31-4 ゲリラ部隊予備軍の意味 対策
『予言者とは、指揮官に助言してきた、故郷にいる予言者のことか?』「冥府の宮殿」のコモンが聞き返すと「そうだ。クイ・アド・ルーチェムと呼ばれる予言者だ」
するとコモンは左側に座っているルーとクララを見て、向き直ると、『そうだな。そう思ってもらって構わない』
「……そうか」納得したように軽く頷く。
『我々のことに関して、その予言者はなんと言ってたんだ?』コモンが質問する。『自分と同じだとでも言ってたのか?』
「いや、そうは言ってなかった」否定する指揮官。「予言者はこう言ってたよ。君が理解することができない世界から来た者だと」
『……そうか』
「どこから来たのか、教えてはもらえないのだろう?」
『予言者は俺たちに聞けと言ったのか?』
「いや。言わなかったよ」
『では、予言者と同じことしか言えないな』
「私が理解することができない世界から来たと」
『そうだ。それ以上、知る必要がないということだ』
「……わかった」
『だが、一言礼を言わせてもらおう。「尋ね人」たちを助けてくれてありがとう』
「私は、自分の使命を全うしただけだ」
『とても重大な使命でしたよ。私たちも命拾いしました。ありがとうございます』声を掛けて頭を軽く下げるクララ。
『本当に、ありがとうございました』クララの隣に座っているルーもお礼を言うと『キィ』隣に座っている「守護の女神」のコストディレが声を出すので「おや、話せるのか?」指揮官がコストディレを見ると『「ありがとう」と言ってます』ルーが通訳する。
「ああ、そうだった。言語が違うんだったね」
「指揮官。あとは自分たちで解決していくことだと思うので。ありがとうございました」ロイが声を掛けると「指揮官に助言してきた予言者に会ってみたいな」とマーティが言うので「僕も会ってみたいと思ってたんだ。セントジョーンズウォート星に行く前に寄るか?」ロイが聞くと「行きたい!」同意するバーネット。
「白夜鳥、見る!」
『絶対行く!』
『写真、撮れますか?』
『ルーまで言うとは思わなかったな』驚いた顔を向けるコモン。
再び女性軍が矢継ぎ早に質問するので「寄ってもらえるのであれば、歓迎するが」どうする? というように指揮官がロイに視線を送ると「ルベルの姉さんから、どんなメッセージが来るかによるだろうね」と、湧き立っている女性軍に説明する。
「そっか。仕方ないわね。メッセージが来たら聞いてみて」
「残念だけど、こちらからメッセージを送ることができないんだ」
「でも、お姉さん、こちらのこと、見てる、思う」
『そうだよ! 予言の鏡かなんか持ってるんだよ!』
『コモン様。連絡を取る方法、ありますか?』ルーが真剣に聞くので、困った顔をする。
「ルベル。姉さんと連絡取れないのか?」マーティが聞くと「母ちゃんとは取れると思うけど、姉ちゃんは無理だろうな」
「では、お袋に連絡して、姉さんに伝えてもらえばいいだろう?」
「無理だよ。姉ちゃんは瞑想室にこもってると思うから、会うことも話すこともできねえと思うよ」
「ということだから、メッセージが来るのを待つしかないね」結論を出すロイ。




