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四季彩インベーダー24 ――四季彩星の24人の小さな宇宙戦士たち――  作者: さざ波和音


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第三章 幻色王ヴェイル

 幻色銀河を支配していたのは、幻色王ヴェイルだった。


 ヴェイルは、かつて美しい色彩を愛する王だった。


 しかし、色の違いが争いを生み、大切な仲間を失った過去があった。


 その悲しみから、彼は考えた。


「違いがあるから争いが起こる。ならば、すべての色を消してしまえばいい」


 こうして幻色銀河から色が消えていった。


 ヴェイルは守護戦士たちに告げた。


「色など必要ない。違いなどなければ、誰も傷つかずに済むのだ!」


 ニジは静かに答えた。


「でも、違うからこそ、ぼくたちは出会えたんだよ」


 春の桜色も、夏の海色も、秋の紅葉色も、冬の雪色も。


 どれか一つだけでは、四季の美しさは生まれない。


 ルミナも小さな声で言った。


「わたしは、みんなと違っていたから、名前をもらえたの」


 ヴェイルの心が、わずかに揺れた。


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