用語・国家・組織・地名・人物事典(第1章)
本編での登場順につらつらと書きました。
基本的に本作の主要言語となるアグル語綴りも書きますが、考えてないものは書きません。カタカナは銀髪系方言の発音準拠という設定。
できる限り本編内で説明した情報を載せてますが裏設定もちょくちょく書いてたり。
☆用語
●[人種]
ヒトの種類。意思疎通が可能で、似た外見をしただけの別の動物。
●oriegjalu[原種]
何の特徴も持たないとされていた人種。平野で農耕を始めてから飛躍的に人口が伸び、この世界における最大勢力となった。魔法使いが誕生してからは、もはや他の人種の追随を許さない圧倒的影響力を持っている。
●tse bearbarica oriegjalu etsnie ow tse easte[東の野蛮な原種の民族]
その名の通り。妖精種を大森林から追いやった民族。魔法を体系的に行使するようになった原種で初めての民族とされている。
●angl[妖精種]
通う血が透けて見える昆虫のような透明な羽が背中から生えている人種。空中を自在に飛び回ることができる。原種に比べて見た目の老化こそ遅いが、寿命はさほど変わらない。東の野蛮な原種の民族に大森林を追い出され、バルバリア島に住んでいたロマーラ人を追い出した。仕方ないね。
●mororh[魔法使い]
魔法を行使する人、できる人。ほとんどが原種だが例外もいる。
●mor[魔法]
人知を超えた現象。または、それを行使する技術。詳しくは第12話を参照のこと。正直この魔法の設定を練るのが1番苦労したかもしれない。これ以上苦労したくなかったから詠唱とかそういうのはやめた。
●arra[縄張り/領域]
支配している町や村の集合を表す言葉。妖精種には土地意識というものが薄かったため、ロマーラ人が持ち込んだ領土という概念と混同しがち。
●[混沌の時代]
大森林からバルバリア島に移動した妖精種諸部族が生存をかけて争った血みどろのサバイバル期間。土地勘なし、食糧なし、外敵多数という状況では、いかに競争相手を減らすかが自らの生存に直結した。7大国の成立で終わりを迎えた。
●tsegn[豪族]
妖精種国家を治める当主の家族。当初は7家あった(過去形)。
●eagdorh[当主]
ドレイツたちに認められた妖精種国家を治める者。イコール豪族の長。当初は7人いた(過去形)。
●univertita[学院]
ロマーラ帝国生まれ、アトゥス教育ちの教育機関。現在ではほとんどの教員が天使種、つまり聖職者。本文ではほぼ100%ムー島校のことを指すが、大陸にも他に複数校存在している。ロマーラ単語を略して借用している。因みにロマーラ語では[unifbertita makgisrorium ete sckhoglorium]とクソ長い。3年間の基礎課程、3年間の専攻課程を経て、卒業課題をクリアすれば晴れて卒業できる。
●dominiusu[貴族]
ロマーラ帝国の特権階級を指す固有名詞が借用され、それが貴族という意味の単語になった。
●Atuthra[アトゥス教]
天使種と共に聖典が降臨し、原種の間で病のように広がっていった。割とロマーラ帝国滅亡の原因。アリスはあんまよく分かってない。
●[主教/司教]
アトゥス教の偉い人。100%天使種。同じ単語だし同じ意味だけど日本語では敢えて使い分ける。何故。
●draidzura[ドレイツ教]
妖精種の伝統的な信仰。精霊の囁きを感じ取れる司祭をドレイツと呼び、その者たちが精霊の教えを広めている。アリスはドレイツ教信徒だがあんまよく分かってない。
●romealaoh[ロマーラ人/ロマーラ語]
ロマーラ「の」という属格から派生した。文脈によって彼ら自身のことを指したり、言語を指したりする。国が爆散した結果、彼らのアイデンティティは今や失われつつある文化と言語だけ。
●romeala[ロマーラ]
これだけ書くとロマーラ文化や都市そのものといったニュアンスになる。
●caelangu[天使種]
「天に使える者」という意味のロマーラ語の造語から来ている。平均知能が高いらしい。ちょっとした未来が見えるらしい。10未満の子供のような姿で不老不死。妖精種と同じく空を飛べる。羽の質は鳥のようで、そこは妖精種と異なる。あと発光する天使のリングを持っている。堕天すると発光しなくなる。聖典と共に降臨し、全員がアトゥス教の神に殉ずる運命にある。
●[聖典]
アトゥス教の教えが書かれた書物。天使種にしか読めない文字で書かれている。故に、天使種による読み聞かせが必要。
●[歴史学]
学院で専攻できる学問の1つ。そこそこ人気がある。現実世界に比べると積み重ねてきた歴史はまだまだ浅いが、それでも学問として成立するくらいのボリュームはある。
●[書物]
まだまともな紙が無いのでほぼ全てが皮紙か木版。
●[色々な季節の花]
わざわざ異世界語にするのも面倒臭いのでそのまま。アリスの趣味。
●[乗馬]
飛んで移動できる妖精種は基本的に馬に乗らない。ただ、長距離移動をするなら使用魔力量の問題で馬に乗った方が早い。
●[金髪]
ロマーラ帝国貴族の象徴、らしい。
●rerd[赤髪系]
妖精種の民族。好戦的で派手好き、というのがアリスの印象。方言は北にいるという理由だけで東北をイメージしてるけど作者が詳しくないので標準語で書きます。
●ghean[緑髪系]
妖精種の民族。他の民族に比べて人口が少ない。商人が多い。方言は商売上手という理由だけで関西をイメージしてるけど作者が詳しくないので標準語で書きます。
●sugxwn[銀髪系]
妖精種の民族。色々あってアリス/ウェスーク国が統一した。方言は特に理由なく標準語をイメージしてるけど作者が詳しくないので標準語で書きます。ん?
●[赤髪の春戦争]
ミシア国とエス・リーア国が、ウェスーク国とエスーク国に同時に攻め入った侵略戦争。サスーク国が裏切ったことで挟み撃ちにあい、ウェスーク、エスーク両国は滅亡した。
●[同志]
アリスのバルバリア魔法戦線、その構成員の呼称。因みに、この名前にした特別な理由はない。単にかっこいいからである。
●[4将]
アリスのバルバリア魔法戦線、その構成員は得意魔法で4つの隊に振り分けられた。その4つの隊をそれぞれ指揮する者のこと。ジョンの独断と偏見で選ばれた。因みに、この名前にした特別な理由はない。単にかっこいいからである。
●[長耳種]
ロマーラ帝国の長城より北に棲まう人種。名前の通り耳が長い。
●[6人会議]
アリスのバルバリア魔法戦線にて、祈りの日に毎週行われていた定例会議。緊急招集されることもある。メンバーはアリスとジョンと4将、つまり6人。
●[建築学]
学院で専攻できる学問の1つ。数学や歴史学などの必要知識を複合的に学べる上、芸術としての側面も強い。つまり、これを専攻するのは尖った人が多い。
●[祈りの日]
7日に1回、アトゥス教の教えに基づき教会や礼拝所で祈りを捧げる日。この翌日から週が変わる。
●[禁忌]
アトゥス教やドレイツ教、その他宗教に存在する禁止事項。もちろん、それぞれの宗教や派閥によって指定されているものは違う。例としては自死、占星術、異種間性交などが挙げられる。また、嫉妬のように禁忌とまではいかないが恥ずべきとされる概念もある。
●[地国/地獄]
死んだ後に魂が向かうとされる場所の1つ。誤字ではないとだけ。
●[妖魔種]
希少人種。今のところルーナしか登場していないし、それを知っているのは本人とアリス、ナルメアのみ。生殖の必要がない天使種同様、生殖器を持たないらしい。詳しくは第9話を参照のこと。
●[魔法模擬戦大会]
第10話にて開催された祭。魔法使いのイメージアップを目的に、現地の妖精種を観客として招いた。後々、多方面に大きな影響を与えたイベント。
●[教会騎士]
アトゥス教の教えを忠実に守り、己を鍛えるためだけに剣を振るう教会の守護者。世界中で教会が弾圧されていた時代には、数多くの戦闘に参加していた。しかし、ロマーラ帝国で教会が受容されると存在意義を失い、次第に儀礼的かつ象徴的なものになっていった。バルバリア魔法戦線の同志の中にも、カリンを筆頭に教会騎士の身分を持っている者が数人いる。
●[光の柱事件]
色々あってルーナが暴走した事件。これをきっかけに、バルバリア魔法戦線では組織改革が行われた。詳しくは第13話からのエピソードを参照のこと。
●angloh[アグル語]
妖精種が話す言語。部族によって様々な方言が存在するが、意思疎通できない程ではない。というご都合主義設定。
●terratoriumu[領土]
ロマーラ人をはじめとする農耕民族が主に使用する概念。妖精種には元々その概念が無かったため、領域と混同されがち。もちろんロマーラ語からの借用語。現在進行形で広がり始めている。
●[数学]
学院で専攻できる学問の1つ。この世界でも地味だと思われている。でも、大事だよね。
●[農学・魔法肥料]
農学は学院で専攻できる学問の1つ。過度な人口流入で食糧不足に陥ったムー島にて、時の農学者が生み出した奇跡の産物が魔法肥料。それから農学は飛躍的に進歩した。そういった背景があり、ムー島校では1番の人気を誇る。
●[神学]
学院で専攻できる学問の1つ。アトゥス教の教えについて様々な角度から研究する学問。なお原種は天使種に問答で敵わないため、大方は支持した学派の天使種から顎で使われることになる。
●[旅団]
光の柱事件以降に行われたバルバリア魔法戦線の改革で、新たに誕生した組織。詳しくは第17話のエピソードを参照のこと。旅する団という響きが気に入った、それだけの理由でこの名称にした。現実世界における本来の意味の旅団とは全く性質が異なる。
●[ウェスーク復国戦争]
第1章の肝。広義ではワルハム上陸や光の柱事件も含むが、基本的にはサスーク国軍との会戦から復国記念演説までの一連の流れを指す。ぜひとも第18話からのエピソードを読んでいただきたい。
●[終焉魔法]
アリスに突如として発現した魔法を、ナリーはそう呼んだ。神から直接目をつけられる可能性があるとてもヤバいやつ。
●Atuth[域]
アトゥス教の根幹を成す概念。アリス同様、作者もよく分かってない。教えてナリー!
●[国境]
国の領土の境目。この世界ではまだあまり浸透していない概念。ロマーラ帝国の長城なんかが代表的。ウェスーク国が妖精種国家で初めて国境を正式に画定した。
●[金]
物々交換が主流の今のバルバリア島では、必要になればロマーラ帝国時代の貨幣が使われる。ゲント国を通じて大陸の貨幣も少しずつだが流入している。経済とか金融ってややこしいよね……。要は考えるのが面倒臭いのだ。
●[傭兵]
情勢が混乱し、世界中で戦闘が頻発するようになったことで傭兵の需要は高まっている。アリスは既に自前の魔法使い戦力を運用している上、そもそも傭兵を信頼していないので雇う気はない。
●[法学]
学院で専攻できる学問の1つ。超地味。洗練された法体系を持っていたロマーラ帝国は既に滅んだ。ゆえにこれを専攻する者はかなり少ない。卒業課題の難易度は甘々。
●[伯]
大陸の新しい貴族制度で使われ始めた爵位。君主に与えられる最低位。
●ovcorh ow riec[国務卿]
アリスが作り出したウェスーク国の新たな官僚制度において、各組織の頂点に置かれた職を指す。席次は上から順に、大法官、侍従長、大蔵卿、外務卿、州地方長官、将軍、遣ゲント傭兵団団長、国境警備隊隊長と続く。
●[国璽]
当主が文書を承認した際に押される印章。7大国が成立した際にドレイツ長老会議から送られたもの。つまり、バルバリア島に7顆存在している。ウェスーク国では大法官に管理が委譲されている。
●[半魚種]
海賊を生業とする人種。両足をヒレに変化させることができるぞ!
●barbaoh[バルボ族/バルボ語]
ロマーラ人が渡ってくる前からバルバリア島で暮らしていた原種の先住民。もしくは彼らが使用する言語。今では山岳地帯でひっそりと暮らしている。
●[ビール]
世界中で広く飲まれている麦酒。もちろんバルバリア島でも。
●[ワイン]
世界中で広く飲まれている葡萄酒。バルバリア島では入手困難な超高級品。
●[ミード]
世界中で広く飲まれている蜂蜜酒。子供の飲み物とされることも多い。
●[復国記念演説]
復国記念式典でアリスが行った演説。これにてウェスーク復国戦争の終結と見做されることが多い。
●draidzu[ドレイツ]
ドレイツ教の司祭。精霊から助言を貰えるとかなんとか。アリスが思うに、こいつらは皆どことなく胡散臭い。
●[ドレイツ長老]
都市や町に置かれるドレイツたちの纏め役。長老会議に出席できる権利を有する。アリスが思うに、こいつらは皆どことなく偉そう。
●[精霊]
ドレイツ教における神秘的存在。アリスはその存在をあまり信じていないが、それらの教えとされるものを一応は守っている。
●[サイダー]
世界中で広く飲まれている林檎酒。爽やかで飲みやすい。
●[国務卿会議]
ウェスーク国において、アリスのバルバリア魔法戦線における6人会議と同じ役割を果たす。
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☆国家・組織
●romealaoh enstui[ロマーラ帝国]
共和制を敷くたった1つの都市から始まり、最盛期には大陸の平野という平野全てを支配した大帝国。国民の主な人種は原種。最終的に様々な災厄を被って爆散した。
●shevtriec[7大国]
混沌の時代を経て、バルバリア島南部に成立した7つの妖精種部族集団。ロマーラ文化に影響を受け、それらは国/国家[riec]と呼ばれるようになった。赤髪系がノーズィリア国、ミシア国、エス・リーア国の3国。緑髪系がゲント国のみ。そして、銀髪系がエスーク国、サスーク国、ウェスーク国の3国。
●westsugx[ウェスーク国]
7大国の1つで銀髪系。アリスの父、リオポルドが建てた国。意味はズバリ西の銀。赤髪の春戦争にてミシア国とサスーク国に侵略され、1回滅んでいる。魔法使いの手勢を連れてバルバリア島に帰ってきたアリスにより復国された。
●dawniume provinica[ダウニウム属州]
バルバリア島南部にあったロマーラ帝国の属州。ロマーラ語では[Dawnium profbincia]。妖精種の流入で崩壊し、そこに住んでいたロマーラ人たちは周辺地域に散っていった。
●[バルバリア魔法戦線/アリスのバルバリア魔法戦線]
アリスが発案し、ジョンが手を回して結成された魔法使い学生による武装組織。構成員の呼称は「同志」。卒業直後、学院の食料を大量に盗んでバルバリア島に逃亡していった。サスーク国軍との戦い前にアリスが放った号令から、さり気なく組織名が変わっている。ウェスーク国の復国と共に解散。したはずが、留年した同志が学院で組織を生かし続けていた。
●nogzyrerdr[ノーズィリア国]
7大国の1つで赤髪系。7大国最北にして最大の国。アリス視点、北のよく分からん国。
●meaciu[ミシア国]
7大国の1つで赤髪系。首都はタモース。赤髪の春戦争にてサスーク国と共にウェスーク国を滅ぼした国。つまり、アリスの仇敵。ウェスーク復国戦争で軍1つを溶かされ、せっかくの獲得領域を全て失った。
●easte rerdr[エス・リーア国]
7大国の1つで赤髪系。赤髪の春戦争ではミシア国、サスーク国と共に侵略を行った側。現ウェスーク国の仮想敵国。
●gheant[ゲント国]
7大国の1つで緑髪系。対岸に最も近い半島を陣取っており、そこを拠点に交易でウハウハしている。サスーク国の借金を返済してあげた。
●eastsugx[エスーク国]
7大国の1つで銀髪系。赤髪の春戦争にてエス・リーア国とサスーク国に侵略されて滅びた。今なおウェスーク国とエス・リーア国によって分断されたままである。
●soutssugx[サスーク国/サスーク属領]
7大国の1つで銀髪系。赤髪の春戦争にて他の銀髪系2国を裏切ったゴミ。つまり、アリスの仇敵。手に入れた占領域から重税を巻き上げて贅沢三昧というクズ豪族が君臨していた。アリスの手勢に軍をボコボコにされた挙句、借金のカタに国自体を失った。ああ哀れ。
●[カルロ隊]
アリスのバルバリア魔法戦線、4つの隊の内の1つ。得意な魔法エレメントは風。別名、蛮族。主に力仕事を担当していた。
●[ジェファー隊]
アリスのバルバリア魔法戦線、4つの隊の内の1つ。得意な魔法エレメントは地。別名、変人の集い。主に拠点建設を担当していた。
●[カリン隊]
アリスのバルバリア魔法戦線、4つの隊の内の1つ。得意な魔法エレメントは火。別名、騎士団。主に拠点の警備や雑務を担当していた。
●[ルーナ隊]
アリスのバルバリア魔法戦線、4つの隊の内の1つ。得意な魔法エレメントは水。別名、ファンクラブ。主に拠点周囲の警戒監視を担当していた。
●[サスーク国軍の懲罰部隊]
光の柱事件の際にルーナの暴走で消失した。死体1つ残らず消失してしまった。詳しくは第13話からのエピソードを参照のこと。
●[北方警戒旅団]
ミシア国軍の警戒監視を行っていた旅団。旅団長はゾーイ。
●[農地改革旅団]
麦の収穫量向上を目指して各地を巡った旅団。旅団長はオリヴァー。
●[ロマーラ普遍教会]
アトゥス教の1派閥。教義とか情勢とかで色々と天使種が揉めてすったもんだすってんころりんの大騒ぎだったらしい。
●[魔竜様に仕えるドレイツ長老会議]
妖精種が信仰するドレイツ教における最高権威。7大国の成立時に7人の初代当主を承認し、任命したのはこいつら。アリスが思うに、こいつらとはあまり関わりたくない。
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☆地名
●[故郷の村]
アリスが生まれ幼児期を過ごした村。場所はおろか、名前すらアリスは知らない。
●[大陸/対岸]
つまり大陸。本文ではバルバリア島との対比に出されることが多い。
●[大森林]
大陸中央から東にかけて広がる広大な森林地帯。妖精種の古巣。
●[東の端にあるとても高い山脈]
東へと広がる大森林を塞き止めるように連なる山脈。その向こうから東の野蛮な原種の民族がやってきた。
●[海峡]
つまり海峡。大体は大陸とバルバリア島の間にある海域を指す。1番狭いところでは妖精種がギリギリ飛んで渡れるくらいの距離。
●barbalia eglond[バルバリア島]
大陸中央から見て北西にあるかなり大きな島。バルバリア諸島における主島。歴史的に色々な人種、民族が入り乱れている。現時点での最大勢力は赤髪系妖精種。
●westsugxiakhastor / scirhbogne[ウェスーク国の城/シアボーン]
ウェスーク国の元首都。ミシア国に占領されると住んでいた銀髪系住民は皆殺しにされ、都市は荒廃した。今ではミシア国軍兵士の家族が少し移り住んだ程度。アリスのバルバリア魔法戦線によって解放され、その後に改名されている。
●dawniume[ダウニウム]
ダウニウム属州の州都だった都市。だが、今ではただの廃墟。ジョンの故郷。
●maug eglond[ムー島]
バルバリア島の西に浮かぶ小島。元はユートレー大主教の私領。ダウニウム属州に住んでいたロマーラ人の主な逃避先の1つ。現在、バルバリア諸島で唯一の学院所在地。
●warham[ワルハム]
アリスのバルバリア魔法戦線が最初に上陸した町。
●[長城]
バルバリア島北部に棲まう長耳種からダウニウム属州を防衛するため、ロマーラ帝国によって建設された。西海岸から東海岸まで伸びる長大な城。
●[バルバリア島西部の山岳地帯]
原種の原住民族バルボ族が支配する領域。蛮地。ミシア国の西にある。国家といった類のものは今までに興ったことがない。
●wintsekhastor[ウィンタカスター]
銀髪系3国の間で発展した商業都市。サスーク国に占領されてからは同国の物流拠点として地位を保った。アリスによってウェスーク国が復国を果たすと、この都市はその首都となり、新市街が新たに開発されるに至った。
●kernowloh paonintsulah[クルノール半島]
原種の原住民族バルボ族が支配する領域。蛮地。ウェスーク国の西にある。カルロとジョン率いるウェスーク国軍によって征伐される。
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☆人物
●[アリス/アリー]
第1章の主人公。ウェスーク国初代当主の娘。専攻は法学。地の文がこの子なので、どんな人物かは本文を読めば何となく分かると思う。お洒落をすればかなりの美少女。チビなのを少し気にしている。実は花好き。天使種に妙に好かれる。
●[お父様/血の通わない羽を持つ男/リオポルド]
アリスの父。アリスがお父様としか呼ばないから名前が出るのはちょっと後。ウェスーク国初代当主。赤髪の春戦争中に戦死する。
●[お母様]
アリスの母。大森林で魔法使いに殺害された。それ以外の情報はあんまり出ていない。
●[無名の使用人兼家庭教師/イヴリン/イーヴ]
実は第1話にいる。色々あって今は堕天ロリ。アリスにロマーラ語や基礎教養を教えた。つまり学院入学の遠因。さり気ないセクハラをよくアリスにしている。たまに大胆なセクハラをして半殺しにされている。そんな彼女だが、実はカルロとタイマンして勝利してしまう程のナイフ戦闘の達人。作者が1番好きなキャラ。
●[ナルメア/ナリー]
アリスのストーカーをしていたロリ。違う、歴史学入門の担当教師。アリスとは色々あって友達になり、アリー/ナリーと呼び合う関係に。色々とアリスを唆している。あと、忘れた頃に夢にやって来る。天使種の例に漏れず底が知れない。
●[ジョン]
策略を得意とする原種のパツキンイケメン。魔法は使えるが得意ではない。専攻は歴史学。ロマーラ帝国貴族の末裔。学院時代にアリスと知り合い、結構すぐに意気投合した。アリスのバルバリア魔法戦線では参謀だった。ウェスーク国の大法官に任命される。普段はクールを気取っているが、ひと度アリスが絡むと情熱的になる男。作者にもこいつの本性はよく分からない。
●[カルロ]
アリスのバルバリア魔法戦線4将の1人で、蛮族ことカルロ隊の隊長。得意な魔法エレメントは風。専攻は法学。ウェスーク国軍の将軍に任命される。彼について詳しくは第21話を参照のこと。アリス以上に直情的だが、決して考えなしというわけではない。まあ頭が良いわけでもない。近接戦闘のセンスだけはピカイチ。そのはずだったが、イヴリンにタイマンで負けた。
●[ジェファー]
アリスのバルバリア魔法戦線4将の1人で、変人の集いことジェファー隊の隊長。得意な魔法エレメントは地。専攻は建築学。ウェスーク国の外務卿に任命される。彼について詳しくは第20話を参照のこと。いつも飄々としていて、最初はアリスに知的な好青年と思われていた。今では胡散臭く思われている。作図オタク。作者的には凄く便利な存在。
●[カリン]
アリスのバルバリア魔法戦線4将の1人で、騎士団ことカリン隊の隊長。得意な魔法エレメントは火。専攻は神学。組織の解散直前に脱退している。彼女について詳しくは第22話を参照のこと。学院に首席で入学したことで天狗になった彼女だが、伸びた鼻を天才に根元から抉り取られた。普段は冷静かつ優秀、面倒見も良いと、誰がどう見ても善人である。しかし、根っこがジェラシーの塊なのでそこを突かれると弱い。
●[ルーナ]
アリスのバルバリア魔法戦線4将の1人で、ファンクラブことルーナ隊の隊長。専攻は哲学。得意な魔法エレメントは水。ウェスーク国遣ゲント傭兵団の団長に任命される。彼女について詳しくは第9話を参照のこと。舌足らず-希少種-殺意高め-大火力砲-ツルツル-ロリという属性のオンパレード。彼女が人から好かれやすいのは、果たして人種特性によるものだけなのだろうか。
●[ブレット]
ワルハムの町長。おそらく作中で1番老け顔の妖精。
●[サスーク国の徴税官/アントニー&フィリップ]
門をくぐっただけでカリンに首を刎ね飛ばされた可哀想な者たち。彼らとてただの役人なのである。正直、懲罰部隊隊長が名無しなのだから、こいつらも名前を出す必要はなかったなとか思ったり。
●[フィル]
ルーナ隊に所属していた実直な青年。光の柱事件にて自害している。悲劇のために用意されたネームドモブ。
●[サスーク国軍懲罰部隊隊長]
フィルを嬲り、ルーナを過度に煽ったことで悲惨な末路を迎えた。性格はサスーク国豪族寄りのクズ。悲劇のために用意されたネームドモブ2。いや名前出てないけど。
●[ゾーイ]
元はルーナ隊に所属していた普通の隊員だったが、北方警戒旅団の旅団長を任された。専攻は数学。ウェスーク国の国境警備隊隊長に任命される。ジョンと同じ参謀タイプの人間。当初モブのつもりだったのが、こんなに出世するとは思っていなかった。
●[アラーナ/倉庫番]
元はカリン隊に所属していた隊員。だが、普通ではない能力を持っているため他のカリン隊員とは違った扱いを受けていた。専攻は数学。ウェスーク国の大蔵卿に任命される。彼女について詳しくは第16話を参照のこと。ジェファーへの恋が実る日は果たして来るのだろうか。
●[ユートレー大主教]
ムー島を所有している人物。いや誰だよ。
●[オリヴァー]
元ジェファー隊のナンバー2で、農地改革旅団の旅団長を任された。ウェスーク州の地方長官に任命される。専攻は農学。第1章では殆ど出番がないのでお前誰だよ状態。
●[オーファ]
ウェスーク復国戦争時にミシア国軍を率いていた指揮官。アリスにとっては父の仇であり、直接対峙することになった敵。片手剣を用いた空中戦の達人。詳しくは第24話を参照のこと。
●[神]
アトゥス教が信じる唯一神。域とも深い関係があるのだとか。うん、よく分かんないね! 果たして人物に入れていいのか迷う存在。
●[サイラス]
ミシア国で当主補佐をしているおじさん。アリスは心の中で中年やらおじさんやら好き勝手言っているが、妖精種は原種と比べて老けるのが遅いため、ボロクソに言われるほど原種目線老けていない。華奢だが少しずつ体重が増えているのが最近の悩み。酒止めたら良いんじゃないかな。
●[クラリス]
ゲント国当主の妻。すらりとした長身、それでいて美人。ワインが好き。
●[エゼルド]
エス・リーア国当主の第4子。エスーク占領域の領主。アリスに生意気な口を利くクソガキ。よりにもよって、チビという最も言ってはいけない言葉を浴びせた。
●[ジェフリー]
ウィンタカスターのドレイツ長老。ジジイ。アリスを国の当主として承認しない立場を取っている。




