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四季彩インベーダー24 ――四季彩星の24人の小さな宇宙戦士たち――  作者: さざ波和音


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第四章 創世の番人アカシアの秘密

 一行は、創世海の中央に浮かぶ巨大な神殿へと向かった。


 そこには、古代の文字と、見たこともない紋章が刻まれていた。


 神殿の奥には、ひとつの大きな扉がある。


 扉には、二十七個の光を受け止めるための紋章が並んでいた。


 しかし、そのうち一つだけが、まだ空白だった。


「これは、何の紋章なの?」


 ニジが尋ねた。


 アカシアは、しばらく沈黙した。


「実は……私には、皆さんに伝えていなかった秘密があります」


 仲間たちは、アカシアを見つめた。


「私は時の始祖と呼ばれています。しかし、時間そのものを生み出した存在ではありません」


「では、アカシアは何者なの?」


 ルミナが尋ねる。


「私は、創世海から生まれた最初の時の守り手です。宇宙に時間が流れ始めたとき、その流れを見守る役目を与えられました」


 アカシアは、扉の空白を見つめた。


「そして、この二十七番目の紋章は、私にも理解できないものでした」


「どうして?」


「この紋章は、命が生まれる前から存在する、まだ形を持たない可能性を表しているからです」


 そのとき、神殿の床が震え始めた。


 扉の奥から、無数の記憶があふれ出す。


 アカシアは目を閉じた。


「私は長い間、時間を守ることだけが自分の使命だと思っていました。でも、時間を守るだけでは、新しい命は生まれません。未来を信じる心が必要なのです」


 ニジは、空白の紋章に手を伸ばした。


 すると、紋章の周囲に二十六の光が浮かび上がった。


 春の桜色。


 夏の蒼海色。


 秋の紅葉色。


 冬の銀雪色。


 そしてニジの虹色、ルミナの透明な光。


 二十六の光は、ゆっくりと空白の紋章を包み込んだ。


 その奥で、誰かが目を覚まそうとしていた。


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