<棍棒> 魔鋼のメイス 品質:10 レア度:5 耐久1000
魔鋼で作られたフランジが六枚ついたメイス。その重さを使った威力は十分であり、破壊力以上に高い耐久力こそが本質。属性金属ではない為、癖が無く非常に使いやすい
攻撃力30 破壊力6
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「魔鉄の棍棒の攻撃力が25だったから、やはり魔鋼の方が強い。それにこれ……」
「うん、思っていたよりも優秀だね?」
魔鉄の延長って考えてたけど、ちょっと考えを改めた方がいいかも。
七大罪の悪魔。
主に【憤怒】について111話、539話、677話を訂正しました。
最新話である718話において、元々決めていた性別を変更した為です。
尚、未だ登場していないキャラなので、大きな変更ではありません。




