第四章 一時間目①
俺達が教室へ戻った頃にはもう五分が経っていた。
「何か武器になる物を持って行った方がいいだろうな」
俺はどうせ持っていくならアイツらのような武器がよかったが、こんな学校にそんな武器が置いている訳がない。家庭科室になら包丁があるだろうが今行ったらアイツらの誰かに見つかる危険性がある。
「箒かなにか持っていくか…」
そんなことで俺達は片手に箒を持つことになった。
「ギヤヤヤヤヤヤヤャャャャャ……」
「ウワワワワワワワワヮヮヮヮヮ……」
運動場からいくつもの悲鳴が聞こえてきた。
「始まったか…」
浩二が小さい声で呟いた。
「俺達も…行くか…」
俺達は最初に運動場へと向かおうと、二階から一階への階段へさしかかった時、頭の上から可愛らしい声が聞こえてきた。
「みーつけたー♪」
「!?」
俺達が上を見上げたら、朝礼の時に内村の肩を打ち抜いた少女が俺達に拳銃を向けていた。この少女のコードネームは…b。
bが俺達の足元に拳銃の弾を当てた。硬いコンクリートの床が少し砕けた。
「逃げろ!!]
俺達は急いで階段をすべり降りて一階へ行った。
「逃がさないですよー♪」
bは階段の柵を飛び越え、階段の中央部分に着地した。
「それじゃ…」
bが冷たい銃口を俺達に向けたので、俺はとっさに武器(?)である箒をb小1に投げつけた。
「アッ!!」
箒はbの顔面に当たり、バランスを崩したbは階段から派手に転がり落ちてしまった。
「大丈夫かな…この子…」
今日子が階段の下で伸びているbを見て心配そうに言った。
「知るもんか、こんなヤツ」
さすがに犯罪者に同情は出来ないので、俺はわざと冷たくそう言った。
「行こう」
俺達はbを残して、俺達は違う場所へと向かった。
「どこにいくの?」
今日子が俺に尋ねた。
「さあね」
とにかく、どこでもいいから目立たない所に行きたい。例えば…学校の倉庫だとか…
「いたぞ!」
後ろで声がしたので、俺達は飛び上がった。俺達は後ろを見ると、大型のハサミを持った少年と、相当殺気立っているbがいた。
「逃げろ!!」
「逃がさない!!」
俺達は無我夢中で学校の廊下を走りまくった。




