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BACKUP≠UNDEAD  作者: しすは


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5/8

行き先は…

 車を避けながら、道路を走った。車の運転はなぜか出来た。ワイルドなスピードを見たからだろうか。

 車の中は静かだ。


「囮以外に助かる方法はなかったのかな…」


 琴音さんたちは俺達のために残った。それをみんな考えていた。


 そんなことを話している時、


「ここから先、車が多すぎて進めない。」


 高速道路は事故が起きていて、進めなかった。歩いていくしかない。


「歩いていくしかない。会長、包丁持てるか?」


「無、無理だ…」


 嘘だろ…、戦えない?

 俺たちは、車の間を進んでいった。車の中に、人は…いなかった。人は…


「車の中にゾンビが…」


 中尾がそう呟いた。


 その時だった。少女が背中をポンッポンッと叩いてきた。俺はビックと体を身構え、攻撃しようとしたが、あの少女だとわかり安心した。

 少女の指の方を見ると、パトカーがあった。警察は銃がある。そんな期待をしていたが、あったのはライト、警棒、手帳、そして、無線。銃はないが無線があった。

 無線の電源を入れた

『この無線が聞こえている人がいたら、国会議事堂に行け避難所がある。』

 そう、繰り返していた。避難所があるという安心感と同時に、やつらが来た。どうやら音に引き寄せられたようだ。


「みんな、下がれ!」


 ゾンビは四匹。俺の武器は包丁。やばいな一人のゾンビが走ってくる。攻撃を避けて、足をかけた。そのまま頭を潰した。奴らは脳みそが潰れると動けない。

 そして二体目は包丁を頭に投げ。脳みそをつぶした。

 ラスト二体、同時に襲ってきた。車のドアを開けて一人を転ばせ、もう一人に包丁を刺した。……はずだった避けられた。

「や、やば。」

俺は左手の腕を噛まれた。いや噛ませた。下には教科書を挟んといたんだ。噛ませた頭に包丁を突きつけた。最後のゾンビの頭はちゃんとつぶした。

「終わったかな?」

 油断したのもつかの間。俺の足がゾンビに噛まれた。という『バックアップ』を思い出した。俺は後ろに下がり車の下に、包丁を投げた。やはり車の中にゾンビがいた。そして今証明された。俺がここまで戦えるのは『バックアップ』があるからだということ。

 倒れたゾンビを見たら一人警官のゾンビがいたので服を見たら、銃を持っていた。

「銃だ。」

 残弾は3発、六発はいる仕組みか。弾は…他にない。


「みんな終わったから、出て来ていいぞ。」


 そういったのが間違いだった。少女の後ろにゾンビ。俺はとっさに銃を撃った。初めて撃ったのにちゃんとゾンビにヒットした。


「大丈夫か?」


 少女はコクッと首を縦に振った。弾は残り2発。


「君はなぜそんなに動ける?」


「そういうこともある。」


 確かに、会長が気になるのも仕方がない。


「康誠、この先どうする?」


 そう中尾が聞いてきた。


「――行く場所は…国会議事堂だ」

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