第3章 秋の過去 失われた約束の収穫祭
紅葉隊がたどり着いたのは、メモリアの古い収穫祭でした。
そこでは、誰もが笑顔で暮らしていました。
しかし、祭りの広場には、誰も近づかない小さな石碑がありました。
そこには、ある約束が刻まれていました。
「いつか必ず、みんなでこの星の未来を守る」
銀杏色は、その文字を見て驚きました。
これは、昔の自分たちが交わした約束だったのです。
ところが、その約束をした仲間の一人が、突然姿を消していました。
山吹色は、過去の自分が光を出せずに悩んでいた日を見つめます。
柿色は、怒りを抑えられず、仲間を傷つけてしまった過去を思い出します。
紅葉色は、力を使いこなせず、仲間の大切な道具を壊してしまった日の記憶に出会います。
紅色は、怖くて逃げ出した過去の自分を見つけました。
葡萄色は、仲間の名前を忘れかけた悲しい記憶と向き合います。
6人は、過去を変えようとはしませんでした。
ただ、昔の自分が抱えていた気持ちを理解し、そっと寄り添いました。
そのとき、石碑の前に小さな光が現れました。
そこから、一人の少年が姿を現します。
「僕は、みんなとの約束を守れなかった……」
彼は、昔の収穫祭で仲間を守ろうとして、時間の裂け目に閉じ込められていたのです。
その正体は、未来のメモリアを救うために生まれた「記憶の番人」でした。
葡萄色は彼の手を握りました。
「約束は、守れなかったから終わりじゃない。これから守っていけばいいんだよ」
銀杏色は、彼の記憶を呼び戻しました。
山吹色が光を放ち、柿色が体を温めます。
紅葉色が時間の鎖を切り、紅色が少年を抱きしめました。
「紅葉時空奥義・黄金約束樹!!」
石碑が黄金色に輝き、失われた約束が未来へとつながりました。
少年は笑顔になりました。
「ありがとう。やっと、みんなに会えた」
秋の森に、収穫祭の鐘が響きました。




