表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラディウスソリッシュ ~古代神の聖剣~  作者: 夏八木 瀬莉乃
十四章 休息と謎の検証
1173/1175

33 見えない同行者

 

「例の予言者に言われたんだよ。私の使命を果たす相手は、青い剣を持つ、同じ青い髪をした青年だと。そして、その剣の名はラディウス ソリッシュと言うとね」


「アグリモニー星で会った予言者のばあさんも、剣の名を知ってたな。大方、指揮官に助言した予言者も、ロイのお師匠さんの仲間なのかもしれないな」


「ああ、きっとそうだろう」マーティに頷くロイが「指揮官。どうか、剣の名は他言無用でお願いいたします」


「もちろんだ。予言者にも同じことを言われてる。剣の持ち主とその仲間以外に口外してはならないと」

「そうですか」


「それで、シュールというのは?」


「……そうですね。この剣について、その予言者からほかに何か聞いてますか?」

「いや。青い剣で、ラディウス ソリッシュという名前だけだよ」

「そうですか」


『剣に()りついてる幽霊だよぉって言ったら?』

「プッ」と噴きだすルベル。


「いいのか?」ロイが聞くと「エッ? なんのことかな?」指揮官が聞き返す。

「アッ、いえ、独り言です」


『やっぱり、私の声は聞こえないんだね』

「幽霊の声じゃなあ」ルベルがバーネットを見ると「聞こえないでしょうね」と頷く。


「シュールとは、この剣の別名と思ってください」ロイが説明すると「別名ですか?」

「そうです」


 アキレア指揮官はロイを見ると「どうやら、私の知りえない何かがありそうだね。わかった、そういうことにしておこう」


「すみません」


「では、私は一旦戻って、映像視聴許可の申請手続きをするよ。許可が出たら連絡する」

「ありがとうございます。連絡をお待ちしてます」


「指揮官。いつ頃になりそうですか?」待ちきれないバーネットが聞くと「そんなに時間はかからないだろう。一両日中には連絡できると思う」


「指揮官。ありがとう、ございます」笑顔のアニス。

『どんな鳥かな?』ワクワクのシュール。


『写真、欲しいです』無茶を言う「時の宮殿」のルー。

『ルー。写真はダメだと言われただろう?』やんわりと注意する「水の宮殿」のクララ。


『では、それまでは居るとするか』滞在を決める「冥府の宮殿」のコモン。


「指揮官。申し訳ございませんが、先にお帰りいただけるでしょうか」イノンドが立ち上がる指揮官に声を掛ける。「彼らと少し話があるので」


 指揮官はイノンドを見ると「そうか。わかった」


 ロイが隣のコントロール室にいるエルに連絡して、指揮官を出口まで案内するよう言うと、迎えに来たエルと一緒に、アキレア指揮官が会議室から出ていく。


 指揮官を見送って席に着くと「それで、俺たちにどんな話があるんだ?」マーティがイノンドに声を掛ける。「これからの進路のことか?」


「いえ。実は、彼と話がしたいんです」と言って、向かいに座っているコモンを見る。


『俺か?』

「はい。少しいいですか?」


『……わかった』立ち上がると、出入り口のドア横へ歩いていく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ